no title

どうしてわたしなんだろう、残念ながら素敵な小説の主人公ではないから、ここに書けることから書けないことまで、心当たりがありすぎる、でもこんな酷い目に合うような酷いこと、したのかな。誰か説明してくれたらいいのに、

大好きな彼の夢が叶う瞬間を見届けることができるだけ、幸せなのかな、デビューするまで死ねないって、思いとどまった去年、もう死んでも悔いはないって、思ってもいいはずなのに、人間ってわがままなんだね、もっと大きな会場でスポットライトを浴びる彼を見たかった、彼の色を灯す光のひとつでいたかった、一緒に海外だって行きたかった、大晦日にNHKホールから東京ドームへ一緒にハシゴしたかった、主演のドラマだって見たかった、追いかけられないくらいテレビに出て、国民的アイドルになって、遠くへ行ってしまった大好きな彼に、寂しさを感じてみたかった。もっともっと、大きくなる姿を見ていたかった。どの景色までわたしは一緒に見られるんだろう。彼はわたしの、全てなのに、彼より1日だけ長生きするのが夢だったのに、


20代、ジャニヲタ、余命宣告されました。

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