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夢をかなえてくれる印刷所はどこにあるのという話。1

実は簡単に本は作れるのだ


 今日もいろんな作業をあっちこっちしています。これを書いている時点で、自作「どこせか」の他にも、コラボ作「反目ノ四獣」、「擬人化アンソロ本」、連載中(転載・掲載作業は終わったけど)Web作品「谷津ヶ瀬兄弟の優雅な日常」、ライト文芸コンテスト応募作品の執筆……、と、絵師様とやりとりを進めないといけないもの、プロットを詰めないといけないものがありまして。寝て起きたらDMが大量……なんてことも。

 前回記事でも書きましたが、本制作の構成要素ってめちゃたくさんあって驚いています。たぶんこれは、
・とにかくこだわりが強い
・自分のパソコンや持っているソフト、知識に限界がある
・作りたい本の理想と印刷所との親和性

 が原因です。

 フォントはこれ、表紙の色はこれ、紙はこれ!などとそんなにこだわらなければ、「小説」と「表紙」さえあればアプリやソフトに一回通せばできます。便利なものがたくさんインターネット上にあります(下サイト参照)。あとパソコンやスマホに各種画像加工用のアプリやソフトがあればなおよい。それがよくある「有料にするとできる機能が増えるよ」だともっとよい。
 今回本を作るにあたって、自分のパソコンやスマホで保存できない形式の画像でも、ダウンロードしておけばいろいろな形で保存できるお絵描きツールをたくさん知りました。アイビスとかクリスタとかメディバンペイントとか……(全然使いこなせてないけど……)。

 文章や表紙の体裁を整えてくれて、そのまま印刷所に提出できる(印刷所のスペックによるけど)サイト例


 各印刷所でもテンプレートが用意されていたりして、こういうの活用すれば楽に作れるんだと思いました。

こだわりを実現してくれる印刷所

 だが!どこせかはもう止まれない。こだわれるところまでこだわりたい。沼です。どっぶりハマって抜け出せません。文庫サイズにしたい、カバー作りたい、紙と文字と色にこだわりたい。
・たいがいの印刷所は文庫サイズ他変型サイズなどでも対応しているので大丈夫。でもたまに、同人誌印刷をうたってない印刷会社(ビジネス系とか)では文庫サイズ取り扱ってないところもあったので、要注意です。
・売ってるみたいなカバー作ることも可能です。取り扱っている印刷所はけっこうありました。用紙に限りがあったり加工は一種類だけだったり、って制限があります。クラフト系の手触りでPP加工なしがいい。テカテカさせたくない。そうなるとできる印刷所は限られてくる。
・本文の用紙は絶対に「淡クリームキンマリ」にしようと思っていました。この用紙で本文を印刷できるところ前提に印刷所を絞り込み。
・本文のフォントについてはなんとかこだわりを形にできたけど、扉、カバー下表紙の絵柄、フォント、色にもこだわりたい。(これはまた別記事で書きます)

デフォルトの上質紙より小説ぽくなる

 どこせかは、「本文モノクロ」「イラストフルカラー」が大前提です。最悪モノクロ部分もフルカラー印刷すればいいのですが、できれば「フルモノ混在印刷OK」のところがいい。
 そしてここが見逃していたポイント。本文印刷の裏側にイラストのくるページがある、ということ。
つまり本文とイラストが同じ用紙を選べるところじゃないとダメってこと。こちらの記事でちらっと紹介したページ割り振り表では想像ついていなかった点。

 絞り込んでいた印刷所の中で、「スターブックス」さんいいな、と思っていたのですが、こちらは本文と同じ用紙をカラーイラストページにできないのです。そっかぁ!
 印刷所で詰んだか?と思ったら、「ちょ古っ都」さんは本文とイラストページ同じ用紙が選べた!やった!ただこちら、カバー制作はやってないんです……!ああああ帯に短したすきに長し!!! 
 と、ここで絵師様より、
「カバーだけ別の印刷所でお願いすればいいのでは」
 ナルホド!全然思いつかなかった!全部ひとつの印刷所でやらないといかんと思い込んでた!カバー巻きは内職になるけど、それくらいやる!
 というわけで、カバーは別のところ(今のところは「オタクラブ」さん候補 )にお願いすることにして、本体は「ちょ古っ都」さんに決めました。

 さあ、ちょ古っ都さんの入稿形式に合わせて原稿を整えていかないといけません。引き続き本文と絵以外の構成要素も作らなきゃいけません。続く。

(前回記事はこちら)


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