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イタリアを舞台にブラックユーモアとロマンスが融合 『マフィアママ』でエキサイティングな冒険の世界へ

平凡な主婦が一夜にしてマフィアのボスに!?
アメリカの実力派女優トニ・コレットと、イタリアの至宝モニカ・ベルッチが夢の共演!
映画『マフィアママ』は、そんなことありえないでしょ、という非日常な状況を、ユーモアとスリルが満載のエキサイティングな冒険を織り交ぜて最後まで息もつかずに突っ走るパワフルな作品。この映画を見れば、あなたも日常を忘れて、危険とロマンスが交錯する異国の世界へと引き込まれること間違いありません。

あらすじ

平凡な主婦クリスティン(トニ・コレット)は、幼少時にアメリカ移住して以来疎遠だった祖父が死去したという知らせを受け、イタリアへ向かいます。祖父の葬儀に参加するという名目ではありますが、実はそれよりもロマンチックなバカンスを期待していた彼女。さっそく到着した空港で、早くもロマンスの予感が。
イケメンのイタリアンガイと連絡先を交わし、まずは本来の目的を済ませようと、祖父の秘書だったビアンカ(モニカ・ベルッチ)に案内されて祖父の葬儀に参列するも、いきなりの襲撃を受け、命からがら逃げる羽目になったクリスティン。その経緯から彼女は祖父がマフィアのボスであったこと、さらには、遺言によって彼女が新しいマフィアのボスに指名されていたことを知ります。

見どころ

  • トニ・コレットの演技: クリスティン役のトニ・コレットは、コメディからシリアスまでこなす実力派女優。『マフィアママ』でも嫌味にならないコミカルさで、ストーリーを進行させていきます。なかでも、アメリカで習い覚えた護身術を、イタリアのマフィアに襲われた時に実際に活用し、相手の目と股間を集中的に攻撃することで撃退するアクションシーンは、鬼気迫る迫力がありました。

  • 共演のモニカ・ベルッチも、年齢を感じさせない美しさで、イタリアンマダムとしての貫禄を体現。物語後半の戦闘シーンでは、クリスティンの祖父に贈られた義足を最大限に活用して敵を追い詰めます。

  • ファッション: トニ・コレット演じるクリスティンのファッションも見逃せません。マフィアのボスとしての最初のお披露目のシーンで着るバレンティノの衣装をはじめとして、高級な素材を使った上品なデザインで、ヨーロッパのエレガントなマダムを彷彿とさせます。

  • 『食べて、祈って、恋をして(Eat, Pray, Love)』へのオマージュ: クリスティンが護身術を習いながら友人のジェニー(ソフィア・ノムベテ)に、「イタリアに行くんだけど」と語ると、ジェニーは「それなら食べて、祈って、ファックするしかないね」と、なんとも直接的な言い方でクリスティンを励まします。このセリフはもちろん、ジュリア・ロバーツ主演、エリザベス・ギルバートの同名の回顧録を原作とした映画『食べて、祈って、恋をして』をもとにしていますね。

平凡な主婦であるクリスティンに対してジェニーがそんな励まし方をするのにはワケがあります。
クリスティンの夫は浮気性で信頼できないクズ男。そんな彼との関係に不満を抱いていた彼女は、だからこそイタリアでのロマンスに胸を高鳴らせていたというわけです。そこで出会ったイタリアンガイとのロマンスも着々と進行していくわけですが、彼が実はマフィア捜査の警官であることが判明し、物語はクライマックスの銃撃戦に突入し…。

まとめ

『マフィアママ』は、平凡な主婦が突然マフィアのボスに任命されるというユニークな設定の中で、トニ・コレットとモニカ・ベルッチの共演が光る作品です。ブラックユーモアとロマンティックな要素が絶妙に組み合わさり、観客を最後まで引きつけます。人生に疲れた時に見て、「よし、明日もとりあえず頑張ろう!」と元気をもらいましょう。

映画基本情報

•	タイトル: マフィアママ (原題: Mafia Mamma)
•	主演: トニ・コレット、モニカ・ベルッチ
•	監督: キャサリン・ハードウィック
•	公開年: 2023年
•	ジャンル: コメディ、犯罪、ドラマ


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