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個人がめちゃくちゃお手軽に繋がれるようになった現代において”俺たち”という区分は存在しない。

10年ぐらい前までなら、格ゲーマー同士でちょっとラインを超えた発言をしても「まあ、”俺たち”は仲間だからお前が本当に言いたかったこと分かるよ」という優しい暗黙の了解が働いていたと思うんだけれども、個人がめちゃくちゃお手軽に繋がれるようになった現代において”俺たち”という区分は存在しない。

時代の流れ的に、これからは綺麗な発言をするゲーマーが社会的に求められるようになるだろうし、そんな綺麗なゲーマーを見て育った次の世代のゲーマーが必然的に10年後のスタンダードになるわけで……。今はその入れ替え時期、だと思う。

そうすると汚い言葉を使うプロゲーマーはもっともっと今以上に「お前みたいなのはプロ失格だ!!」と非難されるはず。
炎上リスクが今よりも高くなるなら、プロは炎上リスクのある人とは可能な限り距離を取るようになるし、プロ志望の猛者や、プロと頻繁に対戦したい人も言葉を選ぶようになる。

もちろんそんなのを気にしない猛者はいると思うけれども、時代の流れも後押しして猛者は礼儀正しいみたいなイメージが多分付く。
というか、強さはもちろんなんだけれども、礼儀正しくて炎上リスクが少ないことが明確に得になると思う。

もちろんそんな社会にも、調整と炎上案件にツイッターで物申すおじさんは絶対いるんだけれども、彼らと新世代ゲーマーの間には文化的にわかりあえない壁が出来ているはず。
今がその過渡期で”俺たち”という文脈で喋り続けるおじさんと、綺麗な新世代ゲーマーの割合はあと2年ぐらいで引っくり返ると予想している……。

いや、根拠とかは特に無いんだけれども……。
というか既にこうなってる?

まあ、社会の価値観って時代とテクノロジーによって移り変わるもの。
今は個人の強い気持ちが重要視される時代なので、価値観もそれに即したものになっていくのだと思う。

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