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リリィが導く新時代のコントロールエルフ【シャドバ/アンリミ/ORS】

世はORS環境、ぶっ壊れシルバースナイプを筆頭にグッドスタッフを多数獲得した狂乱が最前線に戻ってきました。さらにアディショナルではドゥルガーの追加によってホズミが復権し、共にランクマ環境を支配するようになりました。そのどちらにも有利を取れるデッキはないか、と思ったのが組んだきっかけです。

デッキリスト

確定枠考察

とにかくリリィが強い。2点謎回復に強力な進化時効果で、コンエルを新時代に引き上げたカードと言えると思います。
グランスも今の環境なら刺さる相手が多いです。守護も対ホズミや、エルタを守るのに役立ちます。
女王の厚意はリリィかヒーリングをサーチできます。リリィ確定ではなくなってしまいますが、ヒーリングの回復力は心強く、秘技ヒーリングループで大量回復も狙えます。
盤面を埋めることがデメリットになりやすいアンリミ環境ですが、エルフはバウンスできるので恩寵よりはアスカシオリだと思います。

EP回復考察

進化権回復としては、カーバンクル、ピアシィ、オリシルが選択肢になります。単体での使いやすさはピアシィが優秀です。しかしコンエルの仮想敵を考慮し、有利対面の勝率を上げることを意識した結果、私はカーバンクルを3採用しました。
まず、このデッキの仮想敵はホズミ、狂乱、ハンドレス、ユカリセイバーです。そしてそれらの特徴として、
①盤面処理に余裕がある
リリィがいれば疾走は無視しても大丈夫(狂乱、ハンドレス)だったり、盤面圧が弱い(ホズミ、ユカリセイバー)です。面ロックが有効な場合も多いです。
②中盤以降は暇
ホズミはリリィさえ出し続ければよいのでppが余りやすいです。狂乱はドロソが少なく中盤以降は息切れしがちです。ハンドレスはグランスで止めたターンの動きが弱くなります。ユカリセイバーはグランスを出せば止まります。カーバンクル本体を出す余裕は十分あります。
③メタカード必須
リリィやグランスなどメタに徹するデッキなので、ドローと回復は一つでも多い方が良いです。
④アルバハ不要
ピアシィやオリシルを選択する最大のメリットはアルバハとの相性の良さですが、これらのデッキにはギルネで十分勝てます。ギルネを全部素引きした時だけ不安ですが、カーバンクル本体でエズディアエンハンス+リリィや、異形本体などリーサルパターンを増やせます。

自由枠考察

今回はエルタとエズディアを採用しました。特にエルタはこだわりのカードです。ファンファーレを封じることでダメカがないエルフの弱点を補ってくれます。最大の役割は10ppからの夜天の吸血鬼に対する対策で、狂乱に対してはエルタの有無で相性がひっくり返ります。禁約やリュミオール、デスタイラントも防いでくれますが、余ったppで取られやすいのでこれらに対しては過信できません。
エズディアは1コスト処理札を抱えておくことができ、進化時効果もそこそこ優秀です。派手なエンハンスが目を引きますが、隙が大きいのでギルネを3枚引いてどうしようもない時以外は狙う必要はありません。
(12/14追記 不殺の円陣は使っていて悲しくなるので毛嫌いしてましたが、デスタイや禁約を確実に1ターン止めることができ、カーバンクルで下がるので再評価してます)

プレイング

コントロールデッキなのでプレイングに関する解説はそんなにありません。自分の動きより、相手の動きを予想して対処することが大切です。勝ち筋は
・ギルネ直接召喚によるリソース切れ
・エズディアエンハンス20点
・異形本体進化
ですが、基本的にはギルネに向けて全力で耐えるだけです。

マリガン

キープ
対エルフ・・・リリィ、厚意、アスカシオリ、(リリィあるなら)バウンス
対ネクロ・・・腐食、グランス、ベネディクション
対ヴァンプ・・・腐食、グランス、(グランスあるなら)リリィ

相性

ホズミ・・・全タイプ有利
おそらく全デッキの中で最もホズミと相性が良いと思われます。ホズミをメタることが、このデッキの存在意義とまでいえます。
とはいえリリィが引けなかったら負けです。しかしリリィが引けた場合でも、負けるパターンがあり得ます。ホズミ使いに知られたくないですが、負け筋と対処法を紹介します。

①リリィが引けない
こればかりは事故だと思って諦めましょう。女王の厚意、アスカシオリもマリガンでキープすると良いです。
②バウンス欠損
リリィは引けたものの、回収できない場合です。これも事故なので防ぐのは難しいです。しかしオベロン型を中心に、メイレーネの採用が増えているのでグランスでも遅延は可能です。エルタも体力が低く過信はできませんが、対策の一つです。ベネディクションの体力上昇は、現代ホズミは貫通してきます。キーカードが欠損したときはリリィ以外の選択肢で遅延して、次のターン引けることを祈りましょう。
③1ターン中に2連ホズミ
ドゥルガー採用のシンシアホズミでは、リリィ下で10点出ます。ホズミを2回できればOTKに届きますし、ウィンドに進化を切れば5点伸びます。ホズミ側の要求値が高いので決められたことは今までありませんが、念のためグランスを置いておくと対策になります。幻獣型はドゥルガーの有無や狼自動進化が絡んでくるので一概には言えませんが、2連されても耐えると思われます。
④2ターン連続ホズミ
主にオベロン型で、2ターン連続でホズミをされて分割リーサルを決められます。最も多い負け筋です。オベロン型はリリィ下で14点出すことが可能で、要求フォロワーが少なく2ターン連続も容易です。オベロン盤面も強力で、リリィ進化でオベロン変身、ホズミ当てまでは処理できますが、ドゥルガーは残りやすいです。対策としては、プライマルギガントやヒーリングフェアリーを温存すること、事前に腐食を打っておくことです。また、グランスやエルタ、余ったリリィを盤面に放置しておくことで、ホズミ進化を誘導するのも有効です。
⑤盤面処理漏れ
ホズミ盤面の処理漏れは、リリィで攻撃力を下げられるのであまり怖くはありません。気を付ける必要があるのが、ドゥルガー本体の盤面です。選択不可の守護が3面並ぶので、リリィやギルネの進化効果を使えません。ベネディクションやピアシィは常に1枚持っておきましょう。
⑥面ロック
ヒーリングでバウンスするためには面の空きが必要なので、面ロックでリリィが回収できないことも負け筋となりえます。回復力が高いオベロン型相手に特に注意する必要があります。

このように挙げてみたら意外と負け筋がありますが、現実的なのは①④だけです。ホズミには8割以上勝てるので、当たったらカモです。

覚悟・・・不利
ベネディクションラインを超える盤面に対してはどうしようもないです。

連携・・・有利
エルフはグランスエンジェルを最も使いこなせるクラスです。

財宝・・・不利
バーンでOTKされるので不利。エルタも取られやすいです。

超越・・・無理
説明するまでもなく無理

秘術・・・微不利
一見無理そうですが、虹の採用が減っているので実は面ロックが有効です。相手の動きを数ターン止めてしまえば禁約OTKから逃れることができます。禁約対策としてエルタは当てになりません。

ディスカ・・・不利
バーンでOTKされ(ry

庭園・・・互角
回復に専念できるのでOTKされなければギルネまで耐えやすいです。グランス+エルタもそこそこ有効かも?

葬送・・・微不利
ベネディクションを使うタイミングが重要ですが、基本的には勝てない対面。

骸・・・不利
ベネディクションでも盤面を返せないです。

狂乱・・・微有利
相手の動きを邪魔するカードは揃っているので、それらが引けるかどうかです。特に、グランスが間に合わないと盤面がきついので腐食と共に探しに行きたいです。中盤以降はリリィループで打点をかなり軽減できるので回復は十分間に合います。最後の関門が10pp夜天です。このためにエルタを編成しました。ピアシィやベネディクションとセットで出して、ギルネにたどりつきましょう。

ハンドレス・・・有利
狂乱に比べるとバーンが多めですが、それ以外は妨害し放題です。3ターン目までにグランスを引いていないといけない狂乱と違い、ハンドレスはいつでも有効なので戦いやすいです。

回復・・・不利
バーンで(ry

ユカリセイバー・・・有利
エルフ奥義グランスループで、まず負けません。

AF・・・不利
ベネディクションで消滅はできますがそれでも今のAFは6種余裕です。

進化Nm・・・不利
グリームニルのバーン(ry

最後に

このように、コンエルはとても相性差が激しいデッキです。しかし現環境、相変わらずのヴァンパイアと、復権したホズミが中心といえます。また、それら2種に有利なユカリセイバーもそこそこいます。そして、なんとコンエルはそれら3つに有利となっています。コンエルが輝ける貴重な時期なので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。ミラーは不毛なので流行りすぎると困りますが(笑)


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