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逆噴射小説大賞2019-諸々の振り返り

改めまして、双魔と申します。
Twitter上で『逆噴射小説大賞2019』の存在を知り、考えた末に参加してみようじゃないかと駆け込みでこのアカウントを作った次第です。

今後のnoteでの活動は具体的に決めていませんが、まずはエディタの機能についての手習いを兼ね、投稿した2作品についての振り返りと解説をしてみようと思います。

1.ロウマン・ロアー・ナッコゥ

あらすじ
宇宙で運び屋を営む男が人工の機械天体に不時着し、謎の機械生命体に襲われる。現地で出会ったヒューマノイド『フウ』は語る。機械生命体を倒す唯一の方法は、"攻撃時に技名を叫ぶこと!!"である、と……

記念すべき(?)一作目。小説を書くにあたり、まずは自分の頭の中をひっくり返して要素をピックした結果、真っ先に手に取ったのはやはり『ロボ』でした。後は『暴走する無人機械』『無駄(浪漫)機能に拘るオッサン主人公』『ロボ娘ヒロイン』『オッサンの赤面』『必殺技は気前良く叫んだほうが絶対に強い』『技名はカッコいい方が絶対に強い』などで構成されております。
文字数により描写できませんでしたが、機動従機には航行形態とワークローダー形態があり、主人公の愛機は大型トラック型で、宇宙のトラック野郎をしています。その流れでヒロインの名前はいすゞのトラックから『イズ』とするつもりでしたが、絶賛放送中の特撮番組とモロ被りするため、フソウからの『フウ』に変更した経緯があります。

アイデアのルーツとなった作品としては、機動従機(重機)や暴走する機械については「重機人間ユンボル」「パトレイバー劇場版」
技名をつける、叫ぶことについては往年のスーパーロボットは勿論のこと、「血界戦線」「戦姫絶唱シンフォギア」などでしょうか。
あと、機械生命体がこのような進化をした理由が『運行していた人間が地球のロボオタの末裔で、彼らが持ち込んだメディアをモデルケースとしたから』という設定なので、「宇宙戦艦ナデシコ」とかも入っているかな。

2.蛙鳴戦争(アメイセンソウ)

あらすじ
水資源が豊富なとある地球型惑星への移住計画は、原生異星人の抵抗によって膠着状態へと陥っていた。移民組織の依頼により雇われた『掃除屋』は、蛙狩りのために今日も湿気た街中を跋扈する。

2作目は人間サイズのアクションものになりました。舞台となる惑星は異常な高湿のため火薬がまともに使えず、主人公の得物はほぼ近接オンリー。なぜなら私が銃に詳しくないから。
初期案では弾を撃つ代わりに銃口から超高温溶断ブレードを噴き出す2丁拳銃で刺客達と殺し合いをするお話でした。(安全装置を作動させるとライター並みの火力になるので、煙草に火を点けて去る)

脳内で主人公をアクションさせるときは「DARKER THAN BLACK」を明確に意識していました。
敵の異星人が蛙モチーフなのは去年プレイしていた「地球防衛軍5」の影響だと思います。

タイトルは「蛙鳴蝉噪」という同音の熟語から。
蛙、雨(アメ)、戦争と、作中要素が入りつつ短く覚えやすくまとまった感があり、個人的にお気に入りのタイトルです。
……が、実はこれ、投稿の10分前に思いついて変更したもので、それまでは『水没地区を奪還せよ』という題を付けていました。
蛙(星人)をやっつける話→蛙をブッ飛ばすなら爆竹→地区(チク)を奪還(win back バック)→バクチク という、全世界の蛙好きの皆様ごめんなさいなタイトル。おまえーっ

3.参加しての感想

逆噴射小説大賞2019の開催にあたり、参加を具体的に考えだしたのは10月中旬あたりからでした。また、作品を書くことを決めてからは、他の参加者の作品に極力目を通さないようにしました。何故かというと、これは私だけに限ったことでは無いと思いますが、文章を書くときに直近で触れたり過去深くハマッた作品、構文、語録に影響を受けやすい性質であるからです。

パルプスリンガー各位の新作や過去の投稿作を読みたい、アイデアが湧けば自分でも書いてみたいという気持ちは開催前からありました。でもその前に、白紙の状態で今の自分から搾り出したものを残しておきたいという気持ちもあり、ウンウンと考えているうちに月末になってしまった次第です。
本当はさっさと1本投稿して皆様の作品をリアルタイムで追い、そこから何を吸収してどう変化するかを見るために改めて作品を書く、という流れをやりたかったのですが、それは次回の楽しみということにしておきましょう。

そうして2作品を考えてnoteアカウントを作り投稿したわけですが、これがまぁ緊張すること。私は学生時代に二次創作小説を考えたりブログを書いたり、一応は趣味として物書きをして遊んでいましたが、どちらも三日坊主の末にフェードアウト。冒頭のみとはいえ、作品としての体で文章を公開するなんてのは初めての経験でした。しかもそれが漏れなく審査対象として一度はプロの方に目を通されるわけで、(参加するだけなら)とても敷居の低いイベントでこんな体験が出来て良いのか!?と、参加してみて改めて感じました。スゲェよSNS時代……ヤベェよダイハードテイルズ……

しかし何といっても一番の収穫は、書いたものに対してスキをいただいたり、引用RTで紹介までしていただいたこと。これが本当に嬉しかった。
参加が遅れて私が一番後悔したのもこの点です。こんなに嬉しいことなら、もっと早く皆の作品を読みに行き、リアルタイムで感想を届けたかった……!

もし次回があるならば、是非参加したいと考えております。
今回参加したことにより、エンタメに限らず自分の引き出しの少なさを実感しました。もっと多ジャンルの本を読め、音楽を開拓しろ、映画をアニメ以外も観ろ、ソシャゲとTwitterだけで休日を終わらせるな、あとできたら積みプラを減らせ!

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