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断捨離好きですが、捨てることができない思い出の品

 今回の話は断捨離の話です。

 年齢を重ねると物に固執して家の中がいらないものでいっぱいになると言うことをよく聞きます。

 年齢だけの問題だけではなく、上の記事のように心に抱える問題により、ゴミ屋敷化すると言うことも考えられます。

 特に、私のようにセミリタイア、アーリーリタイアして社会から一定の距離を保っている状態、しかも独身であるため、いつ上のような記事の状態になってもおかしくありません。

 そこで、日頃から断捨離をするようにしています。書類は、PFUのScanSnapで読み込み、Googleドライブに保管するということをしており、紙は極力無くすように努力しています。以前頻繁に買っていた映画のDVDも今はストリーミングサービス(U-NEXT)に置き換えています。それでほぼカバー出てきるため、必要なくなったDVDのソフトはGEOに引き取ってもらったぐらいです。

 このように極力家にはものを置かないようにしているものの、実は捨てるに捨てれないものが二つほどあります。

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 一つは、Windows95用のDelphi Version2.0のCD-ROMです。Borlandという今はなき米国のソフトウェア会社が販売してた開発ツールです。
 もう一つはMac Fan縮刷板DVD-ROM2007-2009です。

 この二つには私が開発したライブラリ、ソフトウェアが載っているため、どちらかと言えば記念のために取ってあると言うところでしょうか。

 Delphi Version 2.0の方は、確かベータ版を購入したか、無料で提供してもらったか忘れてしまったのですが、正式版の販売前に動くものを手に入れて、それを元にDelphi用のコンポーネントを開発して、Borlandに提供しました。その時の対価は黒いBorlandのテレフォンカードです。
 もともと、Borlandから正式な依頼があったわけではなく、自分で何か作れるかなと米国の開発者のコミュニティに参加して何とか作り上げた記憶があります。それを確か、NIFTY SERVEのフォーラムかどこかに公開したところ、Borland側からDelphi Version 2.0のCD-ROMに載せたいという連絡があり、許諾したと言うことです。
 もし、お手元にDelphi Version 2.0のCD-ROMをお持ちの方がいらっしゃいましたら、私がどのコンポーネントを開発したかを当ててみてください。

 次のMac Fan縮刷板DVD-ROM2007-2009ですが、これは何かというと2007年3月号から2010年2月号までのMac Fanと言う雑誌の縮刷のイメージが入っているDVD-ROMです。何月号に掲載されたか忘れましたが、私が開発したMac用の家計簿ソフトウェアが見開き2ページで紹介されていました。連絡をいただいた時には、小さな記事程度だろうと思っていたのですが、いざ紙の雑誌を購入したところ、見開き2ページで紹介されていて大変驚いた記憶があります。紙の雑誌をそのまま保管するのは面倒だったので、DVD-ROMを後から購入したと言うことです。
 自分で開発したそのMac用のアプリをもとに、つい2、3年ほど前まで家計簿をつけておりました。残念ながら、開発ツールの関係で64ビットのアプリが生成できないため、現在は動かなくなってしまいました。

 紙とかその他は手軽に断捨離できるものの、この二つだけはどうしても断捨離できず未だに手元に取ってあります。場所をとるようなものではないので、そのまま保管するつもりですが、いかんせん物理メディアですのでいつかは読めなくなってしまうかもしれません。それまでに、ハードディスクなりにバックアップは取っておこうかと考えています。
 これ以上、物理的な思い出の品は増えないかと思いますが、思い出の品は捨てるに捨てれませんね。

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