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Plastic Love 竹内まりやのおと♪City Popの音♪

『Plastic Love』 一度聞いたらまた何度も聞きたくなる曲。
世界のシティポップミュージックブームはこの一曲から始まりました。

FM FESTIVAL 2021「竹内まりや RADIO Turntable」を聞いて感じた、私なりの「Plastic Loveが世界で人気になった理由」を書いてみます。


今の時代は”高速”インターネット社会。
デジタル音に囲まれている現代に、アナログ音が温かく感じられるというのは、シティポップが求められる大きな理由の一つだと思います。

音質に加え、心音のようなテンポに安心感がありました。
『Plastic Love』には人が階段を登るようなテンポでベース音が上がるところも印象的です。

世の中が人間のペースからかけ離れたスピードを求め、その速さに到達してしまった現代に、人は人のペース、心臓の鼓動や歩きたい速度を音楽で再確認して、安心感を得ているようです。

また、この音に着地してくれるだろうという予想を裏切らない音運びにも安心感がありました。

不安定な世界状勢に、人々は本能で安定を求めています。
シティポップは音楽で、「大丈夫よ」と寄り添ってくれたり、
重くなりがちな心を、爽やかに軽やかにしてくれる効能があるような気がします。

音運びに加えて、日本語の響きも心地よく感じられているのではないでしょうか。
英語圏の人にとって日本語は美しい言語に聞こえるという話を聞きます。
日本語だから意味はわからない、それもまた良かったのだと思います。

K-POPの躍進が、欧米ニーズに完全に応えていることが要因にあるとすれば、CITY POPのブームは、欧米にとって外国(未知)の音楽だったことも要因になるのではないでしょうか。

インターネット時代以前に日本で流行った曲が”発掘”されて、今の耳に新鮮に聞こえました。

『Plastic Love』は、胎動をも感じさせるようなテンポが誰にとっても懐かしく、アナログ音、日本語の美しい響き、歌声とメロディ、アレンジも含め、あらゆる要素が良い塩梅で、不安定な世の中に爽やかな安心感という心地良さを与えてくれるからこそ、世界中で今ブームになった楽曲なのだと思います。


趣味DJ 曲のつながり♪
『Plastic Love』1984年 竹内まりや
『Lover Boy』2018年 Phum Viphurit
『Loretta』2021年 Ginger Root
『Off the wall』1980年 マイケル・ジャクソン
『真夜中のドア』1979年 松原みき
『Lately』1980年 スティービー・ワンダー


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