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『スラムダンク』をもっと知りたい! - 22

映画『THE FIRST SLAM DUNK』で初めて『スラムダンク』に触れた私が、井上雄彦氏のマンガ『スラムダンク』(ジャンプ・コミックス)を読んでいきます。全巻を読み切れるよう、がんばります。なお、読んでいる単行本は通常版です(完全版、新装版ではありません)。

22巻「1st ROUND」

◆21巻で安西先生の家を訪ね、米留学を直訴するも、「まずは日本一の高校生プレイヤーになってから」と反対された流川
◆しょぼんとなって道を歩いていると、安西先生の妻から声がかかり、車に乗せてもらう
◆でた、白髪鬼の話
◆いちばん聞きたくなかった、安西先生の鬼軍曹時代のエピソードがきたぞ

この話聞きたくない!

◆フラッシュバックして、大学生を教えていた頃の安西先生
◆谷沢という大学バスケの選手。白髪鬼に叱られて縮み上がっている

こんな安西先生イヤ〜〜

◆あー、この安西先生は見たくなかったな。安西先生は桜木にタプタプされても非抵抗、非暴力を貫くガンジースタイルがいいのに
◆安西先生の厳しい指導に耐えかねてアメリカへ留学してしまった谷沢選手

日本を捨てた谷沢君であった

◆しかし、アメリカで谷沢は成長できなかった。流川の留学に反対したのはこのためか
◆バスケットの練習もやめてしまった谷沢、さらには……

痛ましい結果に

◆安西先生といえども、よき監督として成長する時間が必要だったのだな。でも、教え子に暴力とかしてなくてよかった
◆流川は留学ではなく、まず日本で実力を磨くという考えを固めた
◆これまでにも増して、真剣にバスケへ取り組み始めた流川。いいぞ
◆バスケに打ち込む流川の姿。晴子の恋心は淡く散っていくのであった

バスケが恋人なんだわ

◆練習は続く。途方もないダンクを決めた流川。もうこの人は手の届かない場所へ行ってしまったのだ……と理解した晴子

晴子の失恋であった

◆でもまあ晴子、まだチャンスあるかもしれないからガンバレ
◆日本でまずはトップを目指す、という目標が具体的になり、やる気に満ちている流川。そんな彼を見守る主将、監督

それでいい

◆練習後、意欲にあふれる流川は、三井に 1 on 1 をしようと伝える

この子たち、すぐ張り合うのよ

◆事あるごとに「誰がいちばんか」を決めたがるボーイズであった
◆一方、赤木の家には大学のスカウトがきていた。大学でバスケしないかとの誘い。やったぜ赤木!
◆赤木家へ場面が移動するとき「赤木」の文字が出るのもマンガの説明って感じでいい

赤木家です

◆大学スカウトと話し合う赤木。湘北はワンマンチームではないとの言葉
◆体育館で、どっちがいちばんかの腕の見せ合いをキャッキャと繰り広げる流川、三井、桜木
◆気になったのは、宮城、桜木、三井の並んだ絵で、桜木だけがデフォルメ顔だったシーン。全員デフォルメならわかるんだけど、桜木だけデフォルメなのって、マンガ的にはどういう意味なのか

桜木だけマンガ顔なんですけど

◆バスケをかんばりすぎて、赤点がたくさんある主力メンバー。赤木だけが成績優秀で、宮城、三井、流川、桜木は揃って赤点連発。「赤点が3科目以上あるとインターハイ出場禁止」なる校則から、勉強しなくてはならなくなったメンバーであった
◆赤木家で泊まり込みの勉強会。あー、こういう息抜きのコーナー的なの好き! あまりにハイテンションだった陵南戦のあと、こんな感じの緩いストーリーが入るのもバランスのよさを感じる
◆夜食が焼きうどんなのイイネ

好きな子のいる泊まり込み勉強会とか胸キュンすぎる

◆湘北メンバーは静岡で強化合宿。しかし桜木は学校で安西先生から直接指導を受けることになった。短い期間でも伸びる彼は、特訓でさらにパワーアップする可能性を秘めているのだ。期待されてるな〜桜木
◆安西先生が大好きな三井、ジェラシーのひとこと

安西先生ガチ勢こと三井

◆桜木と練習開始する安西先生。この「最初にちょっと頼りなさげな姿を見せておいて、いきなり驚愕の秘技を発動する老練な達人」、前にも見たことある〜〜!

頼りなさげに見せておいて…
スパッ

◆自分のフォームをビデオ撮影して見てみるが、フォームが乱れていて入る確率も低い。安西先生からのひとこと

本当だよ

◆特訓メニューが決まった。シュート2万本。過酷なメニューに驚く周囲だが、桜木は「2万本でいいのか?」と余裕の表情
◆なかなかシュートが入らない桜木。あー、練習場面って楽しいね

練習場面大好き

◆ヒザを使って下から上に力を伝えるように、と安西先生の指導
◆飲み込みのよすぎる桜木。ここがすごい部分なんだよな。成長早いのよ

すごいな君

◆静岡で強化試合に励む湘北メンバー。桜木が「俺がいないと勝てない」と言い出すのが悔しい、という理由だけで奮起し、勝利
◆シュート練習は続き、桜木は教えをどんどん身につけていった
◆このページ、本当にいいよ。白髪鬼と呼ばれた監督が、「教え子の成長を楽しむ」という境地に達した。いくつになっても変化できるし、新しい視点でものごとが見られるようになるんだ。スラダン、マジで最高だな!

22巻でいちばん好きなコマ

◆教師は教えるが、また生徒から学びもする
◆2万本シュートの練習を終えた頃、湘北メンバーが強化合宿から戻ってきた。明日からインターハイに向けての総仕上げ練習だ!
◆あまりに激しい練習の結果か、桜木のバッシュ(ジョーダン6)が破れてしまった

ここまで履いたらバッシュも本望だよ

◆チエコスポーツへふたたび向かう桜木と晴子
◆チエコスポーツ店長もまた、バスケット経験者だった。がんばる桜木を応援する気持ちから、ニューバッシュをくれる

ついに出たぞ!!!

◆ようやく登場、エアジョーダン1 High ブレッド!!! クゥ〜〜。靴の裏までていねいに描くのがスニオタの井上氏ならでは
◆そうか、ここで映画版でも履いてたAJ1になるのね、OK、OK。その後、私も影響されてジョーダン1ブレッド買ったもんね!(HighじゃなくてMidだけど……)
◆チエコスポーツ店長の優しい心遣いも沁みる
◆ちゃんとバッシュにストーリーつけるのが、著者のこだわりだ
◆一応100円払う桜木。缶ジュース感覚でバッシュを買う男。この靴、いまリセールサイトで買うと13万円くらいです
◆ニューバッシュで全国に挑むぞ! と勢いがついて22巻終了

22巻の感想

◆練習場面と合宿という落ち着いた巻だったが、すごく好きなエピソードの連続だった
◆しっかり練習場面を描くのがスラダンのよさだ
◆安西先生の怖い面、監督として至らなかった部分も描かれるが、同時に、桜木の成長によろこびを感じる描写は涙が出そうになった
◆指導者は、教え子の成長をよろこぶ気持ちが必要なんだ
◆泊まり込み勉強会、シュート2万本、どれも大好き
◆そしてAJ1を手に入れる経緯も最高。同じスニーカーヘッズ(私は初心者ダケド)として、嬉しく思ったよ
◆全国でもがんばれ湘北!

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