「自分でビジネスをする」って、「自転車に乗る」っていうことと同じだと思うのです

「ビジネス」を、「乗り物」に喩えると、
すごくクリアなイメージが湧いてきます。

自転車、
バイク、
バス、
電車、
船、
飛行機、

様々なビジネスは、様々な乗り物と共通点が多い。


例えば、自分でビジネスをやるということは、
自転車のような、自分で動かす乗り物に乗るということ。

自転車のペダルは、漕ぎ始めが1番カタい。
平地でもカタいのに、登り坂で漕ぎ出そうとしたら、
そりゃもうカタくて嫌になるのは当たり前。

ビジネスとか活動とかも、それと同じところあるよね、
という話です。

だから、大切なのは、最初はカタいことを覚悟すること。
そして、漕ぎやすいポジションを取ることが、
すごく大切なわけです。




会社員や勤め人をするっていうのは、言うなれば、
「電車」や「バス」に「乗客」として乗って運ばれていくっていうこと。

こういう乗り物は、1度乗ったら、行き先は変えられない。
だから、乗る時に気を付けなくちゃいけない。
自分の行きたい場所に向かってくれるのかどうかを。

でもその代わり、1度乗ったら、自分は動かなくても、
後は勝手に運んでいってくれる。
それが、そういう乗り物の、大きな利点。



独立するとか、自分でビジネスを始めるっていうのは、
「自分で動かす乗り物に乗る」っていうこと。

車みたいに、パワフルなエンジンを積んでて、
アクセルを踏めば進んでくれるような、
そういう乗り物を持っているなら、
それに越したことはないんだけれども・・・・

大体の人が、基本的には、自転車からスタートする。
自分で思いっきりチカラをこめてペダルを踏まないと、
進んでいかないやつね。



自転車と、電車やバスを比べてみたら、すぐ分かる。

電車やバスは、早いよねぇ。どんどん進んでいくよねぇ。

あーいうのを見て、
「自転車じゃ追い付けない!」
ってガッカリしたって、仕方ない話。

ずっと電車やバスに揺られながら「通勤」していた人が、
今度は自分で自転車に乗ろうとしたら、
足腰のチカラ要るし、全然進んでいかないし、
今までならものの10分くらい揺られていれば到着した場所に、
30分以上かかってしまうかもしれない。



起業するとかフリーランスやるとかって、
要するにそういうことだと思うんだ。

時間もかかるし、自分のパワーを使う。
そういう難点がいっぱいある。



けれども、「自転車」だって、
それはそれで利点も、勿論いっぱいある。

まず、小回りがきくよね。
電車は基本的に直線にしか進めないし、
バスだって図体がでかいから狭い道までは入っていけない。

それに、そもそもどちらも、ルートから外れることはできない。
電車は線路の上しか走れないし、
バスも道路から外れることは、基本的には無理だ。


けれども、それに対して、自転車なら、
自分の自由にハンドルを切れるし、
そこそこ狭い路地裏にも入っていける。
望む限り、どこでも好きな場所にいける。

これは、すごく嬉しいことじゃないかなぁ。

自分でビジネスをやることの喜びって、こういうことだと思うんだ。




ビジネスにおいて、
やれ「売上げ」だの
「利益」だの
「稼ぎ」だの
って考え出すのは、それはこの喩えで言うところの・・・・

「移動距離」とか「到達時間」とかの話になってきているということ。

そりゃね、限られた時間で遠くまで行きたいなら、
電車やバスに乗った方が断然いいでしょ。
それは当たり前じゃないですか。


それと同じことで・・・・

ちゃんと安定してそこそこのお金を、
しかもなるべく早く稼ぎたいなら、
自分でビジネスをやるんじゃなくて、
会社に雇われた方が断然いい。

だって、会社って、1度就職したら、
初月からちゃんとお給料くれるじゃないですか。
自分でビジネスやってたら、
最初から十分なお金を得られることなんて、
そうそう滅多にないっていうか有り得ないですもの笑



だから、「ペダルを漕ぐことを楽しめない」人たちは、
そのうち、頑張って漕いでる自分の横を、
電車やバスがゆうゆう追い抜かしていくのを見て、
絶望的な気持ちになっちゃうのね。

それで、
「自分はビジネスできない、ダメだ」
ってなってしまう。



自分でビジネスを始めて、
それで「結果的に」成功している人っていうのは・・・・

自転車に乗るのが楽しくて楽しくて、
あっちゃこっちゃに乗り回しまくっていたら、
「いつのまにか」遠くまで来ちゃってた、
っていう人たちばかりなんじゃないかなぁ。

しかも、もしかしたら、
線路も道路も繋がっていないところ、
電車やバスでは絶対に辿り着けないような場所まで、
「いつのまにか」行けちゃったりして。

そういう人っていうのが、「独立して成功している人」なんだよね。



でも、99%間違いなく、その人たちにも、
「なかなか進まない時期」っていうのは、あったはずなんだ。

漕ぎ始めのペダルのカタさに苦労した時期があるはずなんだ。

しかも、よくよく考えてみてくださいよ。

自転車って、漕ぎ続けてないといつか止まっちゃうし、
交差点とかでしょっちゅう止まってしまうもの。
 
スタートしたらゴールまでノンストップで行けるわけじゃなくて、
もう数えきれないほどの「漕ぎ始めのカタさ」を、
成功者はみんな、経験してきているわけです。



それでも、その「カタいペダル」でも、
楽しく漕いでいける人っていうのは、
そのうち、自分の足腰も鍛えられてくるから、
「漕ぎ始めのカタさ」が、
最初の頃と比べると苦痛でも何でもなくなってくる。

そうなってきてしまえば、
1度止まって方向転換をしようとした時にも、
すぐに漕ぎ始めることができる。

こういう地力がついた人は、
新しい事業をどんどん始めても、
それでどんどん成功していけちゃう。

知らない道であっても、
自転車で冒険することを楽しめる人だからね。




あと、さらに・・・・

人によっては、自分の乗ってる自転車にエンジンを積んで、
バイクにグレードアップできちゃう人もいるわけで。

要は、ビジネスモデルやコンテンツが、
「それ単体で結構馬力があるもの」にできちゃうと、
自転車よりもっとパワフルに突き進んでいけるから、
そういう感じで、売上げも跳ね上がる。

ただ、まぁ、バイクは自転車よりももっと、
ちゃんと乗りこなすのが難しいわけですよ。

だって、実際、免許も必要なわけでしょ笑

だから、
「最初から自転車じゃなくバイク乗ってたらいいのか」
っていうとそうではないんだよね。

バイクを手に入れられない、
バイクに乗る技術が無い人が、
バイクでスタートしようと思っても、
やっぱり結局最初の時点で挫折するんだよね。




ちなみに、いわゆるアフィリエイトとかFXとかって、
僕は、こういうものだと思ってるよ。

あーいうのはきっと、バイクみたいなもので、
ちゃんと乗りこなせれば、電車やバスより小回りがきき、
自分が頑張ってペダルを漕がなくてもエンジンで進んでいく、
めちゃパワフルで素晴らしいビジネスなんだろうなって。

でも、あーいうのの「楽して稼げる」的な話に、
ホイホイと乗っかって挫折する人っていうのは、
その馬力のあるビジネスを使いこなせない・・・・

つまり、
「運転技術や免許がないのにバイクに乗ろうとしている人」
みたいなもんで。

そりゃ、うまくいくわけないよ、と。

ただ、それはバイクのせいじゃなく自分のせいでしょ。




自転車を自由自在に乗りこなせるようになってから、
そのマシン自体をグレードアップしたら、
そりゃ加速するのは当然。

同じように、自分でしっかりビジネスやる地力がついた人間が、
ビジネスモデルやコンテンツを見直してグレードアップさせたら、
さらに売上げが跳ね上がるのは当然。

そういう人はそうやって、
自転車→バイク→車→船→飛行機
みたいに、どんどんグレードアップさせていくんだよ。

飛行機なんていうのは、いわゆる億単位を稼ぐ成功者ですよ笑


つまり、「ビジネスで(億単位の)成功したい」っていうのは、
言い換えれば、

「いつか飛行機に乗れるようになりたい」

って夢見ながら、
まずは自転車を漕ぎ始めることなんじゃないかなぁ。







なんか、想像が膨らんでどんどん話が長くなってきちゃったけど笑

でも、ビジネスをこういう交通手段に置き換えると、
すごく色々イメージ湧きやすいでしょ。


遠くまでいきたい(大きな額を稼ぎたい)、
早く辿り着きたい(短期間で成果を出したい)、

そういう願いがあったら、どうする?
どの交通機関を選ぶ?

ただ、それだけの発想。


逆に、今自分が乗っている交通機関と、
本当に自分が行きたかった場所を照らし合わせたら、
どうしたらいいかも分かるでしょ。

何も、ひとつにこだわる必要はない。
「乗り継ぎ」「乗り換え」っていうのがあるんだから。

「あそこまでは電車でいって、
そこからバスに乗り、
この停留所で降りてそこから自転車!」

みたいに、賢く使い分けたらいいんだ。

そのために、転職だとかキャリアアップだとか、
起業だとか副業だとかいう様々な手段があるんだから。




ひとつひとつの交通手段それぞれに、
利点と難点があるように。

稼ぎ方、生き方にも、利点と難点はある。

少なくとも、起業やフリーランスで自分が稼いでいくということは、
「乗客」としてではなく、自分で運転する乗り物を使うということ。

車に乗れないなら、自転車で。
自転車にも乗れない人は、徒歩で進まなければならない。

当然、色んな乗り物に乗れる方が、遠くまで早くいけるように、
ビジネスも成功しやすくなる。当たり前。



自転車のペダルの漕ぎ始めが1番カタくてしんどいように、
自分でビジネスを始める時って、それは当たり前にしんどいんだ。

それでも、純粋に漕ぐことを楽しめたら、
その自転車でそのうちどこにでも行けるようになる。

自転車を改造してもいい。
やっぱ自転車をやめてタクシーに乗ったっていい。

好きな交通機関を使って良いように、
いくらでもやり方はあるんだ。




ビジネスがうまくいかなくて悩んでいる人・・・・

今の自分の状態って、
どんな乗り物に乗って、
どこを目指していて、
今どの辺りにいるのか、
ちょっとそっちの喩えで表してみたらいいよ。

もしかしたら、今の状況を打破する、
良いアイデアが浮かんでくるかもしれないよ。




ちなみに僕はといえば・・・・

ビジネス始めた最初から電動機付きの自転車に乗ってたんだけど、
運転がヘタクソで(リアルな話も含めて笑)、
最初はとにかくよろよろ運転だったのね。

エンジンなんかかけようもんなら、
逆にバランス崩して転んじゃう、みたいな笑

でも、それがようやく、ちゃんと漕げるようになってきた。
要所要所で、エンジンを掛けられるようにもなってきた。

そんな状態です。



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