毒親はすぐそばに

一見普通の、ただのパートのオバチャン。

隣の部署にいた頃から、顔と名前は知っていたけど、

ほんとに、どこにでもいるただのパートのオバチャンだった。


だけど、一緒のグループで働くようになり、

なんだかおかしいなぁとは、うすうす感じていた。

コイツ、共依存じゃね??

だけど、そんなおかしさを感じているのは多分私くらいで

誰からも非難されたりすることもなければ
褒められるようなこともない

たぶん、大部分の人が「普通に良い人」みたいな評価をするであろう感じ。



ある日、その人の子供(成人済み)が、ケガで急遽入院することになった。

その期間、パートをお休みします、と、

連絡のあったその日から、突然1週間休みを取った。
(と言っても元々週3日のみの出勤だから、欠勤は3日のみ)


まぁ、職場全体としては、

お子さんが大変なんだから、気にせず休んで!
的な感じで、だれも咎めるようなことはない。

ベテランとはいえ、短時間パートだし、
いなくても、カバーはできる程度ってものもあるけど

他人が大変なときに、仕事を優先しろって言うような空気の職場でもないし、

そもそもそんな重要な仕事をやってる部署ではない。

でも、やたらと社内チャットにどうでもいい連絡を入れてくるのだ。

あなたがワザワザ連絡入れなくても、
出勤してる者でとっくに対処済みですし

みんなに迷惑かけてるから、って気にかけてるつもりなんだほうけど


そこまで気にするなら、

出 勤 す れ ば !?


って言うのが、正直な私の感想。

3日ですし。短時間ですし。



私も20代の頃、突発的な病気(命に別条なし)で、10日間の入院をしたことがある。


そのときは、管理人常駐のマンションに住んでいて、

マンションのエントランスで倒れていたところを管理人さんが見つけてくれて

救急車で運ばれ、その後意識をしばらく失っていた。


そして、目を覚ますと、親がいた。


その頃はまだ、家を借りるときに親に保証人になってもらっていたから
管理人さんが、親に連絡を入れたところ、すっ飛んできたのだ。


まぁ、それはそれでありがたいとして

2日ほどは首すら動かせない絶対安静のち、
徐々に回復し、
完全回復まで、10日ほど入院というかんじだったのだけど、

3日目以降、はっきり言って、普通に生活できるくらいには回復していて

歩行は遅くて、フラフラしてても、
普通にトイレにだって行ける。
ご飯だって一人で食べられる。


なのに、退院までの10日間、ずーーーっと、いたのだ。

面会時間が始まってから、終わるまで。

ベッドの傍に。

毒母が。。。


嬉々として、いるのだ。


時間つぶしに週刊誌とか持ち込んで。


ずーーーーっと、監視されてんの、ワタシ。


とは言っても、
当時はまだまだ洗脳が濃く残ってたから、

帰れとも言わなかったし、言えなかったんだけどさ。


隣の患者さんから、「あなたのお母さんずっといるのね」的なことを言われて苦笑いしたり。。。


それなりに働いてきちんとお金も貯めてたから、
入院費だって、全然別に支払えるし

医者の診断や治療方針にだって、全然普通に聞いて判断できる。


ていうか、はじめの1回だけ、診察のとき
親もいるなら同席してくださいって、
バカ母も診察室に入ってきたんだけど

ほんとにアホ丸出しの大袈裟リアクション(たいした病気でもないのに、まるで余命宣告でもされてるかのような、今にも泣き出しそうな顔と声)に辟易した医者が

途中で、バカ母の退席を促したからねー

「本人きちんと話分かってるから、お母さんはもういいです」


二度と診察室に呼ばれることもなく。



ワタシがバカで、医者の説明も理解できないとかで
退院時に医者から親に話があるとかだったらね、
実家はかなり遠方なので、また来るのは負担だから、こっちにいるって選択肢もなきにしもあらず、なんだけど。


あなたもう、必要ないです、二度と医師は顔を合わさないです

って明確に言われてるわけで。


だから余計に、なんでいるの⁈



正直な、正直なところ、
私は、管理人さんに対して、余計な事をしてくれたなぁ。。。
と思っていた。

何も間違ってない、正しい判断と対処をしていただいたんだけど、

本気で、入院したこと知られたくない人ナンバーワン☝️人物であり。。


そんな私の本心は置いといて、
たしかに全く動けない2日は、いてくれて助かった面もある。
看護師さんたちの手を必要以上に煩わせずに済んだから。


でも、ヤツがぶっちゃけいなくても、
きっと看護師さんたちが助けてくれてただろうとも思ってしまうよね。

そんくらい、私にとっては、すでに不要な存在。




おおげさにおおげさに事を荒立てて
周囲に「入院した娘をとってもとっても心配している健気な母親」をアピールしたいだけなのだ。


「娘が入院して10日間付き添った、とても娘想いなワタシ」


実体は、ただの娘の不幸で承認欲求を満たしたいだけの欲求不満ババア。



院内で私に関わるだれもがその存在を疑問に思っていた。

医者も、「コイツに病状説明不要」の烙印を押した。


悪いけど、なんでいるの?



って言う体験がありまして


この一見普通パートオバチャンのこの行動。


子供(っても成人済み)が大変なんです。
(仕事全く出られないほどそんな毎日毎日付き添い必要か?)

仕事に迷惑かけて申し訳ない。
(迷惑かけるほどの仕事ですか?)


なるほどなぁ(察し)



もちろん遠方に住んでるとかじゃなく、
普通に同居してるお子さん(成人済み)だからねー



一見普通のオバチャンも、実体は毒親だったりするもんなんだなーと

改めて感じた次第。



あーいう人って、ほんっとに中身が空っぽなんだよね。

可もなく不可もなく、周囲に馴染んでるようで
実体はそんなもんだったりするんだなー

新たな学びを得た。



他人の不幸に付け入って、
自分の存在価値を感じようとするって

サイテー人間だ。

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