昆虫の短歌
追いかけたんだヘラクレスを 真夏の樹間を駆け抜けたカブトムシを
暑さ吹き飛ぶアトラクション 樹間の夜空を駆け抜けるカブトムシ
菩提樹を祀る気持ちも無いままにただクワガタを求めて登る
満たされぬボクの想いは片想い叶わないから寄生虫になる
轢き殺す中国蟻を轢き殺す特に理由は無いのだけれど
蝉が鳴く鳴き声がもう大迷惑、街の中でも生を感じる
ほたる飛ぶ悲しき夜に髑髏と遊ぶ 夏の終わりにボンヤリ
ガマガエル見た目で損をしています アマガエルから聞きましたけど
蜘蛛の巣を壊して遊ぶ子供かな 残虐なこと平気でやるね
跳ねているおたまじゃくしが跳ねている進化の途中あとは寝るだけ
仮初の一夜に蠢くカブトムシ熟した桃を探し彷徨う
ザリガニを追いかけた夏、幼き頃は無敵だったと懐かしむ夏
タピオカとカエルの卵混ざっててグレイな香りもうどうしよう
時価の寿司高いイメージするけれど亀とメダカは食べられやしない
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