女性向け風俗における女性オーナー/講師の存在

女性向け風俗の女性オーナーや女性講師が苦手な人、いてはるよね。
言わんとすること分かります。被りと違う意味で嫌なの。
セラピストさんにお金払わずに会える存在、セラピストさんの素の姿や私生活を知る存在、また事によっては研修という名目のもと、セラピストさんと肌を重ねられる存在。
きっついよね。こっちは大枚はたいて彼に会ってんのに、あなたは気軽にお得に彼と話せて触れられられちゃうんでしょって、思っちゃうんでしょうか。

苦手とかじゃないよね、もう嫌いの域の人もいるよね


その気持ちに蓋をして気持ちいいインターネット生活のために綺麗事だけ垂れ流せなんてご高説垂れませんよ。
わたしだってねちゃねちゃした醜い感情を匿名の盾のもと吐き出す日もありますから。
言論の自由は公共の福祉に反しない限り保証されると思っています。もちろんなに言ったっていい訳じゃないのは、一丁前に風俗利用できるくらい"いい大人"のわたしたちなら当然分かってるでしょう。


でね、女性オーナーさん/講師さんが嫌いなあなたが言論の自由のもとインターネットにその気持ちを吐露することが許されるなら、わたしも言いたいこと言います。

わたしは結構まじめにフェミニストをしておりまして。
まぁフェミニストといっても信条は人それぞれ違います。
わたしは「女性が女性としてではなくひとりの人間として評価されること」を目標に活動だったり発言をしています。
だからね、「女性」オーナーだから嫌い、とか「女性」講師だからあの店は利用しないとか、そういったことを聞くたびに「男性で許せることを女性では許せないのは彼女たちの仕事をひとりの人間として評価していない」と感じるんですよ。

女性をひとりの人間として評価するならもちろん下手な仕事をすれば批判するのも当然のことです。「女の子だから仕方ないよね、できなくていいんだよ」みたいなクソ甘やかしはいらなんですよ。
でも、ちゃんと仕事をしてはるのはきちんと評価してほしい。
彼女たちがきちんと仕事をしている結果はその店のセラピストさんが選んでもらったユーザーさんに満足してもらったりリピートしてもらうことだと思います。
利用もなにもしていない、Twitterとかキャス、スペースの無料コンテンツだけすすってる人はまだ評価する土俵に上がってないんじゃないでしょうか?
そりゃあもちろん無料コンテンツによるブランディングも大切な仕事のひとつですが、そこだけを切り取って生で会話せず性感もしないで評価するのは「風俗」ではないですよね。

女が不当に「女」として扱われてきたから悲しかったこともあるのではないでしょうか。
わたしはたった数十年生きているだけでもたくさんありました。悔しいことも、悲しいことも、怖かったことも。

だからこそ、女性オーナー/講師さんの仕事を「女性の仕事」ではなく「社会人の仕事」として評価してほしいと思います。

仕事の評価については女性オーナー/講師さんに限らず全ての男女問わずセラピストさんにも正しくしてほしいな。
もっかい申し上げるけど一丁前に風俗使っといて言って/やって良いことと悪いことの区別がつかないくらいガキじゃないですよねわたしたち?


なんかまぁ、いろいろみて、思ったことがあってこれを書いたのですが、これを書く原動力はわたしが昔箱ヘル嬢していて、その時の店に恩を感じていたり店長や講師のお姉さんに感謝をしているからです。
浅い感情で箱や内勤さんぶっ叩く人にわたしも浅い感情をもって毒を吐いたのですよ。
大人になったら拳ではなくペンで喧嘩しろって高校の先生に教わったから。

先生、わたしはこれでよかったんでしょうか?



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