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肺がんでご利用の方の声 ~術後の肋間神経痛のような痛みのリハビリを求めて~

本日のインタビュアーは、
日焼けがじりじり始まった「ポポ」です!
※スタッフ「ポポ」の紹介記事はこちら

今回お話をお伺いしたKさんは、肺がんを胸腔鏡により摘出し、現在仕事復帰しておられますが、術後から肋間神経痛のような症状に悩まされルネサンス運動支援センターに来館されました。

少し緊張気味のKさん

ルネサンス運動支援センターで運動を始めたと思ったきっかけを教えてください。

Kさん:
一昨年の10月に肺がんの手術をして肋間神経痛が改善せず運動をすれば少しはましになるかと思い、こちらでお世話になることになりました。

ポポ:
その痛みが出た原因は何ですか?
去年来られた時はだいぶ痛いとおっしゃっていたんですけど…

Kさん:
肺がんの手術で左胸からダビンチ(胸腔鏡)という機械を入れて手術をした際に、機械を入れる傷が肋骨の脇のあたりにでき、それが肋間神経痛になりやすい原因になりました。
だいぶ時間が経っているので忘れている部分もあるんですが、常にチクチク・ズキズキしているような状態だったのが半年くらい続いていました。
軽い人はすぐに治まると聞いていたんですが、私の場合はたまたたま長かったような感じですね。
退院後も肋間神経痛がなかなか解消しないということで、しばらく様子を見ていたが、気候も良くなってきたので身体も動かしてみようかなと思い、こちらも門を叩いた次第です。

ルネサンス運動支援センターを見つけた経緯を教えてください。

Kさん:
手術が大阪国際がんセンターだったが、入院中、リハビリ室でリハビリを行いながら過ごしていたが、退院後リハビリはどこで行ったら思っていたところ、ルネサンス運動支援センターを紹介していただきました。

慣れてくると少し笑顔も見えました(笑)

運動を始めてからの変化はどういったものがありましたでしょうか?

Kさん:
最初のころは変わらなかったが、3~4か月経つうちに肋間神経痛は忘れて、身体を動かすということで胸のあたりや脇のあたりも動かしてますので、よりしっかりしてきたという感じじゃないかなと思うのと、元々肩こりがひどかったが、身体を動かすことによってだいぶ楽になったという感じです。

ポポ:
寒くなったら(症状が)どうなるのかということでしたけど、一冬超えました。
冬の寒さは若干影響がありましたか?

Kさん:
時々気候の変わり目はチクチクしたり、またちょっと残ったりしてますけどね。
手術後半年経ってもまだ痛いというところに不安を感じてましたからね。当初は動かすのがよくないのかなと思って、おっかなびっくりこちらでも手を動かしたりしていたんですが、今は気にせずに普通に動かしますからね。

ポポ:
(ルネサンス運動支援センターに)来る前と来られた後でだいぶ改善は…

Kさん:
そうですね。チクチク来るやろとかそんな心配はすることはなくなりましたね。ありがたいことでね。

元々運動はされていましたか?

Kさん:
運動は苦手で、たまにラジオ体操みたいなのをする程度だったんですけど、がんで入院したのをきっかけに毎朝ラジオ体操をするようになったのがあって、またこちらにお邪魔するようになって嘗てないくらい運動してるんじゃないかなと思います。

ポポ:
スポーツは全くしていなかった?

Kさん:
スポーツ的な運動は全くしていないですね。若い頃に山登りが好きだったので良く行っていたんですけど、もう仕事するようになってからは行ってなくて、本当に何もしてない状態でしたね。

運動が苦手と言いながら胸を広げる腕立て伏せもできるようになりました!

そんな運動経験がないKさん。
ご入会されたのが2022年6月末で今まで運動はお好きでなかったとのことなですが、長期間運動を続けられている理由を教えてください。

Kさん:
がんということで不安もありますので、こちらにお邪魔して同じような方と一緒に運動することで解消にもなりますし、運動するきっかけがせっかくありましたので、このまま続けていけば何かいいことがあるかなと思っています。

ポポ:
ペース的には週に1回の運動なんですが、ペース的にはしんどいと感じているのか、何も苦にならずに続けられているのか…

Kさん:
週に1回がちょうど良いペースで、たまに1週間飛んでお休みしたりすることもあるんですが、その時は波に乗れないというか、しんどい時もありますんで、1週間ペースがちょうどいいような感じじゃないかなと思いますね。

棒を使った体側のストレッチ

運動もされて、お身体の改善もされていく中での今後の目標はありますか?

Kさん:
身体の調子を維持するというのが1番なんですが、さっき少しお話させていただきましたが、簡単なハイキングくらいはできるように、左の肺を1/4くらいカットしてますから肺活量も少なくなっていますので、身体をちょっと鍛えて山登りなんかも行ってみたいな思います。

インタビューを終えて…

今回は術後の肋間神経痛のような症状の改善をされ、職場復帰も果たされている方のインタビューをさせて頂きました。
冬の寒さで前かがみの姿勢になりやすく、胸郭の姿勢が崩れ、痛みを繰り返すようなことが多かったようで、それを改善する運動を取り入れつつ、『次の冬を症状がなく乗り越えたい』と話しながら取り組んできた結果、当初お困りだった症状をを気にせずに日常生活が過ごせるところまで改善されました。
ルネサンス運動支援センターで運動を開始されて1年を超えましたが、今も山登りもしてみたいという目標も新たに持って頑張られています。
そんなKさんをこれからも応援していきたいと思います!

上半身だけでなくバランスを取りながらのスクワットも頑張っています!

※運動に取り組まれていた時期などは取材当時の情報となります。
 悪しからず、ご了承ください。

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