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ご本を作るのに随分遠回りしてるわ、と震える肩をそっと抱きしめる話。

ご本イメージ


 というわけで、いよいよヘッダーでもアピールをしている「どこせか」ご本作り本題へ。

 頭の中のイメージとしては、
・「銀河鉄道の夜」みたいにちょっとレトロな感じの文庫本にしたい。
・どこせかにイラストを寄せていただいた絵師さんに表紙をお願いしたい。
・可能ならば一話ごとに挿絵をお願いしたい。
・絵本のような、文章と絵両方にボリュームのあるものにしたい。
・フォントにもこだわりたい。
・カバーつけたい。本物っぽくしたい。

 というものがありました。が、実際手に取れる紙本としては、かつてのコピー本くらいしか経験のない(しかも印刷は友人任せ、自分はホチキスと袋詰め作業のみ)自分には、どこから手を付けていいのやらチンプンカンプンでございます。

作った本をどうしたいか


 そして何より「作った本をどうしたいのか」。前回BOOTHを設置したものの、置いただけではどうしようもありません。投稿サイトで販促するわけにもいかないので、どっかに持って行って展示……と言っても、ぶっちゃけBLっぽくないBL本なので、Jなんとかとか、コミックなんとか、などの聞き覚えのあるイベントはピンときません。
 そこで、気になるオンラインイベント2件見つけてきました。「紙の製品なら何でも出品OK」のイベント、「擬人化」に特化したイベント。少し毛色が変わっていて好みです。擬人化イベは6月、紙イベは11月なので今から作業を始めても間に合いそうなのも魅力。ということで、完成ゴールを6月に定めました。
 もともと七話分は投稿サイトに公開済です。これにどういうルールがあるのかはよく分からないけど、改めて紙の本にするなら未公開書き下ろしを追加して、買っていただいた方へのプレミアム感?を出したい。昨年末までに三話書き足して全十話、絵師さんに挿絵作成をお願いしました。今年に入ってから本格的に打ち合わせ始動。イメージの共有はスプレッドシートで。

カバーや表紙のイメージ画像を集めたり
ページ割り振り表。原稿の数え方や奇数偶数が複雑で、これで整理した。

どこで印刷してもらうか

次に考えるのは、原稿をどこで印刷してもらうか、です。これは自分に何が出来るのか、で選べる印刷所が決まってくるということが分かりました。自分のスペックとしてはWordから加工できるもの。絵師さんのデータは基本的にjpg、png。となると、pdfで入稿できる印刷所が理想?
 pixivやkindleは受注生産可能なので自分で在庫持たなくてもいいけど、その分高い。自宅に在庫を持って自分で発送すればめんどくさいけどコストは抑えられる。その分カバーなどにこだわりを投入できる。

それぞれの印刷所の比較 

 今でこそ結果としてスッキリしてるけど、考えなきゃいけない事柄や構成要素が多すぎて、まずこのあたりで挫折しそうだった……。自分の持っているスキル、ギアで何が出来るのかって把握してなかったもん。もんたらもん。(←腹立たしい)
 絵師さんや経験者の方に聞きまくって、少しずつ決めていった感じです。

(前回記事はこちら)


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