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「メンバーの成長環境を提供することも僕の大事なミッション」カナリー入社から1ヶ月経ったシニアエンジニアの想い

※元々の公開日:2023/7/6

こんにちは!カナリー 経営企画室 HR&Culture統括 / 採用責任者の眞砂です。

カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。
日々の暮らしには、不便・非効率がありながらも、過去の延長で「当たり前」と受け入れてしまっていることが溢れていますが、我々は、デジタルの力でこの「当たり前」をアップデートし、もっといい未来をつくっていくことを目指しています。

カナリーのミッション

今回は、カナリーに2023年6月にジョインしたシニアソフトウェアエンジニアの増田浩之さんへのインタビューを実施しました!


0. 簡単な自己紹介

増田 浩之です。1989年生まれ、神奈川県横浜市の出身です。
2023年6月にカナリーに入社をして、現在はカナリーのポータルの開発や組織作りなどにも携わっています。
趣味は、お酒を飲むこととドライブです!小さい子どもが2人おり、いつも元気で騒がしい日々なのですが、車を運転している時間が唯一、静かに過ごせる時間なんですよね。(笑)

1. 幼少期~学生時代について

祖父母が僕を育ててくれたのですが、昔からすごく元気で活発で、手に余る子どもだったかなと思います。(笑)

一方で、当時は祖父母に負担をかけたくないという思いから、「勉強をして社会で働く」というよりはとにかく早く手に職をつけて働きたい、社会に出て早いうちに自立をすればこんな僕でもなんとか生きていけるんじゃないかと考えていました。自分の育った環境も相まって、反骨心のようなものがあったんだと思います。ですので、学校での勉強よりも、社会で勉強をすることを望んでいました。

​​2. 前職までやっていたこと

僕のキャリアのスタートは少し早めで、中学を卒業後、友人のお父さんが経営している建設会社へ就職をしました。そこでは、「仕事とは何か?」というのを始めとして、何から何まで手取り足取りしっかりと仕込んでいただき、まぁ...本っ当に色々と経験をさせてもらいましたね!
15歳のまだ若すぎる僕に対しても、真っ直ぐに、誠実に向き合ってもらえて、最終的にはマネジメントを任せてもらえるまでになりました。

その後は、いわゆる派遣村が話題になっていたタイミングで人材派遣業をやってみたり、飲食店開業のための内装やコンサルティングの会社で働いてみたり、本当にがむしゃらに働いていました。

色々とやってきましたが、結構失敗も経験しています。(笑)
お金が少し溜まってくると、もっとレバレッジを効かせたいという欲が出てきてしまい、当時はやっていたデイトレードやテクニカルトレードの数万円するようなノウハウ本を購入して、見よう見まねでやってみたらお金を溶かしてしまって.........とか。

そんな時に、気分転換でもしようと、新宿の映画館のレイトショーでとある映画を観たんです。
Facebook社(現在のMeta社)のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏の『Social Network』という映画だったのですが、それを観て「今後はソフトウェアエンジニアリングの時代がくるんだ...!」と確信しました

これまでは仕組みに則ってなんだかんだで仕事をやってきたけど、これからは仕組みを作る側の人間になりたい!と思ったのと、エンジニアになら0からでも挑戦できるかもと思ったんです。今考えると、めっちゃくちゃ楽観的ですよね。(笑)

本当にビビッと来てしまったので、映画をみた次の日に残っていた資金でMacBook Proとエンジニア関連の技術書を20冊購入して、独学でプログラミングの勉強を本気で始めました。
(PCを買う時に、「ホームページを作れるパソコンください」と言っただけだったのに一番スペックの高いガチPCをお勧めされてアワアワしたのは内緒です)

当時はもう、失うものは何もないし、今やれることをとことんやってやる!という気持ちで、即行動!という感じでしたね。若すぎるとか、経験がないとか、そういうのは僕自身が一番よくわかっていたので、とにかく行動することが大事だとずっと思っていたんです

当時を思い出しながら懐かしそうに話をする増田さん

その後は、独学で仕入れた知識をもとに、まずはフリーランスとしてやってみることにしました。PythonやPHPで目に見えるようなWebアプリケーションを作って、誰かに見てもらうためにページを公開して、ページビューを取れるようにやってみて、の繰り返しでしたね。早いタイミングで失敗して、また再チャレンジして、という流れの経験を積みたかったんです。

そこで、当時はやっていたキュレーションサイトやバイラルメディアなどを作ってみたら、少しずつPVを稼げるようになり、SNSと連動をしてみるとホスティングするサーバーがダウンするくらいにはアクセスしてもらえるようになったんです。本当に運が良かったのか、すごく短いスパンでマネタイズが上手くいきました。

独学で色んなことをやっていたわけですが、フリーランスの期間中に結婚をして、子どもも授かることができ、生活が一変していきました。家族の大黒柱として腰を据えたいという気持ちと、しっかりプログラミングの技術を磨いていきたいと思うようになり、金融関連のIT企業に就職をし、サーバーサイドエンジニアとして働きました。

そこでは、僕以外のチームメンバーはみんな外国人で、コミュニケーションは英語だったのと、当時はまだ新しくてあまり使われていなかったRustを利用言語としていたので、キャッチアップがとにかく大変でしたね。
でもオーストラリア人のCTOがすごく面倒を見てくれて、一つ一つ基礎から教えてくれたんです。周りより一歩も二歩も追いついていないことはわかっていたので、朝は誰よりも早く出社をして、誰よりも遅くまで残って必死に追いつこうと努力しました。その結果としては、低レイヤーのシステムプログラミング知識を身につけることができたかなと思います。

いろいろな経験を経てきましたが、やっぱり僕の根っこには幼少期の劣等感だったり、反骨精神のようなものだったりが染み付いているんだなと思います。自分の行動次第でいくらでも挑戦できるし失敗もできる、巻き返すことだってできるんだと
僕のモットーに「死ぬこと以外はかすり傷」や「生きてるだけで丸もうけ」があるのですが、誰よりも頑張っていれば、きっと結果はあとからついてくるんじゃないかなと思うので、ひたすら行動して努力をして、なんとかやってみるという感覚でこれまでやってきました。

3. カナリーを選んだ理由と、選んでみた結果はどうだったか

きっかけはゴッティさん(採用責任者の眞砂)からのスカウトでした。
カジュアル面談や選考を受けていく中で、CTOのどらさん(中山)やVPoEの高山さん、ゴッティさんの人としての魅力にどんどん引き込まれていったんですよね。

選考中のやりとりでも、よくある「即戦力になるから」というような理由ではなく、「今後組織をもっとグロースしていくために、増田さんの〇〇で〜〜な部分を生かして活躍してほしい」というような、中長期的かつ具体的な話をしっかりしてくれたことで、カナリーで働いている自分の姿がちゃんと描けたんです

それから、CEOの佐々木さんともお話をさせてもらい、すごく気さくで素敵な人だなと感じました。佐々木さんとは、現在や今後の組織構造についてなど詳しくお話ししていただき、より働くイメージが明確になったかなと思います。

別の決め手としては、連絡がめっちゃくちゃ速かったことですね!1ヶ月半ほどかけてコミュニケーションを取っていたのですが、いつ連絡しても一瞬で返事が来ました。いや、大袈裟じゃないですよこれ!(笑)
スムーズに選考が進んでいくのは、転職活動をしている身としてはありがたかったです。4月の始め頃にエントリーをして、下旬には内定・オファーをいただいていたので、スピード感は最高だったなと思います。

もうすぐカナリーに入社をして1ヶ月ほどが経つのですが(※インタビューは2023年6月下旬に実施しました)、選考時からのギャップはほぼないですね!面談の時に細かい部分までしっかり聞けていたこともあり、想定通りという感じです

選考時のことを思い出しながらお話してくれています…しみじみ。

4.今の仕事について

今は、カナリーのポータルの開発に携わっていたり、組織改善や採用などにも携わっていたりします。現状のアーキテクチャだと属人性や認知負荷が高い部分が一部あるため、チーム体制とシステムのアーキテクチャが相関するように改善をして、今までできなかったことにも手を回していったり、一人一人が認知の範囲内で最大限のパフォーマンスを出すための土壌を作っていったり、そのためのタスクや工数を出したり…などなど、色々やっています。

あとは、プロダクトのことをまだキャッチアップしきれていない部分もあるので、インプットとアウトプットをしたり、実際にお客様の対応に同席させてもらったりもしています。

1日のスケジュール的には、結構忙しいですよ。(笑)
朝は5時くらいに起きて、子どもたちにご飯を食べさせて幼稚園に送り出します。ここまででゼーゼーしちゃいます。(笑)
その後、仕事を開始してキャッチアップしながらもタスクをこなしていると、あっという間に1日が終わっていきますね。

週に2〜3日はリモート勤務をしているのですが、子どもから「なんでパパはお部屋にいるだけでお金がもらえるの?」と言われたり、PCの画面を見ながら仕事をしている姿がゲームをしているように見えたらしくて、「またゲームしてるの?仕事して!」と言われたりしています(※もちろんしっかり仕事をしています)

僕がこの1ヶ月間で感じたカナリーの良いところは、ちゃんと適切に権限移譲が進んでいるところですね。心理的安全性がしっかり担保されており、責任あることも任せてもらえているし、フィードバックもしっかりもらえる環境ですね。それはやりがいにも繋がってくるかなと思います

また、不動産領域の知識も十分な状態ではなく絶賛キャッチアップ中なのと、アーキテクチャのところにもまだ課題があり、認知負荷を最適化するまでには至っておらず、そこの問題や課題点を整理するようなところにも時間がかかって大変なこともあります。まだまだ学ぶところがたくさんありますが、それも楽しみながら日々、働いています!

5. 休日は何してる?

休みの日は、子どもととことん遊んでいます!
5歳の男の子と3歳の女の子なのですが、近所の公園に行ったり、キャンプに行ったり、夏はプールに連れていったりと、とにかく一緒に遊んでいます。

最近、上の子は僕の毎朝の日課であるランニングにもついてこられるようになって成長を感じていますね!運動がどんどんできるようになり、スポーツにも興味を持ち始めておりキャッチボールも少しできるようになったので、いずれは僕も子どもたちのサポートができたら嬉しいなと思っています。

2人のお子さんと増田さん(とっても可愛らしいご兄妹です…!)

6. モチベーションの源泉と、その理由

モチベーションって難しいですよね...今のモチベーションの源泉でいうと、若いメンバーが多く在籍している中で、僕は30代でみんなより少し年齢は上なんですよね。
でも、カナリーには「若いのになんでこんなに優秀なの???」って思う人がすごく多いんです。そんな若いメンバーたちにも、すごく働きがいがある!と思ってもらえるような組織作りをしていきたいと考えているので、それが今のモチベーションです。

もちろん、おじさんながらに「若い人には負けないぞ!」という気持ちもあるので、日々勉強をするのは当たり前なのですが、自分の成長というよりも、周りのメンバーたちが成長しやすい環境をちゃんと提供してあげることも僕の大事なミッションだと思っているんです。
組織構造がしっかりしていれば、優秀なメンバーのレバレッジをもっと広げていけると思うので、成長環境を作れるように、これからも努力していきたいです

チームづくりについての想いを語ってくれました

7. カナリーのカルチャーについて

入社してから今まで感じたカルチャーとしては、「圧倒的なオーナーシップ」を全員が持っていることです
例えば、ちょっとした不具合の報告に関しても、みんなが我先に!と飛びつくように拾っていくとか。そういう文化がちゃんと浸透しているのかなと思いますね。

あとは、Google社のHRTの原則にもあるように、「謙虚(Humility)」「尊敬(Respect)」「信頼(Trust)」の三拍子が揃っている環境なのかなと
チーム、組織、顧客と一緒に仕事をする上でこの価値観を共有することは、成功していくために重要だと考えているのですが、これをみんなが意識できているのもすごくいいカルチャーだと思います。

8. どんな人と働きたい?どんなチームを作っていきたい?

まず、人の部分で言うと、「自分の思っていること」と「その思いと行動」が連動している人ですかね。自分の行動にちゃんと責任を持つことができて、その行動の裏側にどんな影響があるのかという、先のことまで見越して考える力ってすごく大事だと思うんです。

それから、「個の力を組織やプロダクトの成長にどれだけ繋げられるのか」という観点で考えられる人はとても素敵だなと思うので、そんなマインドを持っている方と一緒に働けたら嬉しいです。

チームの部分については、現状は良くも悪くもやはりまだまだ若いなと感じています。
でもベースがしっかりしているメンバーが多いので、これからが組織としても拡大・成長期なんだと思います。これから拡大をしていくにあたって、みんながそれぞれのバリューを発揮できるような組織体制にしていきたいです。その土台を作るのは僕の仕事なので、みんなが成長し活躍し続けられる環境づくりをしっかりやっていきます!

9. 読者へのメッセージ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

カナリーには、エンジニアとしての技術を磨きながら仕事を楽しめる環境が整っています。先進的なことにもどんどんチャレンジをしているので、ここからもっとやりがいがあって面白いフェーズになってくると思います!

また、不動産領域は、人々にとって一番身近な「住」に関する領域ではありますが、一方で一番遠くにも感じるような領域なのかなとも思います。僕らは、そこを今よりもっと身近に感じてもらえるような、新しい仕組みづくりをしていくため、日々アップグレードに勤しんでいるので、不動産業界の「これから」を一緒に作りたい!と思ってくださったら嬉しいです!
ぜひ、カジュアル面談でお話ししましょう!


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