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『スラムダンク』をもっと知りたい! - 18

映画『THE FIRST SLAM DUNK』で初めて『スラムダンク』に触れた私が、井上雄彦氏のマンガ『スラムダンク』(ジャンプ・コミックス)を読んでいきます。全巻を読み切れるよう、がんばります。なお、読んでいる単行本は通常版です(完全版、新装版ではありません)。

18巻「落とし穴の予感」

◆陵南戦。滑り出し快調と思われた湘北だったが、伏兵・福田の前に苦戦
◆18巻のタイトル「落とし穴の予感」だもん、すんなり勝てるわけがないね
◆福田にライバル意識を剥き出しにする桜木。しかし桜木の経験値のなさは如何ともしがたく、福田に追い詰められていく
◆必死にボールを取る三井。目つぶっちやってるのがカワイイ

だーっ!

◆やっぱり私、三井が好きかも……
◆両校、意地の張り合いが続くなか、魚住が赤木にファウル。体育館の床に叩きつけられる赤木

こりゃ痛そうだ

◆前の試合で痛めた足が気になって、うまくプレイに集中できない赤木。精神力がメチャ強い感じのキャラクターだから、こういう不安を感じてる描写がなおさら印象的に感じられるね
◆悩む赤木の脳内こんな感じです

不安だよネ

◆まわりにも「赤木らしくない」と感じさせる消極プレイ
◆なるほど、これは安西先生もいない、主将もケガで不調というなか、誰が精神的支柱になるかというテーマがあるのだな

まだ高校生なのにたいへんだよ

◆赤木が不調なことで自由に動けるようになった魚住、しかし桜木が激しいディフェンスで止める
◆うまく身体が動かない赤木の不調を見たメガネ君、タイムをかけてメンバーと話し合い
◆どうすれば赤木を元通りにできるか? 悩む周囲のメンバー。本人も苦しんでいるのだが、そこでなぜかいきなり桜木が謎の頭突き

「目ェ覚めただろうゴリ?」だそうです

◆何だかメチャクチャだが、宮城いわく「どーやらふっきれたようだぜ」とのこと。そういえば桜木は、映画版でもいきなり会場に向かって「山王やまおうをたおす」と大声で挑発をしたり、急に突拍子もないことをするトリックスター的なふるまいを見せるのであった
◆桜木の頭突きで我に返った赤木、元気になって試合復帰。よかったね
◆ようやく復調の赤木、ダンクをするまでに気合いが戻るが、この「ゴリラダーンク!」というのは本人が言っているのだろうか。それとも観客の声? 自分で自分を「ゴリラ」っていうのヘンじゃない?

復活ののろし

◆さらには桜木がゴリラダンク2を放つなど、勢いを取り戻す湘北
◆試合の流れや、どちらかのチームが押されたり、勢いを取り戻したりといった攻防が描かれているのがいい。たしかに実際のスポーツの試合でも、どちらかのチームがミスを連発したり、不調になったりということはある
◆桜木の下投げフリースローもいい感じ。さらには流川のナイスパスからの赤木ダンクで、赤木は完全に元に戻ったのであった

パスのコマ好き〜〜

◆しかし、赤木が復調しても、陵南には福田がいる。監督は福田を中心とした試合運びを指示
◆「福田には試合への飢え、バスケへの飢えがある、そこが強い」と陵南の監督は言うんだけど、それさー、自分がスパルタ指導で福田の精神を壊して部活をできなくなるまで追い込んだ結果じゃないの〜とは思った
◆そしてホメられたがりの福田。もっとホメてあげないとダメよね

このセリフ笑っちゃうんだよな

◆ 福田をマークする役割の桜木だが、うまく対処できずに抜かれてしまう。桜木には経験値が足りないのだった
◆仙道→福田の連携によるシュートが決まり、大いに沸く会場。身体を張って止めにいった桜木は負傷

ひどいケガだ!

◆桜木ケガでアウト、メガネ君イン
◆陵南戦は身体のぶつかり合いが激しい。ケガしないでね
◆福田をまったく抑え込めず、ゴール下で競り負けての退場。桜木は落ち込むのであった
◆どうにかゲームを立て直そうとする湘北。まだ元気は失われていないぞ

みんなまだ折れてないぞ

◆この、みんなで声をかけ合う描写もいいねー。宮城の「三井さんパス回すよ」のせりふで、あっ宮城は「三井さん」呼びなんだと発見した私
◆そんななか、ひとり横たわって彩子に治療してもらっている桜木

悔しかろう〜

◆福田の調子はあいかわらずよい。鋭い動きで湘北を翻弄
◆負けてないぞとばかりに三井のスリーポイントが炸裂。やったぜ

あれっ、やっぱり私、三井が好きかも……

◆福田が活躍して、赤木や三井が負けじと踏ん張るが、桜木はひとり横たわっていた。この対比もうまい
◆18巻のラストコマ。印象的な終わり方だ

19巻で戻ってきてくれ!

18巻の感想

◆調子のいい選手、苦しむ選手のコントラスト。赤木に焦点が当たり、その後、福田から桜木へと移っていく視点の流れがいい
◆安西先生、ホントに最後までいないのか? 病院から急遽駆けつける的なサプライズで湘北メンバーが奮起、勝利をもぎ取る的なアツい展開希望
◆かなり衝突が激しくなって、格闘技のような身体のぶつかり合いが多い巻だった。魚住、赤木、桜木などフィジカルの強いプレイヤーが多いのも原因か。そんななかで、流川の敵をあざむくパスのような「球技」の側面が見れるのも対照的でよい
◆桜木の内面が深く掘り下げられてきていると思う。17巻以降、過去の家庭の話(父親)や挫折などの感情が描かれるようになったのも印象に残った
◆陵南戦は湘北メンバーの誰かがつねに不調、不安定という状態のまま進行している。これが5人全員最高の状態になったとき、勝利のきっかけがつかめるのでは。あとは安西先生だな〜〜

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