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キャンプ場経営は儲かるのか?データから徹底解説 - 0から分かるキャンプのビジネス研究
自然を感じ・おいしいご飯と仲間や家族と交流できる趣味といえばキャンプ。昨今アニメ「ゆるキャン△」や芸人ヒロシさんの登場でキャンプブームに火がつき、テレビやSNSでキャンプを見ない日はないほどとなり、いまや日本人の趣味のひとつとして定着してきている。
今回はビジネスの観点からキャンプ場の収支状況を徹底的に解説します。
キャンプ場の予約が取れないほどの大ブーム
キャンプ場予約サイトは2ヶ月前の月初に予約開始されるが、毎月キャンプ場の予約戦争繰り広げられているのご存知であろうか?
アニメの舞台となった有名な「ふもとっぱら」など人気キャンプ場は行きたくても予約が取りづらい状況がつづいている。
キャンプ場の平均稼働率は?
2ヶ月先まで予約も取れないほどのキャンプ場が賑わっているが、実際のところ稼働率どうなのだろうか?実際の直近のデータを調べてみた
キャンプ場の平均稼働率 16.3%
コロナ禍のビジネスホテルが43%(令和3年4月発表)という数字をみると、キャンプ場ビジネスは稼働率が低いことが分かる。例えると土曜日宿泊は満席だが平日はほとんど空席ということとなる。
もちろん人気キャンプ場や都心部から近いキャンプ場は平日集客に成功しているところもあるが実際のキャンプブームは土曜日を中心とした利用となっている。
キャンプ場の平均単価は?
キャンプ場の主な収入源はサイト利用料であるが、1組当たりの金額は他のホテル旅館とくらべると圧倒的に安い。
テントサイトの平均単価は約4300円/組
1グループの金額が約4300円となっている。公営キャンプ場については無料〜(条例などで決まっている)、近年増えてきている民間のキャンプ場は5000-10000円超まで幅は広がっている。また繁忙期に追加料金などが加算される場合もある。
全国の4分の1が赤字経営
キャンプ場の 28%が赤字
この平均稼働率と客単価の低さから赤字のキャンプ場の割合も高い。特に地方自治体・第三セクター・公設のものがおおい。北海道・東北・中四国・九州のキャンプ場は赤字経営の比率が高い傾向が見られた。
山林を購入しキャンプ場を開拓する人も増えている一方で、地方では指定管理業者となる担い手がおらず潰れるキャンプ場。跡継ぎ募集や売り出し物件となっている施設も増えているのが現状である。
失敗しないキャンプ場の共通点
一方でキャンプブームの波にうまく乗り、売上・収益を大きく伸ばし事業拡大を行うキャンプ場も増えてきた。全国のキャンプ場を研究してでた共通点がみえてきた。
都心部から車で2時間半以内(特に関東・関西・中部エリアは◎)
キャンプ場で利用料金を値上げ(民間のキャンプ場が変化がしやすい)
ホームページやSNSに力を入れている
老朽化した施設をリニューアルした
オンライン予約を導入している
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インターネットが普及した現代では、デジタル活用は必要不可欠。使いやすいHP・オンライン予約システムの導入。LINEやインスタグラム・Twitterなどの情報発信とユーザーの口コミを見て施設やサービス改善をおこなっていくことが一番重要です。キャンプ場運営はユーザー視点になって考えることが大切です。
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