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『スラムダンク』をもっと知りたい! - 12

映画『THE FIRST SLAM DUNK』で初めて『スラムダンク』に触れた私が、井上雄彦氏のマンガ『スラムダンク』(ジャンプ・コミックス)を読んでいきます。全巻を読み切れるよう、がんばります。なお、読んでいる単行本は通常版です(完全版、新装版ではありません)。

12巻「王者への挑戦」

◆インターハイ県予選も進み、4チームが決勝に残った。上位4チームはリーグ戦になる。これまではトーナメントで一度負けたら終わりだったが、ここからは総当たり戦だ

武里は情報がまだない

◆リーグ戦になり、雑誌「週刊バスケットボール」の記者、相田弥生の目から見た各校の様子、という視点が導入される。湘北が絡まないリーグ戦を描写するのに、このキャラがいると読者に情報が伝わりやすいね。さらには要チェック君の姉!

姉弟であった

◆途中で会場を移動して、陵南の試合を解説したりするのもこの週刊バスケットボール記者だ。このあたり、読者への伝え方を考えたんだろうな〜
◆どうやら海南大附属の清田は、俺様キャラという点で桜木とキャラかぶりするらしい。ライバル意識を炸裂させる両者

似たもの同士

◆桜木と清田、俺の方がすごいぞ的なハッタリをかましあうのも微笑ましい。少年マンガらしい展開
◆赤木と、海南のキャプテン牧もキャラかぶり。どっちも高校生離れした体格と迫力だ。昔の高校生ってこんな子いたのかな。私自身も「昔の高校生」だけど、あんまりよく覚えてない
◆試合開始。しかし実力伯仲でなかなか点が入らないぞ
◆宮城のパスが通る。「宮城は、パスができます」(映画版のせりふ)

パスのコマが好き

◆宮城のパスのコマ、だいたいカッコいいな〜
◆流川のダンク、牧が止める。すごい高さ

強すぎるぞ牧

◆ゴール下に向かって走る清田を追いかける桜木。メッチャ速い
◆こういう試合展開の描写を読んでるときがいちばん楽しいな。スラダン読んでる〜って気がする
◆ボールを取り返したものの、持ったまま3歩進んでしまいトラベリング。わりと初歩的なミスをしがちな桜木。足のアップ、バッシュがジョーダン6

靴を細かく描く井上氏

◆バスケ知らないけどスニーカーはわかる私だった
◆関係ないけど、プロ選手がトラベリングとかダブルドリブルしちゃうとか、あるんだろうか。プロ棋士が二歩的なうっかり
◆宮城が赤木を「ダンナ」呼びするの好き〜

カワイイ

◆三井、スリーポイントと見せかけてゴール下まで走るも、やはり止められてしまう。なかなか得点できない
◆この「試合が拮抗して進まない感じ」がリアルでいいな
◆清田のダンク。桜木止められず。清田はダンクしないと思い込んでいた桜木、ちょっと凹んだぞ
◆フェイクを使って敵を欺くなど、技を見せた桜木。海南はさっそく桜木対策してくるのであった

すばやい動き

◆桜木対策として、海南が投入した宮益。見た目は地味だが、部員の信頼が厚いキャラ

キミにも役割がある!

◆宮益のようなキャラをポジティブに描くのは、スラダンらしい優しさがあって好きだな〜。みんながレギュラーになれるわけじゃない。でも、いっけん脇役のように見える人にも生き様があるのだ

がんばれ〜〜

◆宮益のマークでうまく動けなくなった桜木。この描写もバスケマンガって感じでおもしろい

作戦が的中してしまった

◆湘北苦戦。海南は作戦の立て方もうまく、桜木は封じられてしまった。
◆わざとファウルを取ってフリースローさせる。桜木はフリースローが入らないから、むしろファウルを取った方が有利になるのだ。なるほど〜
◆フリースローのとき、リングとか板に当たらないとダメなんだね。これも知らなかった

バスケのルールはむずかしいぞ

◆海南の桜木対策が功を奏し、なす術なく桜木は交代。桜木アウト、メガネ君イン
◆気合いの入る流川。そして3人だった流川応援隊が一気に増えているぞ! 流川大人気だ

熱いルカワコール

◆どうやら13巻は流川回になる気がしてきた。流川と清田の対決か?

決めよーぜ!!

12巻の感想

◆緊迫するリーグ戦が描かれる。今後の盛り上がりへ向けて助走していく巻、という感じ。この「どうなるどうなる……」という雰囲気をじっくり出していくのが13巻以降の爆発につながるはずだ
◆バスケマンガとして方向性が定まった気がする。さすがにもうヤンキーマンガには戻らないと思う
◆桜木が、まだバスケ始めて数ヶ月という未熟さをどう補っていくかが海南戦の見どころ
◆脇役なんかいない、というスラダンのメッセージが伝わった巻だった。宮益の活躍は、著者からの熱いメッセージだ!
◆次は流川回? 流川の爆発が見たい

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