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「がん保険」のお話

前回は、がんの治療に掛かったお金の話をしました 。

治療費は国の健康保険制度を利用すれば、高額医療費の自己負担限度額で大体済みます。ただ、がんの治療中は休職を余儀なくされる場合も多々あると思います。僕も5月から休職していて収入が半分以下になり生活費の心配をしなければなりませんでした。

その時に助かったのが、民間の保険会社の「がん保険」です。保険屋の回し者ではないので、具体的な保険会社については伏せますが生活費の不安が軽減し治療に専念できるので助かっています。

僕は30代前半に結婚を機に生命保険に加入しました。その時に「医療保険」も一緒に契約しました。ただ、まだ若いので大きな病気に罹るとは思っていなかったこともありましたし、これから子供が生まれて家族が増えてきたら、養育費や学費、家のローンなどの出費もかさむでしょうから、安い保険料しか払えませんでした。

せいぜい「三大疾病特約」を付けるくらいで、月額1万円弱の健康保険を契約しました。それでも、実際に「がん」になるまでは、「高いなぁ」と思っていました。

保険の内容ですが、

①「がん(悪性新生物)」と診断されたら50万円(1回のみ)
②「がん」で入院、日額15,000円
③「がん」で通院、日額10,000円
④高度先進医療:自己負担額全額

概要は、以上のようなものです。

前回の記事で書いたように治療費よりもホテル経費の方が高額になりましたので、入院1日15,000円は助かりました。ほぼ、保険で賄う事ができました。

もう少し保険料を払えれば、診断時の一時金も100万円に出来たのですが、それは当時の経済状況から無理でしたので仕方ありません。

また、僕は30代前半からの加入でしたが、もっと若い時、例えば20代前半で加入していれば保険料は更に安くなります。20代であれば、診断時の一時金300万円のプランも検討できるのではないでしょうか?

この記事を若い人が読んでいるか分かりませんが、3人に1人は「がん」になる時代です。将来に備えて、「がん保険」のことも頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。

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