不正統計は改善されるか?

昨日の朝日新聞によると国土交通省の不正統計は、判明してからも改善が図られなかったようだ。理由は何となく想像できる。マネージメントする側が、自らの仕事を増やしたくない、改善の仕方をしらないのどちらかの可能性が高いだろう。

記事によると、係長クラスからの改善を求める言葉を受け止め、改善を図れなかったということらしい。既に不正は判明しているのだから上位職はその責任を追及されるわけではない。改善を図るのが仕事のはずである。だけどしない。しないのではなくできないのかもしれない。それが僕の考え。

結局のところ、それまでの慣習が染み付いているから、理屈上正しいことが何なのかがわかっていても、それを正すというのはエネルギーの必要なことだし、ただでさえ忙しい仕事にさらなる負荷がかかることは望まないだろうし、避けたいだろう。仕事を増やしたくない心理が働くのだろう。

悪しき習慣が身についているため、正しい行動を文字の上ではわかっているかもしれないが、実際に行動に移す方法がわからない、教科書やマニュアル、前例がないからわからない、できないというのが実際のところなのだろう。

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