毒親から与えられるもの

愛情ではなく執着。



以前働いていた、超絶人間関係の悪い職場に

人間味のない冷たーい感じの変な感じの男性がいて

その人は事あるごとに、
自分の娘がいかに大事な存在であるかを、
しきりに説いていた。

職場に家族なんて関係ないんだけど
なぜか敢えて家族の話を持ち出してくるのだ。

なんとなく不自然感があるけど
へぇーと聞くしかなかった。


ある日、ある人が
「娘ちゃん、大きくなったら悪い男に引っかからないようにねー」
と、軽ーい冗談を言った。

ら、

烈火の如く起こり出した。

「自分の大切な娘に対して、侮辱的な発言だ!」


もともとおかしな人の集まる職場だったので
いろいろおかしく
(軽口叩いた人も、まぁおかしかった)

上層部まで巻き込んだ大問題に発展、

軽口が原因で、左遷されていった。
(元々問題ありだったから、キッカケを狙われてたってのもあるんだろうけど)


しかしあるとき、

「僕は叩いてしつけをしているんです。

2-3歳の子供なんて、野生動物と同じ。

言葉で言っても分からないんです。

ペットをしつけるのと同じですね。

叩いて、痛みで分からせてやるんです(自信満々の笑顔)」


2-3歳という人格のベースがある程度固められてしまうであろう時期に

叩くと言う暴力よりも

野生動物、ペットとみなされることの方が、大問題で。


この人は愚かなのか頭が良いのか、
自分の思想を言語化してるけど

思想って、表面的には分かりづらい。

似たような思想で子供に愛情と銘打った毒を盛り続けてる親も少なからずいるだろうな。



子供を所有物だと思っている。

その所有物をいかに自分にとって都合の良く見栄えの良いものにするか、

その努力を愛と説く。

所有したものを手放したくない。

その想いを愛と説く。


その説かれた愛の本質は、
「モノ」に対する執着でしかないのだ。


「どんなに愛しているか」を
他人に説かずにいられないなら

その愛の裏に隠された真実に目を向けるべきなのだけど

そもそもそれを隠したいから、愛を語るんだもんね、、、


あの職場を離れて、もう何年経ったかな。

そろそろ変な男に捕まってる頃かしら?

まぁ、マトモな女の子にはなれてないだろうな。


こうして、心理学(笑)やらスピやらの信者が増えていくのかもね。




心理カウンセラーだかなんだかが言っていたこと。

「愛がなければあなたはここまで生きてこれません。

どんな形だったとしても、あなたは確かに愛を注がれてきた。

それは親からとは限らない。

周りにいた誰かから、確かに受け取った愛がある。

だから今、ここにいる。」

書くだけで、吐き気がするよね。


そもそも愛と愛情はベツモノで

無条件の愛とか言ってるヤツは

完全に条件付きの愛情で。


我が子への無条件の愛ってね。

すでに「我が子」って、条件ついてますからね。

アフォにしか言えないことだ。

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