2024年 奈良に行ってきました①

今回は友人と2人旅。バテ気味の5月だったので、いつでも途中変更可、無理せず、欲張らず、疲れたら休もうの旅に。

1日目 興福寺→奈良国立博物館→春日大社

まず、興福寺へ。
入ってすぐに目をひいたのは、南円堂、八角の造りが美しい。

興福寺 重要文化財 南円堂
構造:八角円堂
興福寺 国宝 五重塔 
令和大修理中
修理期間(令和4年〜令和13年3月)

五重塔は大規模な修繕工事中。周りを取り囲む重機の大きさにも驚く。

次に国宝館へ。「本当に国宝だらけですね...」とつぶやきたくなる空間。有名な阿修羅像 初拝観。手が6本、顔が3つ、美しく感じるから不思議。敷地内広いのと、修学旅行生がどこを見てもたくさんいて、全ては周りきれず、興福寺を後にし、歩いて奈良国立博物館へ。

奈良国立博物館
「生誕1250年記念特別展   空海
           ー密教のルーツとマンダラ世界」

空海展、空海や密教について無知な私にも、分かりやすく見やすい展示だった。音声ガイドは、耳に音楽やお経が流れ、お寺の中の荘厳な雰囲気を感じられたり、目が回るくらいの量の陳列物を、説明を聴きながらポイントごとに鑑賞できたので、使用して大正解だった。

展覧会会場は、入り口に入った瞬間から、大きな立体曼荼羅が目の前に広がり圧倒される。壁にかけられた大きな両界曼荼羅(胎蔵界)と(金剛界)も大迫力。そして、修復後初公開の京都神護寺所蔵の空海プロデュースの「国宝 高雄曼荼羅」時を経てほぼ真っ黒だが、こちらも大きい。紫地に金銀泥で描かれているのが分かる。空海の当時の絶大な力を感じた。

また、平安時代の墨書の巻物もたくさん展示されており、空海直筆のものも。読めなくても美しい文字は心に響く。こちらも国宝だらけの展覧会だった。

奈良国立博物館内のレストランで昼食
ミュージアムショップも隣設


午後は、歩いて春日大社へ。
参道を歩くのがとても気持ちがよかった。伏鹿手水所で手洗い後、左の階段を登ればすぐ御本殿だったのに、「階段は大変」と右の道を進み、若宮摂社の夫婦大国社と金龍神社に辿り着く。一緒に行った友人は、自然に間違えたのだから、こちらの神様に呼ばれたのだと言う。夫婦円満、良縁、福運守護の神様と、開運財運の神様を、参拝。その後無事御本殿へ。

御朱印いただく。昨年と並び嬉しい


拝観後、初夏の日差しで、汗もかき、敷地内の茶屋で、ひと休み。葛餅はぷるんとした食感で、美味だった。

葛餅とほうじ茶
昨年はなかった神鹿の像

私の好きな春日信仰の鹿の像、京都の細美美術館所蔵の「金銅春日鹿御正体」と形が似ている。立体物は存在感がある。見れて嬉しかった。
初日は、ここで終了。

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