初めての棚卸

画像1

自分が人生の棚卸をしたのは、恐らく8年ほど前が初めてだったと思う。当時勤めていた会社(前職)で大規模なリストラ(希望退職募集)が行われたことを受け、それに応じるのか?残るのか?を悩んでいたときに棚卸した。

そのときにプリントアウトしたものを見てみると、時間軸で担当業務、自分の役割、特許、論文などの成果物、社内での各種活動や表彰履歴、社外における活動が記されていた。その上で自分の強みと弱みを分析し、この先自分がやりたいことが書かれていた。記憶をたどると、自分がどうなりたいか?ということはまとまらなかった気がする。

そのまとめた結果から希望退職に応じることのメリットとデメリット、転職した時のメリット、デメリット、残留した時のメリット、デメリットをまとめてあった。今思うと、よく短期間でここまでまとめたと思う。

このとき、結果としては会社に残るということを選択している。その理由は、自分のウリが明確になっていないため、自分が目指す像が不明確だったために転職先を見つけるにはまだ早いと判断したのだ。まだまだ自分を売り出すには実績が足らない、残ってやるべきことがあると判断したのだ。

今思うと、その結論は間違いなかった。退職時に会社から支給される額は、2年半前に実際に退職した額と比較すると希望退職に応じたときの額の方が多い。ただ、自分の人生をより良くするための選択としては間違っていなかった。

ではなぜ、この棚卸作業がうまくいったのか?それは、さらに遡ること15年ほど前、就職活動の時の自己分析の経験が生きたのだろ思う。この自己分析をしっかり行ったことがセルフブランディングにつながっているのかもしれない。これについては後日改めて書くことにしよう。

まずはおすすめしたいのは、棚卸をするのならば時間軸で自分がやってきたこと、役割、成果物をもれなく列挙するという単純な作業をしてみること。書式にこだわることはなく、まずは紙に書きなぐっておくこと、思い出していくこと。それを並べ、まとめる作業。やってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?