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「抗がん剤」治療 始まりました

抗がん剤治療のために5月16日(土)に入院しました。下で書きますが、CVを設置したりするため、土曜日に入院しました。治療自体は18日(月)から22日(金)まで続けられます(※良い写真がなかったので上のタイトル写真は飲み薬ですが、僕が使った抗がん剤は静脈から点滴される注射剤です)。

抗がん剤は劇薬のため細い静脈から点滴すると血管炎症を起こし血栓が出来るリスクがあります。リスク回避のためには太い静脈で心臓に近い所が良いので中心静脈カテーテルCVと言います)を設置します。

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美しくない写真で申し訳ありません。このように右の首からカテーテルを中心静脈の所まで13㎝入れています。心臓に近い所なので抗がん剤は大量の血液で薄められて全身に送られます。

CVは局所麻酔を掛けてエコーで血管を見ながら設置されます、感染防止のため頭からシートを被って術野を作って設置されるので小手術のようですが、病室のベットで行われました。麻酔が切れても痛みは特にありませんでした。CVは退院するまで2週間以上も設置しっぱなしになります。

抗がん剤治療のスケジュールは、以下のようなものです。

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初日のみ3剤を点滴します。2日目から5-FUを24時間掛けて入れ続けます。初日の具体的なスケジュールは以下の通りです(全て点滴です)。

11:00 マグネゾール20ml KCL20ml 生理食塩水(生食)を1000ml
13:00 生食50ml
13:30 デキサート8mg グラニセトロン3㎎ プロイメンド150mg
    生食100ml
14:00 生食50ml
    ドセタキセル 80mg/4ml+20㎎/1ml
15:00 シスプラチン 50㎎+10㎎
16:30 5-FU 1000mg+250mg 生食500ml
17:30 20%マンニットール 300ml

抗がん剤以外のデキサートグラニセトロンプロイメンド吐き気止めです。初日は3種類出ていますが、二日目からはデキサートを一日一回、投与されました。これらの薬のお陰で吐き気は治療中殆どありませんでした。

抗がん剤の注入速度を正確に管理するため、このような点滴用ポンプ(輸液ポンプ)を使います。

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輸液ラインの途中のチェンバーと呼ばれる太くなったところ(輸液がポタポタ落ちるところ)にセンサーが付けられています。これが結構シビアなのです。

点滴で水分を多量に入れているため一日に10回以上もトイレに行くのですが、その度に機械が付いてるスタンドをゴロゴロさせて行きます。その時にチェンバーが揺れると「ピーコン ピーコン」と大きな警告音が鳴り響きます。

夜間に鳴り響くと同室の方に迷惑です。また、わざわざナースを呼んで音を止めてもらうのも申し訳なく思います。ナースは優しいので「気にしなくて良いので遠慮なく読んで下さい」と言ってくれますが、「お仕事」で言ってるのは分かるので、出来ることなら自分で止めたいと思いました。

で、ナースの操作方法を観察して移動の際には、点滴速度に影響なくセンサーをOFFに出来る事が分かりました。それで、移動の際の警告音は回避できました。

24時間ずっとチューブが付いている生活が始まりました。


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