見出し画像

キャリア迷子が求めているのは「内的動機」かもしれない

こんにちは、さやです。

キャリア迷子な私がはじめたこのnote。

「私は○○です」と胸を張って言える専門性がほしい
自分の好きや得意を生かして仕事を楽しめるようになりたい

こんなふうに悩んであがいている人が多いと思います。

私もそうです。

約1年前に脱サラしてフリーランスとして独立、カナダ移住した私ですが、今でもキャリア迷子です。

webライターの仕事は自分に向いていると思うものの、「もっと没頭したい」「これが天職かというとわからない」という気持ちがあります。

じゃあ天職ってなんだろう?
どうして今の仕事で満足できていないんだろう?

そんな疑問に対して、「コレかも」と思える答えが1つ見つかったので、ご紹介したいと思います。

それが「内的動機」です。

あ、私がほしかったのコレだ
コレがないから私はいま不安なんだ

と思えるのではないかと思います。ちょっと覗いてみてください。


4つの動機

自分が納得できる仕事を考えるうえで大事なのが、「動機」です。モチベーション、ともいうと思います。

実は動機に4つの種類があるって知っていましたか?

それを教えてくれた動画がこちらです。

メンタリストDaiGoさんの動画「セルフ・コンコアダンス〜挫けそうな長期目標を達成する技法」です。

この動画では、モチベーションには以下4つがあると紹介しています。

  1. 同一化的動機

  2. 内的動機

  3. 取り入れ的動機

  4. 外的動機

それぞれ簡単にご紹介しますね。

1.同一化的動機

これは、「この仕事を達成することで、自分の夢や目標を達成することにつながるぞ!」という実感がある、というモチベーションです。

例えば、ダイエットをしたい人。
ダイエットでカッコイイ体になって、憧れのドレスを着たい!と思っている場合です。

そんな目標がある人にとって、毎日の筋トレには同一化的動機がわきます。

毎日筋トレをした先にカッコいい体の自分がいて、そして憧れのドレスを着られるからです。

仕事でも同じです。

自分の目標や夢に、今の仕事が直結していると実感できれば、モチベーション高く働けます。

この同一化的動機は、自分の内からわき出る「やりたい」という気持ち。

だからすごく強い動機です。

2.内的動機

今回私が衝撃を受けたのが、この「内的動機」。

これは、仕事を達成した先にある結果に魅力を感じるのではなく、やっている仕事そのものが楽しくて仕方ない、というモチベーションです。

結果なんて二の次。
いくらでもその仕事に没頭できる。

最強のモチベーションですよね。

この内的動機の話を聞いたとき、私が一番最初に思い出したのはプロ棋士の藤井聡太さん

彼は、「将棋で世界一になるぞ!」とか、「将棋で○○万円稼ぐぞ!」みたいな、将棋の先にある結果にこだわっているわけではありません。

とにかく将棋が好き。
いくらでも将棋がしたい。

すごいですよね。

最強のモチベーションだな、と思います。

私たちの中で、仕事そのものが大好き!と断言できる人がどれくらいいるでしょう。

仕事の先にある達成感や、報酬が目的なんじゃありません。
仕事そのものが、好きで好きで仕方がない、という状態です。

残念ながら私にはそんな対象がありません。
本当にうらやましいです。

3.取り入れ的動機

3つ目の動機は、取り入れ的動機。

これは「同一化動機」「内的動機」と異なり、自分の外からもたらされる動機です。

同期の○○より早く出世してやる!
○○ができないなんて思われたら恥ずかしいから頑張る

こんな感じの動機です。

羞恥心や罪悪感から逃れるために行動する、自分のプライドを守るために行動する、といモチベーション

ポジティブなモチベーションではないものの、「やってやる」という強い気持ちがあります。

モチベーションゼロ、やる気ゼロよりずっと良いのですが、積極的に楽しんでがんばる力にはなりにくそうですね。

4.外的動機

外的動機は、ある意味いちばん残念な動機です。

やらないと怒られるからやる
義務だからやる
ご褒美をもらえるからやる

という、報酬や罰などの外的要因によるモチベーションです。

DaiGoさんいわく、多くの日本の社会人はこの状態ではないか、と。

給料をもらえるから仕事をしている、とか。
上司に言われたからやる、とか。

動機の源泉が自分の中にないので、自律性が低い。

外的動機しかない状態で働くのは、楽しくなさそうですよね。

内的動機への憧れ

さて、4つの動機を学んだわけですが、どう感じましたか?

私は、「内的動機って最強だ!うらやましい!」です。

だって、結果に関わらずとにかくやってることが楽しい、うれしい。

そんな状況ならひたすらに没頭できるし、結果として目標の達成にもつながりそう。

何より、生きているのが楽しそうです。

藤井聡太さんにとっての将棋、大谷翔平さんにとっての野球みたいなものに、私も出会えたら良いな、と。

多くのキャリア迷子の方が、そう思っているのではないでしょうか。

自分が好きで没頭できる仕事を見つけたい。
やりがいを感じられる天職に出会いたい。

それは、内的動機が高い仕事を見つけたい、ということとイコールではないでしょうか。

私の場合はそうです。

内的動機が沸いてくる仕事を見つけるには、とにかくいろんな仕事にチャレンジしてみること。

天職を見つけた人のほとんどが、偶然にその仕事に出会うのだそうです。

いろいろとやってみるしかない、と思いつつ、早くからそんな仕事に出会えた人はいいなぁ、とうらやましく思ってしまいます。

内的動機が高い≠ラクに仕事できる

しかし。

最近、とっても考えさせられる動画に出会いました。

それが、日本一のYouTuberヒカキンさんの動画です。

ヒカキンさんの年越し密着動画。

息子たちがヒカキンさん大好きなので、最近拝見しました。

ヒカキンさん…すごすぎます。

この動画は、2022年の大みそか~年明けまでのヒカキンさんの1日を紹介しているのですが、これがもうめちゃくちゃハード

テレビの生放送に出て、そのまま初詣に行って、ゲーム配信動画の撮影。徹夜で朝を迎え、始発の新幹線に駆け込んで、乗車中はずっと動画編集。実家に着いたら、さっそく兄のセイキンさんと新年動画の撮影。

すごすぎです。
ハードすぎです。

ヒカキンさんは、きっとYouTubeそのものが大好きなんだと思います。
いまだに自分で編集もされているのだとか。

もはや膨大な資産を築いているであろうヒカキンさんが、今でもこんなに頑張れるのは、やっぱり動画づくりや配信そのものが好きだからなんだと思います。

じゃないと、ここまでできません。

めちゃくちゃ大変ですもん。

この動画を観て子どもたちは大爆笑していたわけですが、私はもう思わず落涙ものでした。

「好きなことを仕事にするって、決して楽なことじゃないんだな」

本当に痛感しました。

ヒカキンさん、尊敬します。

自分を戒めつつ

憧れの、内的動機が高い仕事。

向き合っている時間そのものが楽しくて、いつまでもやっていたい仕事。

そんなものに出会いたいと、あれこれもがいてきました。

でも同時に、「好きを仕事にしたら毎日楽しくて、今よりラクな生活ができる」と甘く考えていたように思います。

好きを仕事にするって、きっとすごくしんどい面も多いのだと思います。

ラクに働くことを求めていた自分を戒めつつ。

内的動機を意識しながら、いろんな仕事にチャレンジしていきたいともいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?