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兄妹でゴメンディー


私には4歳上の兄がいる。
兄には幼少期の可愛い(?)逸話が色々とあるのだが、
まだ、漢字も読めない小さいころに

「やまろのこんぶー」

と、山口の都こんぶ(都はすっ飛ばして読むあたりが兄っぽい)
のことをそう言っていたらしい。
「口(ぐち)」という感じがカタカタの「ロ」だと言う兄が可愛かったわーと
よく母から聞かされた。
そもそも、そんな渋いお菓子チョイスをしていた母が謎。

そんな兄と私が紛うことなく兄妹である事が発覚した。
私が20代、まだ可愛らしい(?)女子大生の頃
ネイルサロンに足しげく通い、爪先をキラキラさせていた。
その日は、キレイなギャル風のネイリストさんが担当してくださり
他愛もない話をして楽しんでいた。

ネイリストさん「Kさん、どんな音楽聴いたりするんですか?」
私「うーん、昭和の曲ばっかですねー、Oさん(ネイリストさん)は
  どういうの聴きますか?」
ネ「最近はEXILEですね、最近オーディションで新しい人入ったんですよ。」

当時、エンタメ系のニュースを片っ端から仕入れることで
なんとか今風を装っていた私。
その話題知ってるyo!
と、オーディションで合格した人の名前を順番に挙げていった。
そう、あの人

私「関 ロメンディー」

ネ「!?」

非常に恥ずかしく、関口メンディーさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになったが
一先ず、ネイリストさんが大爆笑してくれたので良かった。

関口さん、ゴメンディー。

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