兄の死について　ハートキネシオロジー

時間が経ち、やっと文章に綴ることができそうです。

少し前のこと。
お友達に
「あきちゃん、こちらのモニターいかがですか？
　私、受けてとてもよかったので」
と、おすすめいただき、ピンときたので受けた

ハートキネシオロジー

施術者（トーショーさん）の導きにより
筋反射で身体に許可をとりながら
トーショーさんと一緒にわたしのハートの中に
入っていくものです。

わたしがその時のテーマにしたのは
自分を愛する
ということ。

表層では、それができているなぁと
感じていたけれど
深層では、まだのような気がしていて
それがわたしを生きるというところを
止めているような感じがしていたから。

前もってお聞きしていたのは
ハートに入るまでの許可が一回では出ないかもしれないということ。
お友達も、数回セッションしていただいたとのことだった。

はじめましてのトーショーさん。
とても穏やかな男性で
声がすーーーっと身体に沁み渡るかんじ。

父方の祖父、母方の祖父から引き継いでいるものをクリアにし

父との関係をクリアにし。

（母との関係が出てこなかったことに、少し驚いたけど、これまで向き合ってきたから、昇華されていたのかなと思った）

数回受けたあとに

現実が大きく動いた。

うちの男の子が、ほかの男の子の傘を壊してしまい、いじめの加害者となってしまったのだ…

それだけでも相当ショックだったが

相手方が、相当に憤慨していらして

このまま、うちの子が被害に遭われたお子さまと同じ学校に通うことも、怖すぎて許せない。

あなたの子どもがしたことは、暴行である

と、裁判を起こすことも示唆していた。

わたしも、次なにか起きてしまったら取り返しがつかないし、かと言ってずっと側で見張るわけにもいかないし、この子一人でも転校させようか…とつらい数日を過ごした。

ちょうど、その週末にハートキネシオロジーのセッションが入っていた。

「前回のセッションから何か変わったことはありましたか？」

と、いつものように聞かれ、ことの経緯を話した。

そしてまた、いつものように身体の許可を取りながら、ハートに入っていった。

トーショーさんの導きにより

自分の、見たくない残酷な部分

知りたくない部分と対峙した。

子どもは、わたしの代わりに

その一件を起こしてしまったのだった。

事件の場面のモチーフ

雨　傘　長靴　男の子

これは、わたしの兄が水の事故で亡くなった時の天気と、身につけていたもの。　　　　　　

今まで、兄の死を

母親の視点でとらえて苦しかった時期

母親が一瞬目を離したすきに起きてしまったことに、悔やんでも悔やみきれなかった自責の念を、自分ごとにしてしまっていた。

そして、自分の視点でとらえて悲しかった時期。

側にいたであろうに、助けられなかったという自責。きょうだいを失い、ひとりになってしまったのに、母親の視点で見ていたから、自分自身の悲しみを置き去りにしていたこと。

その時期を過ごし、今回は、もっと醜い自分と向き合った。

今まで兄の死に向き合ってきたからこそ

ここに辿り着けたとも言える。

わたしは、兄を疎ましく思っていたのだ。

そんな気持ちを抱いていたなんて夢にも思わなかった。

だけど、ハートキネシオロジーを受ける中で

最後0.01％という精度で

ハートからの許可が出ないとき

決まって、自分の思いもよらないような

冷たい部分をみてきたから

トーショーさんも驚くほど

その時のわたしは冷静だった。

兄は、亡くなる直前に

新しい傘と長靴を買ってもらって

母方の祖母にも、うれしそうに見せていたそうだ。

雨が降ると、兼業農家のわたしの家では

田んぼの水の調整をするために

田んぼに行かねばならなかった。

きっと、兄とわたしがお昼寝したのを見計らって母は田んぼに向かったのだと思う。

買ってもらったばかりの傘をさして、長靴をはいて、兄は母のあとを追った。

そして、風にあおられて川に転落してしまったと思われる。

わたしには、その時傘も長靴も

買ってもらっていなくて

兄がうらやましかったのだろう。

そして、長男である兄をかわいがっていた父と母をみて、

「兄がいなければ、独り占めできたのに」

と、感じていたようだ。

そんな自分と対峙したのだ。

トーショーさんも、このようにハートキネシオロジーのセッション後に、大きく現実が動くことがあると、教えてくださった。

自分の醜い部分とも対峙し

それを認め、その日のセッションは終わった。

そして、セッションから数日後

相手の方から

「こちらも、いい過ぎました。

　傘の弁償だけで、この件は終わりにしたい」

と申し出があった。

わたしの醜い部分に気づき

それを認めたから、現実が変わった

と感じた。

自分のみたくないような

しりたくない部分も

こちらが受けいれられる状態になり

それも含めて「自分」であることを認め

はじめて

自分を愛することができた

と感じた。

そして、その時から心に決めた。

今までご先祖さまから引き継いできたものの中で、これはこの先子どもたちに継承したくないと気づいたものは、

わたしの代で終わりにすること

これは気づいた人のつとめだなと。

そして

自分の思考が現実化する

自分の心が世界をつくっていること

が、腑に落ちたから

自分の心が平和であれば

世界は平和になる

だからこそ

世界で一番たいせつなわたし

を、愛そうと思います。