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『スラムダンク』をもっと知りたい! - 25

映画『THE FIRST SLAM DUNK』で初めて『スラムダンク』に触れた私が、井上雄彦氏のマンガ『スラムダンク』(ジャンプ・コミックス)を読んでいきます。全巻を読み切れるよう、がんばります。なお、読んでいる単行本は通常版です(完全版、新装版ではありません)。

25巻「最大の挑戦」

◆対戦相手の試合をビデオで見ながら、作戦を練る湘北、そして山王(その昔、VHSテープという映像記録メディアがありまして、単行本をやや縦長にしたようなサイズで、見終わったらウィーンって巻き戻すやつですね。これをビデオデッキという機器を使って再生します)。湘北が山王を研究するのは当然として、山王からすれば格下の相手との対戦だから、ビデオなど見なくてもよさそうなもの。しかし山王は気を抜かず、ビデオで湘北メンバーの動きを研究し、対策を立てていた。この慢心のなさが常勝の秘訣なのだ
◆湘北メンバー。ビデオで見た山王の強さに唖然とし、場が暗くなっている

桜木だけデフォルメ顔

◆知識のなさゆえ山王の強さを理解できない桜木だけが、他のメンバーと異なってコミカルなデフォルメ顔で描かれている、という記号的表現になるほどと思った私。実にマンガ的なコマだ
◆出た〜映画版でも怖かった、表情まったく変えずにディフェンスしてくるこの子!

がんばれ宮城、コイツは手強いぞ

◆山王のメンバーはすごいやつが揃ってる、と安西先生からの情報
◆さらには会場はみな山王を見に来るのであり、湘北にとっては完全にアウェイだという
◆「断固たる決意が必要なんだ!」と安西先生のお言葉だ。みんながんばれ
◆そんななか、湘北メンバーのいる旅館に来客あり。誰かと思えば、豊玉の南であった

勇気を持って謝りにきた南。立派だ

◆南は、流川をケガさせてしまったことを謝りにきたのだった
◆すばらしい後日談だと思った。この短いシーンだけで救われた気がした。実は25巻でいちばん胸が打たれた場面はここ。この優しさ、思いやりの心がスラダンだ
◆流川に会って、ケガさせたことを謝るのは、インターハイで10回ダンク決めるより価値がある
◆登場人物に和解のチャンスを与える井上氏、その公平さに感動しました
◆豊玉の粗暴さ、暴力性が強調された前試合だったが、こうしたエピソードがどれだけの救いになることか。南が塗り薬を持ってくるっていうくだりも印象的だ
◆南の謝罪を受け入れる流川。これもあたたかい気持ちにさせてくれる
◆こんなに美しく、まっすぐなエピソードを見せてくれた井上氏に感謝
◆一方、夜道で話す宮城と彩子。あー、そうか。これが映画版で出てきた、ふたりの夜道での会話なのか。あの場面だけ急に、夜道を歩いてたら彩子が出てきたから、何だろうと不思議だった。映画版に出てくるあの夜道はどこの場所なのか? とずっと考えていたのだった。あれは広島で、旅館近くなのね。OK、OK

胸キュン

◆この巻から、映画版の答え合わせが一気に出てきて楽しいな〜!
◆場面変わって山王の練習場。週刊バスケットボールの取材を受ける深津

出た〜〜語尾が「ピョン」のやつ!!

◆映画版のメンバー揃ってきてるじゃ〜〜ん
◆ビデオで湘北メンバーの対策をする山王。流川のプレイを見た山王・沢北

自分に近い何かを感じていた沢北

◆深津の「ピョン」は最近のマイブームで、その前は「ベシ」だったらしい。ベシの癖が残っていて、ピョンがまだ完全に身についていない深津

なんだこの描写

◆ついに試合当日。会場は山王を一目見ようと集まった観客でにぎわっていた
◆山王への熱い声援。この雰囲気に飲まれるな湘北

すごい人気だぞ

◆両校のウォーミングアップ時間。イキった桜木、大観衆の前でダンクを決めようと走ったはいいが、大失敗
◆しかし桜木のポテンシャルを見逃さない山王であった

桜木の潜在能力を見抜く山王

◆安西先生が5人のメンバーへ順番に声をかけていく。優しく勇気づけてくれるのだ
◆そして映画版で出てきてたやつ〜〜

映画館が笑いに包まれたシーン

◆桜木軍団、晴子など、いつものメンバーも会場入り。しかし桜木軍団、ちゃんと広島まで交通費かけて応援しにきてくれるんだね。友情だな
◆この横並びで歩いてくるコマなんかも、映画版冒頭の、線画が動き出すくだりを思い出しちゃうね。後ろに The Birthday 流したくなる構図

燃えてきたゼ〜〜!

◆間もなく試合。試合前、ウォーミングアップも兼ねて、ひとまず派手にダンクを決めてみせた桜木
◆このポーズ、映画版でもあった〜〜

映画でもやってた!

◆あー、ついにマンガと映画がシンクロしてきた! 25巻、ようやく映画版に追いついたぞ
◆ついに試合開始。ここから31巻まで延々バスケするのか、すごいな
◆ほら〜もうこのコマが、まさに映画版のタイトル出るとこじゃん!!!

完全に映画版の冒頭

◆クゥ〜〜燃えてきた!
◆安西先生からは先制攻撃の指示が出ていた

なるほどですね

◆宮城がボールを持つと、さっそく深津がついてくる。わー、マジで展開が映画版と一緒だ、うおーー

「最初からバチバチかよ!」

◆安西先生の指示は、宮城と桜木の連携で先制攻撃であった
◆そうか、だからこの顔なのか!!! 意味がようやくわかったぞ!

映画版で謎だった描写

◆映画版でも、宮城が急にヘンな顔して、そのあとで桜木もヘンな顔し返すから、なんだろうと思ってたのだ
◆あー、なるほど。これが事前に決めておいた「アリウープのパス出すよ」のサインだったわけね。やっとわかったよ!
◆宮城がリング近くにボール出したぞ

桜木行け!

◆からの桜木「いっ」

アリウープ了解

◆それで決めちゃうワケよ!

やったぜ!

◆あの一連のプレーの裏側、こうなってたのか。わー、メチャおもしろいな
◆映画版を先に見て、トクした気分になった私。こんなにマンガも楽しめるから
◆このスーパープレイで慌てるかと思いきや、冷静さを保つ山王
◆得点を返して例のひとこと

もはや名言の域

◆この言葉が山王の強さの秘訣だったのか。ピョン
◆いやー、スラダンの全部がおもしろい
◆さらには三井のスリーポイントも決まってこのせりふ

このせりふ大好き!!

◆スラダンの登場人物、闘志に火がつくと「オッケー」言いがち
◆大興奮で25巻終了!

25巻の感想

◆ついに山王戦開始。嬉しいと同時に、間もなくスラダンが終わってしまう悲しさが迫ってきた
◆マンガが映画版とリンクしていく。知っている場面が次々に出てくる。映画版からは読み取りにくかった裏側、サイドストーリーが見えてくるのが最高
◆豊玉・南のエピソードは本当にすばらしかった。井上氏ありがとう
◆映画版のよさも再確認。山王との試合、映画版は原作を忠実にトレースしつつ、そこに映像ならではのスピード感、ケレンを付け加えている
◆映画もおもしろい、マンガも最高、どっちもいいんだよ
◆これ31巻まで読んだら興奮しすぎて具合悪くなっちゃいそうだ
◆ドキドキのまま26巻へ!

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