ひっくり返った世界の中で

愕然とする。


世の中、本気で変な人たちばかり。


下には下がいて

こんな人たちが、自分の権利を大なり小なり主張しながら

のうのうと生きてるんだなぁ。。。



底辺と言われるには、
それなりの理由があるのだなぁ

底辺に飛び込んだ自分が、実際にその世界を数年体験した感想。


たまーに「社会的弱者」みたいな方の人生が
ネットの記事なんかになっていて

たいてい、政治やら社会やらが悪い、みたいなまとめ方になっているけど

そういう弱者になるにはその人自身に理由がある場合も多いのだなぁ、と。


弱者でいるほうが楽だもんね



でも結局これって、この世界に、自分の母親を見ているのだろう。

自分がいかに哀れで可哀想な人間か。

それを子供に押し付けて

子供に助けてもらおう、
助けないならお前は冷血人間だ、ひどいヤツだ、
みたいな、ね。



理由はそれだけじゃないにしろ、

ワタシも母親のような、「自分哀れ人間」になりたかったのだ。

だから、長い年月をかけて
満を持して底辺世界に飛び込んでみた。


だけどさー、やっぱ馴染めないのよ。


底辺同士の暗黙の了解みたいなのがあるらしいけど、
私には分からないんだなぁ。


独身非正規雇用で、最終的に生活苦の末、孤独死しかない、的なのも

正社員になればそれで安泰ってわけじゃないけど

それもそうだわ、としか言えないような現実を見てしまった。



非正規でしか働けない人の、

スキルの無さ、
コミュニケーション能力の低さ、
仕事における目的意識のズレ(職務を全うしようとするのじゃやくて、単に怒られないために分からないことを質問しない、ミスを隠す、などなど)

なのにプライドだけいっちょ前

そりゃそうなるわ。


一般事務の派遣の人って、
ある程度のパソコンスキル、
コミュニケーションの努力(上手下手ではなくて、出退勤時にグループの人間には最低限あいさつするとかのレベル)、
派遣先のルール遵守、

みたいなことが当たり前と思ってたんだけど。


きっと、ハケンの品格見過ぎたのねー

第二弾はイマイチだったけど、
第一弾のほうは、ほんとに好きだった。 

未だに大前春子さんには憧れてるもん。

コミュニケーション能力が欠如してる自分に重ね合わせてるだけなんだけどさ。


でもね、私も派遣やってたときは、スーパー派遣って呼ばれてたんだよ。

専門職の派遣だったけど。

幅広い職場経験を生かして即戦力を意識して働いてたんだよ。

派遣を使うのを辞めるという本社の意向で
他の派遣さんがみんな打ち切られても、
現場の声で私だけしばらく生き残ったりして。

それが5年間の派遣歴の中で2社あったからね。


それでも、私はダメ人間だと信じ込んできた。

専門職をやる資格がないレベルの、
最低レベル人間だと思ってきた。

努力しても努力しても足りず、

結局その職を手放した。


(その間、心理学(笑)やら、スピやらの世界で
自分軸やら自己肯定感やら自分らしさを取り戻すやら潜在意識を変えるやら、そんなことを謳ってる世界にどっぷりハマってたんだから、
その意味のなさったら、ないわけですよ)


そして、底辺職ランキングに入ってるような職について

自分を直視して
毎日死にたくなる地獄の数年を過ごした結果、
見えてきた世界。

(なぜならその世界で必要とされるスキル、それこそがコミュニケーションスキルだったからだ。無理ゲー。)


ブラインドタッチすらできない
分からないことは放置
なぜ放置してるのか聞くと言い訳
5人程度の部署なのに、いつの間にかいて、いつの間にか消えてる
「荷物は必ずロッカーへ」と言うカンタンなルールですら守らず、守るように伝えても前の職場では問題なかった、とか言い訳。

ちょっと慣れてきたら、手を抜くことにしか努力が向かない。あの人はあんなに楽してるから、自分もして良いとか、勘違い甚だしい。


コミュニケーションが苦手だったら
スキルを磨く努力をする

それが当たり前だと思ってたけど

どっちもやらない人種もいるのだ。


ただのデータ入力の仕事で、
そのデータ入力が遅い、
ミスが多いとかはもちろん、

底辺の下っ端っていう自分の立場がわかってたら、
絶対上の人に質問したり、確認したり、報告すべきことってあるって分かるはずなのに

「むしろお前の立場でそれを判断できるようになると思うなよ?」
って言いたくなるような聞き方をしてくるんだよね。

「お忙しいところすいません」くらいの枕詞で充分なのに

異常に恐縮して過度に緊張感をもって
「聞くこと自体が申し訳ない」
みたいな雰囲気を醸し出してたりして

いやむしろ、聞かないとできない立場、レベルの人間だろ、あなたは。


なのに異常に自分を卑下してるような空気感出してくる、
あなたの心の中の傲慢さ、私は気づいてるからねー


だってそれは私のかつての姿でもあるからだ。


弱者でいようと、
虐げられる立場でいようと、

母親のような人間になろうと、

そういう生き方を志していた、私の姿なのだ。


努力せず、
周囲の同情を煽ることで
助けてもらおうとする。

我ながら吐き気する。


そのモデルは、自分の母親。

逃げることや隠れることは愚か、
おかしいとすら思えなかったのだ。

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