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男性の妊活のすゝめ

精子の作られ方
精巣で作られる。その中の「精細菅」で作られる。
胎児のときに「精祖細胞」が作られる。
思春期で「精母細胞」が作られる。
さらに、「精母細胞」が「精子細胞」になる。
この「精子細胞」が「精子」となる。

精子になるまでは70日
「精祖細胞」⇨「精母細胞」⇨「精子細胞」⇨「精子」
精巣で作られた精子は、「精巣上体」に運ばれ、成熟する。
常に新しい精子が生まれる。
古いものは、次々変性。体に吸収される。

ペンタサ(メサラジン)は精子に影響は与えず、男性不妊の原因とならない。
ただし、精子の数が減少する可能性はある。

「男性不妊、炎症性腸疾患多い」
⇨男性不妊患者1255人。このうち潰瘍性大腸炎患者6人、クローン病2人
⇨男性不妊外来時、メサラジン内服、のちに中止
メサラジン中止後、精液初見改善、4人症例あり。メサラジン中止に、好影響あり。
不妊治療中、炎症性腸疾患を発症、メサラジンの治療開始。メサラジン内服、精液初見改善、2人症例あり。

臨床ダイレクト2013/8/8 記事より

サラゾピリン
造精機能障害障害の可能性あり。
精子数減少、精子運動性の低下。
2から3か月の休薬で回復、自然妊娠の可能性もあり。

精巣機能の改善には、生活習慣の改善、サプリメントの服用

生活習慣の改善 次のような方法があります。

  1. 過度な飲酒や喫煙を避ける

  2. 長時間の入浴やサウナを控える

  3. 膝上でパソコンを使うなど、精巣を長時間温度の高い環境にさらす行為を控える

  4. 運動(有酸素運動)を増やす

  5. 最低6時間の睡眠を確保する

  6. 座り仕事の場合、1時間に1度は立ち上がる

  7. サプリメントには、精子所見(総精子数、精子濃度、精子運動率)を改善する効果があるものがあります。

 具体的には、以下のようなものです。 

  • ・亜鉛、コエンザイムQ10、セレン、オメガ3脂肪酸、 カルニチン。 

  • ・また、精索静脈瘤やホルモン低下は治療可能な疾患です。精索静脈瘤が発見されたら手術が必要ですが、日帰り手術も可能です。ホルモン低下が発見されたら、ホルモン自己注射が行われます。


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