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暮らしメモ〜春めいてくる

今週はまだ春になりきれないような、鬱々とした空がうるおす啓蟄(けいちつ)から始まりました。

蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
蟄虫啓戸とは、啓蟄の初め3/5〜3/9頃を
指します。
この頃になると、土の中にいた虫たちが戸、つまり土に穴をあけて顔を出すということを表しているそうです。

このことを子どもの頃父から
「土の中の温度が外気温と同じくらいになるから虫たちが出てくるのだよ」
と教わったように思います。
春生まれの私は、この言葉を聞く頃になると
少しだけ身体がゾクっとして
ざわめき立つような感じがします。
そのことをずっと虫が蠢く感じから来るのだと思っていたけれど
本当は何かしら一つの季節が過ぎゆき
新しく始まることを感じていたのだと思います。

今年の啓蟄の日は
雨がしとしと降り続き、雲がかかり
春の陽気を感じるような日ではありませんでしたが
緑が艶やかで
雨特有の鮮明な空気の感じが心地良く
こんな何気ない1日の一コマがとても好きです。




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