不思議の国のアリス症候群

夕方眠くなってしまい
夜寝れなかった日、
ふと子どもの頃にあった症状を思い出した

小学5.6年くらいだったと思う
周りの音や話し声が早送りになるという現象
それは突然起こるもので
あ、来る
と早送りになるのがわかるようになっていった
学校で起こることはなく
記憶にあるのは家の中

家にいて台所で西陽が差していたり
夜家族とリビングで過ごしている記憶

当時の私は何度も体験する
この現象に
毎年夏になると台所に差し込む西陽に文句を言う
母の背中に向かって問いかけた

あーたまになるね

と言う返答
母がなると言うのだから
みんななるものなんだと
子どもながらに納得して早送り現象を
受け入れた

大人になってからネットで調べたことが
あるんだけど
たぶん20代かな？
確か女性のネットの書き込み
子どもの頃に私と同じ症状の周りの音や声が
早送りになるという現象

その女性は怖くなり
母親に話して病院に連れて行ってもらい
ビタミンAが足りてないとなる
と言われたと書いてあった記憶
てゆうか、お母さん心配してくれて羨ましいわ笑
子どもの頃は少食で偏食だったし
なるほど
栄養が足りていなかったのかとその時は
納得してしまった

それを調べたあと母にその話をしてみた

やっぱり回答は同じで
たまになっていたと話してくれた

2024年現在
Google先生に聞いてみると
たくさん情報が出てきて
芸能人の10年前のTwitter投稿で
早送りの話をしている女性がいた
その人も子どもの頃らしい
その書き込みに私もなったと話す人がいて
結構いるのかなと思った

不思議の国のアリス症候群
という名称で
たくさん情報が出てきた

私にはなかった症状
体の一部が大きくみえたり
小さくみえたりする現象や

私が体験した
周りの音などが早送りで聞こえる
症状を
不思議の国のアリス症候群
というらしい

不思議の国のアリスのお話の内容に
似ていることからこの症状の名前がついたとか
原作者は
この症状があったのではと言われているらしい

病気でないと書いてあったり
精神疾患と書いてあったり
色々でわからない
100人に1人の割合で同様の体験を
持っているというものらしい

じゃあ当時周りに聞いても理解されない
体験だったから言わなくて良かったんだなと
思った
当時の私は他人が起きていない体験をしていると
なんとなく気がついていたのかも

私は中学生になるとその記憶がないので
高学年のときによく体験していたのかなと思う

怖い、と思った記憶はなく
冷静に
コレ大丈夫なのかな？
と思っていたくらい

いつか
同じ現象になったことがある人と
話してみたいな

私は結局母に話した後
誰にも相談することもなく
その現象としばらく付き合っていたと思う

もし悩んでる人がいて
この投稿を見つけてくれたら
少しでもその人の気持ちが楽になりますように