所有物意識

一人暮らしをしていると
田舎の親から、いろいろ農作物的なものが送られてくる。

語り方によっては

離れても子を思う、親の気持ち的な

感動話の一つにでもなるでしょうか。


若い頃、私のところにも、過剰な量の実家産農作物送られてきていた。

保存できるようなものならまだしも、

果物だったりするので、

多すぎて食べられない、腐るだけだと伝えても

頭が悪く理解できないのでしょう、

毎回大量に送りつけてくる。


「迷惑だから送ってくるな」と伝えたところで、

親の気持ちが受け取れないのか的な
高圧的な文言で脅してきたかと思えば

どれだけあなたのことを思っているかという
泣き落としのような文言で

こちらの気持ちを揺さぶって

結局送りつけてくる。


まさに、毒親の常套手段だよね。



あるとき働いていた職場に、料理好きな人がいて

その人に、送られてきたものを渡してみた。

思いもよらないような料理に使っていて
写真をもらったので

その写真を、親に送ってみた。

「知り合いがこんな料理にしてくれました」


二度と、親からの物質が送られてくることは、
なくなりましたとさ。



毎年毎年送ってきていたものを

なぜ突然送ってこなくなったのか、と

母親に問えばおそらく、

「あなたがいらないって言ったから」

と言う。

間違いなく、言う。


しかし、送ってくるなと何度も伝えたにも関わらず、

しつこく送ってきていたのは事実で

あの写真を送ってから、突然途絶えたのも事実。



単に、自分が全く知らない他人の手に渡り、

自分に断りもなく、
自分が思いもつかないような料理に使われたことが

気に食わなかったんだろなー


全て自分の所有物。

農作物も、娘もな。


自分の所有物が、知らないところで
他人とうまくやるのが許せないんだよね。


そうなんだよね、
学生のときも、交友関係を知られるのがすごく怖かったし。


もし私が結婚したとして、

結婚式に呼んだら、その式をぶっ潰されんだろうなーってのも

目に見えていたもんね。

というか、式には至らず、
結婚の挨拶的な場で、
婚約破棄に至るようなことをされていたね、確実に。


スピ界隈で出会ったその1の人の子供の行動が理解できるのもその辺だよね



私に友達がいないのも、結婚しないのも、孤独なのも、

親のせいだけではないけどね。


でもまぁ、そういうコントロール下に置かれてきて

なんとなーく今もまだ、置かれてるような感覚が残ってるんだろな。


⚪︎んでくれたら、

その感覚はなくなるのかな。


実は、すごく興味があるんだよね。


でもま、あーいうヤツは、しぶとく生き残るんだろな。

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