「個々のメンバーがやりたいことと事業の方向性をアラインさせる」VPoEが語る、カナリーの開発組織への想い
※元々の公開日:2023/4/24
こんにちは!カナリー 経営企画室 HR&Culture統括 / 採用責任者の眞砂です。
カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。
日々の暮らしには、不便・非効率がありながらも、過去の延長で「当たり前」と受け入れてしまっていることが溢れていますが、我々は、デジタルの力でこの「当たり前」をアップデートし、もっといい未来をつくっていくことを目指しています。
今回は、カナリーの開発本部長 / VPoEを務めている高山綾太さんへのインタビューを実施しました!
0. 簡単な自己紹介
高山綾太と申します。1992年生まれ、東京都にありながらも山と川に囲まれたあきる野市というところの出身です。
カナリーでは開発本部長 / VPoEとして働いています。
1. 幼少期~学生時代について
小学生の頃は、当時すごく流行っていた遊戯王やポケモンが好きなよくいる小学生の男子という感じでした。小学3年生〜6年生までやっていた野球は今でもすごく好きです。
性格で言うと、口数は少なくて大人しい物静かな感じ?だったかなと思います。昔は家族からも「あんたはなんでそんなに無口なの?」と心配されたこともありました(笑)
子供の頃から、新しいことを「学ぶ」とか「知る」ということが好きでした。例えば、中学生の頃は漢字を学ぶことに興味を持っていました。難しい漢字を読めたり書けたりするのがすごく面白かったんですよね。そんな感じで、新しいこととか知りたいこととかがあると、「これは何だろう?」「どういうロジックなんだろう?」と興味を持って取り組むことが好きでした。
大学は経済学部の経営学科に進みました。学生時代に印象に残っていたのはゼミ活動で、自分の考えだけではなく周りのメンバーの考えも同時に知ることができ、学びの幅がすごく広がって楽しかったです。
また、ゼミのメンバーとは一緒に平日に旅行に行ったり、ポケモンのゲームのレベル上げや順位上げをして楽しんだりしていました。これは大学生の特権の「時間」のおかげだったかなと思います。
この頃もそうなのですが、やっぱり僕はハマったものに対してどこまでやれるのかと取り組んでみることが好きなのは変わっていなかったですね!これは今もそうだと思います。
例えば、ゲームであれば、本当にめちゃくちゃ注力をしたらどのくらい上手くなれるのか?とか、どんな成果を得られるのか?というところに興味があるんですよね。
2. 前職までやっていたこと
大学卒業後は新卒で金融業界(保険会社)に進んだのですが、「これは自分のやりたいことではない」と気付き、4ヶ月で退職しました。就活をしていた際に本当に自分が何をやりたいのか、将来どうなりたいのかをきちんと考えられていなかったなと今振り返ると思います。
その後はインターネット系の企業に転職し、自社プロダクトの導入をクライアントに提案をするような仕事をしていました。
当時はプロダクトを作っているエンジニアたちと近い距離で働いていたのですが、そこにすごいエンジニアの人がいたんです。当時の僕は細かいレベル感までは正直わからなかったのですが、開発もやるしサービスに対しての提案もしたり、エンジニアではないメンバーにもわかりやすく説明をしてくれたりと、幅広く価値を創出している人だったんです。
そんな彼の姿を間近で目にして、「自分もエンジニアになりたい」と思うようになり、前職の株式会社じげんにエンジニアとして転職しました。そこで1年半ほどエンジニアとしての経験をした後、2019年の5月にカナリーに入社をしました。
3. カナリーを選んだ理由と、選んでみた結果はどうだったか
CEOの佐々木とは実は大学の同期で、大学の共通の知人を通して佐々木や当時創業したばかりだったカナリーのことを知りました。
事業の話や今後のビジョンなどを聞いて、まずは副業からスタートをすることにしました。
そこから1年ほど副業として佐々木やカナリーの他のメンバーと一緒に仕事をしていく中で、どんな会社なのか・どんな人達が働いているのかがわかってきたということと、スタートアップで働く以上は「この事業をうまく伸ばしていきたい」「共に戦っていけるような人がいる場所が良い」と考えるようになっていきました。
一緒に働くメンバーは皆優秀で、「なんかいけそう」と直感的に感じたこともあり、正社員としてのジョインを決意しました。
もちろん、スタートアップでの仕事は大変だろうという懸念はあったのですが、それまでの環境では得られなかった新しい経験値を得ることができるかもしれない、と興味が湧いたのもカナリーへの正社員としてのジョインを決めた理由の一つでした。ここは少年時代からの自分の特性や考え方に通ずる部分があるかなと思います。
実際に正社員として入社した後も、さらに優秀なメンバーが集まってくれたこともあり、会社は順調に成長しました。その中で、「新しい経験」もできました。具体的には、自分の開発や取り組みがダイレクトに事業に影響を与えているという実感を持てるようになりました。それぐらいインパクトの大きいことをやれいるんだな、と。
結果論かもしれないですが、ここまで僕がやってこられているのは、当時の「なんかいけそう」という直感を信じたからかな、とも思います。
4.今の仕事について
やっていることは特定の何かひとつというわけではなくて、開発組織をより良くするために色んなことをやっている感じです。すごくざっくりですね(笑)
開発以外の業務についてもう少し分解してお話すると、メンバーの目標設定や評価、エンジニア採用の観点では媒体の運用や採用イベントへの参加、カジュアル面談や面接も担当しています。さらにそれに関連して、業務委託や副業で参画してくださっている方へのアトラクト(自社の魅力付け)も日々行っています。
あとは、タレントマネジメントの文脈で既存メンバーの業務量のウォッチや、悩みを抱えている(もしくは抱えていそうな)メンバーのケア、各メンバーの今後のキャリアビジョンに応じた業務へのアサインの調整もしています。
メンバーとの1on1や普段の対話の中でそれぞれの想いをキャッチアップし、心地よく働いていけるような環境づくりをしつつ事業も良い方向に進めていけるように日々考えながら仕事に取り組んでいます。
今の大きな目標は、持続的に強い開発チームを作っていくことです。個々のメンバーがやりたいことと事業プロダクトとしての目指す方向性をアラインさせることは難しいですが、その裏返しとして、「メンバーにもやりがいを感じてもらいつつ、事業も前に進む」というのが実際にできたときの楽しさや嬉しさも大きいです。
5. 休日は何してる?
そうですね...難しいな...(笑)
最近だとWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がありましたが、野球中継を見ることは昔からずっと好きです!
あとは、30歳になったので諸々の身体のメンテナンスをしています。歯医者に行くとか、運動をちゃんとするとか、健康面を気にするようになりました。
平日の5日間をしっかり働き抜くためには日々の体調管理がすごく重要だなと、最近すごく感じるようになってきたんですよね...身体の疲れを仕事に持ち込んでしまわないように、土日でしっかりメンテをして調整するようにしています。健康って本当に大事ですからね!(笑)
6. モチベーションの源泉と、その理由
自分の主観でもいいので、「これだけのことをやりきった」という経験をしたいという思いがモチベーションの源泉です。
なぜかというと、今までの人生の中で、自分で意思決定して決意を持ってやりきったことがあまりないな、という心残りに近い感情がずっとあったためです。
それを自分ひとりだけの力ではなく、チームとして、会社として達成する場としてカナリーでチャレンジさせてもらっているという感覚です。だからこそ、任せてもらってる以上は頑張りたいという気持ちも強いです。
7. カナリーのカルチャーについて
これは全社的に共通していることでもあるのですが、特にエンジニア組織においては、カナリーのバリューにもある「プロフェッショナルさ」をみんなが大事にしていると感じています。
エンジニアにおける「プロフェッショナルさ」って、コードを書くところでいうと、細かい部分においても少しでも見やすくするとか、コードの可動性を上げるとか保守性を上げるとかですよね。本当に小さいことなのですが毎回ちゃんと気づきを持ってやるということです。テストを毎回毎回やるのもすごく面倒な部分ではあるのですが、「ちゃんとやる」という気持ちを全員が持っているのはすごく良いところかなと思います。
8. どんな人と働きたい?どんなチームを作っていきたい?
一緒に働きたい人は、めっちゃアバウトに言うと「いい人」ですかね(笑)
どういうことかというと、要素としては、他のメンバー達へのリスペクトをちゃんと持つことができる、それから、素直であることです。
例えば、自分が指摘されたことについて、まずちゃんと受け取って咀嚼できるような習慣を持っているとか、そういうマインドを持っている方はチームに馴染みやすいかなと思います。
あとは何事にも向上心を持って取り組めることもすごく大事ですよね。要するに、「何となく今のままのスキル感でいいや」というよりは、今後のキャリアとして「半年後、一年後はこうなっていたい」という具体的な向上心を持っている方のほうが社内でのカルチャーフィットもしやすいですし、キャリアアップもしやすいですよね。
今後の話でいうと、既存のメンバーに対しては、持っているポテンシャルや人間性を含め120%成長できるチームを作りたいと思っています。
一方で、これから入ってくれるメンバーも、入社前後で悪い意味でのギャップが生じてしまったり、入社後にくすぶってしまうことなく存分に力を発揮できるようなチームを作りたいです。今の開発組織の雰囲気や文化の良い面は、これからどんどん人数が増えても保っていきたいです。
9. 読者へのメッセージ
先ほどもお話した通り、チームの雰囲気や特徴としては「いい人」が集まっている組織です。
これからのキャリアについてや、伸ばしていきたいスキル領域については、しっかりサポートしてくれるメンバーが多く在籍しているので、もし一緒に働けるようになった暁には、それぞれの成長環境や開発にあたってのサポートは我々が担保していきますので安心していただきたいです。今のキャリアに悩んでいたり、もっと成長したいとか、新しいことに挑戦していきたいと思っている方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話させていただきたいです!
その中で、カナリーの環境がフィットして今後の成長やキャリアの部分でプラスになっていく部分もたくさんあるかと思いますし、何よりも一緒にやっていく上では事業としてもサービスとしても面白い部分が本当にたくさんあるので、カジュアル面談などで擦り合わせをしながらお話ができたらすごく嬉しいなと思います!
▼高山による、開発組織についての記事(具体的な取り組みなどもご紹介しています)
▼カナリー 採用情報ページ
https://recruit.canary-app.jp/
▼エンジニア向け Entrance Book