見出し画像

強者と弱者が生まれる理由

こんにちは、弱者の味方です。

今回は強者と弱者が生まれる理由について書いていきたいと思います。

この理由に関してはすぐに答えが出るのですが、それは生物がもつ欲望によるものです。

欲望とは様々な形によって表せます。

食欲、性欲、睡眠欲、といった形で書くと分かりやすいと思うのですが、人それぞれに持っている欲望があって、それが満たされたいと思う気持ちはおそらく引き離すことができません。

欲望・欲求をなくすことができればおそらくではありますが、人間社会において真の平等な世界が生まれると思います。

その理想を掲げた国がありました。

1917年にロシア革命によって誕生したソビエト社会主義共和国連邦です。

共産主義を唱え、それを実現するために社会主義国家として1917年に産声を上げたのですが、100年もたたないうちに崩壊してしまいました。

国家が一律に国民の生活を管理していくことで、国民全体が平等に過ごせるようにしていくことが目的だったと思いますが、自由がかなり制限されることで人は平等よりも自由を求めたために、理想の国が理想のまま終焉を迎えてしまったのだと思います。

お隣の中国でも、共産主義を掲げながら貧富の差が出ていますし、コロナによる囲みをしても脱走する人がいました。

国からの絶対的な圧力をかけたとしても、人の欲望を抑えることができていないということが理解できるのではないかと思います。

強者と弱者が生まれる理由は、人が欲望を持つ限りはどれだけ国家が制限をかけたとしても抑えることができないものだから、ということが挙げられます。

生物は生きるためにはどうしたらよいかということを考えたときに進化してきました。

私はクジラが好きなのですが、それはクジラが元々陸上で暮らしていた恐竜であり、爬虫類の恐竜たちが陸上で弱肉強食で争う中、生きていくためには再び海の中で生活をした方が良いと考えて、海に戻っていったところがとてもすごいと感じたからです。

生物は元々海の中で誕生し、長い年月をかけて魚類⇒両生類⇒爬虫類・鳥類・哺乳類へと進化を遂げたわけですが、クジラはその流れに逆行して海の中に戻ったのです。

ですからクジラは魚類ではなく哺乳類として分類されるわけですが、生物の進化は生き残っていくための知恵が結集された証なんだと思っています。

それでは人間が生き残っていくためにどうしていけばよいかを真剣に考えていったときに、進化の過程で欲望を捨て去ることができれば、強者と弱者の世界は無くなると思いますが、これは不可能だとも思っています。

世界各地で宗教がありますが、その教えの中にも欲望を抑えるためのことが書かれているにもかかわらず、それを抑えることができていません。それどころか、宗教によってはその力を利用して金もうけに繋がるようにしている点から、宗教の在り方に疑問もあります。

2000年以上前から宗教が確立しているにもかかわらず、争いが絶えずに続いているわけで、人間の欲望をかき消していくことはもはや無理なんだろうなと思います。

強者と弱者が生まれる理由とそれが無くならない理由は、人間が人間であるに他ならないのではないと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?