体系の変化とファッションの変化

ファッションの流行に追いつかなくなってきたなーと感じることは多々あるが、体系の変化に自分の認識の追いついてなさも感じる。

体系の変化による服が自分に合ってない事実は唐突に突き付けられる。

私の場合は大事に取っておいた一張羅のワンピースが、久し振りに着用したときに以前とは違う何かを感じ、そこでもう自分には似合っていないことを悟った。

今ではパーソナルカラーや骨格診断のおかげで自分に似合う色や似合う服の系統がわかるようになり、前よりも洋服で失敗することは少なくなった。

先日友人がアクセサリー店に務めたので、冷やかしも込めて会いに行った。

友人のお店はメンズがメインであるため、華奢で子供っぽい私にはここのアクセサリーは似合うものはないと思っていた。店内は平日の昼間もあって客は私だけだったので、面白半分でいろんなアクセサリーをつけてみた。絶対に合わないだろうと思ってつけたが、ところが意外と似合っている物もあった。友人が私に勧めてくれたアクセサリーは私が想像を反したものを出して試してくれた。鏡に映った私はアクセサリーをつけることで品が上がり、大人のいい女感を出していた。

そして今直面しているのが、Tシャツ似合わない問題である。若い頃はTシャツ一枚あれば何でも着こなせでき、便利なアイテムであったが今はサイズ感や形・生地感を選ばないと事故る。なので、以前より念入りに試着をしてからでないと購入は出来なくなった。試着をするたびに自分の体系と向き合う=衰えも見えてきてちょっと悲しくなる瞬間ではある。

しかし、今はSNSを覗くと40代、50代のおしゃれな先輩を見て勇気が湧いてくる。決して若返りを目的としていなく年相応のおしゃれを見せてくれてとてもありがたく感じる。

このアクセサリーを買うにあたり、これはプロに見立ててもらったおかげで新しい自分を発見したのである。おそらく私の固定概念ではこの大ぶりのリングの選択肢はなかったが、第三者やプロに見てもらうことで自分が認識している似合うものとの誤差を帳尻合わせることができた。

20代の時にように感覚で感じ取っていた流行は、今では追いつけないし追いつこうとは思えないが、今まで培ってきたものを今の時代と今の自分自身に合うようにするには時々は誰かの手を借りてアップデートすることが必要だった出来事であった。

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