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勇敢な桜の戦士達


9/8、ついにラグビーW杯のフランス大会が始まった。初戦のチリ戦は前半かなり接戦でヒヤヒヤさせられたが、結果的には大差の勝利となってホッとした。

私はそこまで球技に関心がない。昨年のサッカーW杯や、今年日本中が沸いたであろうWBCですら1試合も通して観なかった。スラムダンクは好きだがバスケのW杯も観なかった。強いて言うなら、観るのは世界卓球とバレーボールくらいか。


ラグビーとの出会いは2019年、前回のラグビーW杯の日本大会からだ。妻の父が、現役時代は社会人のラグビーチームの選手だったこともあり、高齢になった今でも熱心なラグビーファンであることは以前から話には聞いていたため、話のネタを仕入れるか程度に考えて地上波放送を見始めた。

今まで観た球技の中で1番面白い。
たった1試合、日本vsロシア戦を観ただけで私はそう確信してしまった。

ラグビーは防具を使用せず、身体ひとつで敵陣に向かって前進する。ボールを持ったら、ゴールを目指して走る。自分目がけてゴリゴリマッチョの敵が何人も突っ込んでくる。それでも前に走り続ける。相手にタックルされて痛くても、すぐに起き上がってプレーに参加する。時代錯誤な言い方かもしれないが、実に男らしく、かっこいい。サッカーのファールをもらうための痛いンゴ芝居を見ると、尚更だ。

そして、ニュージーランド代表の「オールブラックス」、南アフリカ代表の「スプリングボクス」、イングランド代表の「レッドローズ」といったように、各国の代表チームには愛称がある。

日本代表は「ブレイブ・ブロッサムズ」。直訳すると「勇敢な桜たち」だが、メディアでは「桜の戦士」と呼ばれることが多い。これもカッコいいじゃないか。

「サムライブルー」、「龍神ニッポン」のようなオシャレな雰囲気はなく、土と芝にまみれてぶつかり合う、無骨なラグビーというスポーツを象徴する愛称だと感じる。

ここまで知ったふうに書いているが、私はまだまだにわかファンの域を出ていない。それでも、私の中の4年に1度のこのラグビー熱は本物であると信じたい。

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