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江の島 八坂神社「神幸祭」と 小動神社「天王祭」②

①からの続きです。

【穴場】江の島駅 すばな通り

江の島駅から江ノ島駅大橋に続く、すばな通り。
観光地の土産物屋さんや飲食店が並ぶ通りのようで、実は衣料品店が充実していることに気づいた。

八坂神社「神幸祭」が小雨模様だったため、汗だくになったことから、着替えの服を探しに行って新発見✌️

ご存知ですか?「服の墓場」問題

ファストファッションの大量生産は、商品を作り過ぎることでゴミの問題を引き起こしている。いつも、どこでも、すぐに商品が届けられるのは便利この上ないのだが、同時に売れるかわからない商品の在庫を大量に抱えているという見えない現実が存在している。

「服の墓場」は、リユース・リサイクルすら回らないほどに、化学繊維の洋服が地球上に溢れかえっているという環境問題だ。

私が洋服選びの際に、気にしているのが洋服が自然素材であるか、ということ。

2020年↑
ナショナルジオグラフィックの記事
2024年↓

チリのアタカマ砂漠は、服だけでなく、中古車やタイヤなどが砂漠に山積みになっている。
4、5年経っても問題に改善の兆しがないという悲しい現実。

諸外国にて生産された各種製品が売れ残り、

リユース・リサイクルするために輸出されて、

需要よりも供給量過多となって、中古品を輸入した国でも循環不能となり廃棄される

という環境問題である。

現在、製品は生産過剰であることが、世界の環境問題の要因だ。

「服の墓場」について、インドなどでは新しい対策が展開しているという。
プラスチック削減について、強行政策が功を奏しているのはケニア。
いつも「服の墓場」問題でとりあげられている、チリのアタカマ砂漠では、廃棄された服でファッションショーが開催されたとのこと。

「服の墓場」では、常に化学物質の焦げ臭いにおいが蔓延しているという。
捨てられた服どうしがこすれ、その摩擦熱によって煙が上がり、火災の原因になっている。

このような環境問題を知ってしまうと、普段の洋服選びにも気を使う。

まず、ポリエステル等の化学繊維は除外。
洗うと化学繊維が流れ出る、燃えて有害物質を発生させるような素材の服を選ばなくなった。

そもそも、化学繊維の服は汗を吸わなかったり、毛玉が出来やすかったりするため、
着心地の面、実用面からも、自然素材が好みだった。

すばな通りには、私が行っただけで三軒のお店で
・綿
・ヘンプ
・麻
・竹布
素材の衣料品が取り揃えられていた。

これから洋服は、すばな通りに買いにこようと思ったくらい充実していた。

三軒目に立ち寄った洋服屋さんで会計をしていると、お囃子の音が聞こえてきた♪


御神輿わっしょい

ちょうど着替えも終わって、スッキリ。
タイミングが良かったので、「神幸祭」の取材を続けることにした。

お囃子の音に心踊らされる♪

八坂神社の御神輿は、

午前10:00  江島神社 辺津宮を発たれ
午前11:00  海上渡御
午前12:30  東浦祭典
午後13:30過ぎ 江の島すばな通りに現れた。

非日常な光景にワクワクする♪

湘南モノレール 湘南江の島駅前

かつての実家の最寄駅なのだが、引っ越した際には実家に住んでいなかったので地元というわけではない。

八坂神社「神幸祭」をこんなに間近で見たのは初めてだった。

親戚の集まりで食事をする、焼肉金金前を御神輿が通っている様子に萌える🌱

行合祭(ゆきあいまつり)

八坂神社の御神輿は、龍口寺前で小動神社のお神輿と行合う。

お神輿休憩の際は、下に「うま」を置いてる。
この「うま」を運ばれている方が女性だった時、お祭りの男手が少ないのかな、と思った。
確かに、法被には川崎と書いてあったり・・お神輿担ぎは各地からの応援者が支えている様子。
2024年新しくなったお神輿。キラキラ綺麗ね。この把手を鳴らして威勢よく進むよ。
江ノ島電鉄の方も交通整備
お祭りの真ん中、普段よりハイテンションで賑わっている中を本物の電車が通り抜ける。
安全を見守る警備員さん達に感謝です✨

お神輿の前には、賽銭箱が運ばれていて、お賽銭を入れると、蒸して炒った麦ひと匙と榊をいただける。手のひらに麦を載せていただいて、その場でいただいた。美味しかった♪

なぜ麦を配るのだろう?

詳しい所以がわからないので調べてみる。

浜松市の八坂神社で、蒸した麦と炒った麦を半分ずつお供えする祇園祭があるとのこと。
夏の疫病や飢饉などの原因を取り除く疫神を取り除くという意味や麦の収穫祭という由来があるのだろうか?

お神輿は神戸橋へ 右手は江の島、左手は腰越駅
山車の彫刻 亀の表情も様々
こちらにはフクロウ 上には鶴
脇から上のほう、細かい部分まで力強い絵柄が緻密な彫刻で表現されていた。
龍の鱗も生きているようななめらかさ。一見の価値あり。
神戸町の山車:八幡太郎義家と鎌倉権五郎景政
腰越駅から車通りと分かれる江ノ電の線路

お神輿はいよいよ小動神社へ

12時間続く、長いお祭りの日

「天王祭」は、疫病神 牛頭天王(ゴズテンノウ)を祀る天王社のお祭りです。

牛頭天王:日本における神仏習合の神。釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神とされた。
現在の八坂神社(京都)に当たる感神院祇園社から誘導されて全国の祇園社、天王社で祀られた、とのこと。

ここでも、京都八坂神社と繋がった。

お神輿はこゆるぎ交差点(海の近く)まで渡御し、祭典の場所(小動神社の参道)に引返す
小動神社は、前方、車通りを渡ったところにある。
八坂神社と小動神社のお神輿二基が並んでお祀りされて、
ご挨拶や祝詞奏上など、式典がとりおこなわれた

昔、腰越の小動神社に祀られていた祭神2体のうち、男神が海に流され、
江の島の漁師に拾い上げられて江島神社内の八坂神社に祀られたという
伝承を再現している、八坂神社「神幸祭」と小動神社「天王祭」

7月7日に小動神社を出られていて、七夕の織姫と彦星のお話を連想してしまう⭐️
7月14日に、行き合うことができてよかった。

普段は車通りの道を、わっしょいわっしょい同行させていただき、元気をいただいた。

今回、お神輿のリズムに合わせて誘われた小動神社のレポートは③に続く。

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