2024年版 関東在住のサラリーマンが融資を引いて収益物件を購入するための、再現性ある方法を、元サラリーマン投資で現宅建業代表が教えます。

0.はじめに
 私は元サラリーマン大家です。
 2011年から投資を開始し、2018年にCFがサラリーを超えたため、サラリーマンを退職し、宅建業を立ち上げました。
 世の中には悪徳な不動産業者・コンサルがあふれています。
 彼らより良い情報を、彼らより安く提供したいと考え、この記事を書いています。
 不動産投資に関連する書籍は世の中に溢れていますが、その多くは再現性が無く、単なる投資家の自慢話だったりします。
 ノンフィクションとして楽しむなら、それでもかまいませんが、多くの方はそれが目的ではないはずです。
 この記事は、宅建業者が最近の再現性のある情報に基づき書かれています。
 ・1棟アパートを買いたい
 ・利回りの良いものを探したい
 ・築古物件の判別方法を知りたい
 ・融資を引きたい
上記の希望がある方は、ぜひお読みください。
 また、この情報に関しては関東在住(一都三県)の方に限定します。
 
1.どのような物件を狙うべきか?
 もちろん都心の高利回りアパートが欲しいところですが、そんなものはありません。
 立地が良ければ利回りが下がります
 立地が郊外になれば利回りが上がります
 いくら利回りが良くても栃木の山奥のアパートを買ってしまうと、結局は運営で苦労します。
 立地と価格のバランスが重要になります。
 関東地方ですと、国道16号線の周辺が価格と利回りのバランスが良いため、このエリアを探すことが効率的におすすめです。
 具体的にいえば
 神奈川:平塚、厚木、座間、大和、綾瀬、相模原、藤沢、茅ケ崎、横浜川崎の一部
 東京:八王子、西東京、清瀬、町田
 埼玉:川越、鶴ヶ島、春日部、さいたま市北部、上尾、川口、所沢、三郷
 千葉:松戸、柏、千葉、船橋、習志野
が候補になります。
 構造は木造か、軽量鉄骨がおすすめです。
 RCは見た目が立派ですが、メンテナンスに木造の数倍かかるためお勧めしません。
 築年数は20~40年あたりまで。状態が良ければもっと古くても構いません。
 間取りは1DK 24㎡以上がおすすめです
 1K20㎡未満は高利回りになりますが、入退去の回転が頻繁過ぎて、結局は手残りが少なくなります。
 1DK 30㎡ バストイレ別 こんな間取であれば、多少は利回りが低くても手残りは多くなります
 不動産投資は手残りを多くして、それを次の物件購入に補填するゲームだとお考え下さい。どんな物件が手残りが多くなるかは、経験でのみ判断がつきます。
 
2.融資先は?
 上記の様な物件を狙うのであれば、ノンバンクの三井住友トラスト・ローンアンドファイナンス(以下トラスト)一択になります。
 様々な地銀、信用金庫を巡る方もいますが、結局95%はトラストで購入することになります。
 トラストは金利が高い(3.9%)、信用棄損(そんなことはない)と言われますが、結局は上記の様な築古・高利回り物件を買うためには、現状トラストしかないわけです。
 またどんな銀行でどんな物件を購入しようが、債務が増えるということですから信用棄損になります。トラストだから信用棄損という訳ではありませんので、ご注意下さい。
 通常の地銀・信用金庫は法廷耐用年数しか融資をしてくれません。
 新築木造であれば22年です。
 でもトラストは築40年であっても、30年の融資が出る可能性があります。
 この有利さを良くお考え下さい。
 例えば、
 A:金利1.5% 期間22年 新築アパート8000万円 利回り5%
 B:金利3.9% 期間30年 築40年 8000万円 利回り10%

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