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【長浜まちなか地域づくり連合会/かわまちづくり事業】キセキの米川を取り戻そう!


[基本情報]============================
*活動目的:
長浜の市街地のスポンジ化や高齢化の進展。こうした背景のなか、この美しい米川について、洪水の解消とともに、再び、まちの暮らしに取り戻し、地域の魅力にしていこうと、“できる人”“したい人”を仲間としながら、取り組んでいるもの。
*SDGs目標番号:11、17
*活動拠点: 長浜市市街地米川および周辺
*活動期間: 2020年〜
*メンバー数: 不特定:コアは、地域づくり連合会(2023年10月1日現在)
*連絡先/代表者: 会長 辻正明(連絡窓口 担当 田中省吾) 
 代表者連絡先: ntd.rengoukai@gmail.com
 ホームページ: https://ntd-rengoukai.com

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【現在の状況】

地域の顔、誇りづくり


 長浜市の市街地にあるにもかかわらず、豊かな水環境はもとより、まちの450年の歴史で培われた文化資源に恵まれる”キセキの川”米川。しかし、河川の汚濁や生活様式の変化で、一時期、米川は、暮らしから隔たり、地域住民も背中を向けることに。しかし、自然再生のシグナルを生き物が知らせてくれる中、地域住民が中心になって、自然豊かで、市民が憩える水辺空間を取り戻そうと、地域内外を問わず、“やりたい人””できる人”を仲間として、子どもたちが楽しむ川遊び、学生らによる川歩き・川掃除、学生・関係団体自らが実践する米川まつり、河川景観の再発見、川面の灯り、バーブ工体験、ホタルの復活支援などに取り組む。背伸びせず、楽しむ中で、地域の顔、誇りづくりへと一歩一歩。

川床遊び


【これまでの経緯】

繰り返される洪水対策とともに利活用へと

 まちなかを縫うように流れる「一級河川・米川」。大雨で氾濫することが多く、治水対策が地域の悲願。平成29年の知事の現地視察から状況は一変し、滋賀県、長浜市、地元のパートナーシップ体制のなか、河川整備へと。

 密集市街地を流れ、住家が迫る狭い河川。護岸のかさ上げや大掛かりな浚渫工事が難しいなか、遊水地や分岐施設の整備など、新しいアイデアで一歩前進。地域住民も、米川と改めて向き合い、暮らしに取り戻し、まちの魅力にしていくため、地域内外の“できる人”“したい人”を仲間としながら、水環境の保全や自然再生、歴史文化資源・河川景観の保存・継承、環境教育・社会教育の場づくりをめざし、できる範囲で地道に取り組んでいるもの。

知事の洪水現地視察

【これからの展望】

 Yonegawaは、人々の暮らしと密接につながり、固有の歴史文化資源、豊かな水辺空間が存在。2020年から、かわまちづくり事業として、キセキとも言える米川のポテンシャルに、まちなかのまちづくりの魅力を掛け合わせ、地域の新たな「誇り」「顔」づくりをめざす。


米川のバーブ工体験

【2030年にどんな社会を作りたいですか】

 米川に関わってこう思う。河川も、街路も、公園も、広場も、私的空間以外はすべてルールで管理され、私的に利用できない空間。官が管理する公共空間。こうした場・空間を、官民協働という仕組みの中で、市民が、私空間と同じように前向きに意識し、関わることが許され、実践できる地域社会に。

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