見出し画像

英語嫌いから短期留学へ①英語嫌いのはじまり

私が初めて英語を習ったのは幼稚園の時だった。
教室にはA-Zのポスターが貼ってあった。外国人の先生が定期的に園に教えに来てくれていたけど、ABCの歌を歌った事と、Pのところの絵がピンクのpigだった事くらいしか覚えていない。

小学校4年になった時に、仲のいい友達が英語を習いに行くというので、私も一緒に習おうと、中学の英語の先生の資格を持っているという少人数制でおばさんがやっている近所の教室に通い始めた。

はじめのうちは、アルファベットの書き方や簡単な単語の綴りを習ったりしていたので、今まで書けなかった英語をかけるようになる事が楽しくて通っていた。

でもそんな期間は束の間だった。

今思えばその先生は小学生向きの先生ではなかった。
子どもが好きで「子どもに英語を教えたい!」感じの先生ではなかった。 よくあるリズムに合わせてフレーズを覚えるとか、ゲームをして楽しくというレッスンとは程遠いレッスンだった。

教材はNHKの「基礎英語」だった。
今思えば「なぜに?!他のチョイスはなかったの?!」とは思うけれど、たぶん一番安くて実用的な教材だったのだろう。無知な私たちはそれが英語の勉強では普通なのだろうと思っていた。
私たちはまだ単語もよく知らない状態だったが、先生はただただ淡々とレッスンを進めていった。

先生が、なんとなく威圧感のある無感情な表情で話すレッスンだった。
案の定、私はちんぷんかんぷんで先生の説明もよくわからない。
先生の説明が理解できない私たちに先生イライラしていた。
先生の機嫌を損ねるから発言することもせずに、ただ言われた通りに書くだけ。

そんな状態で宿題を出されても全くわからない。その宿題に時間を費やしたが、理解できていないのにしっかりできるわけでもなく、毎週レッスンに通うのは苦痛で仕方なかった。
だけど「習いに行く!」と言ったのは私だったので、なかなか「やめたい」とは言えず、とにかく1年は通った。

その結果「英語が苦痛」「英語は嫌なもの」と思うようになった。

人のせいにしているようだけど、小学生だった私にはあのレッスンはきつかった。あの英語レッスンに通わなければよかったと今でも思っているし、子ども英会話のCMを見ると、こんな世界観で英語のレッスンを受けれていたら英語が好きになったのかな・・・と思っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?