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ダメな自分を受け入れて、人に頼る大切さ

人は強みで貢献し、弱みで愛される

川原卓巳さん語録


夜中にふと目を覚まし、Voicy(音声プラットフォーム)にスイッチを入れる。内容はライターのゆぴ(いしかわゆき)さんと川原卓巳さん(『Be Yourself -自分らしく輝いて人生を変える教科書』著者)の対談。
聞いているうちにメモの手が止まらなくなる。

弱みとか欠損がないと、誰かに力を借りるという関係性が生まれない。弱いところを隠しているのは、誰かが活躍する場所を奪っている。
……
日本では人に頼ってはいけない、人に迷惑をかけてはいけない。それを教え込むから、人に力を借りられない、人に力を貸せない人が増え、みんな孤独になりがちである。

ゆびさんと川原卓巳さん対談抜粋

人に弱みを見せることで、それを得意とする人が現れ、補ってくれるのだという。そうやって人と人は助け合う。

この対談を聞き、心がすっと軽くなった。

世の中に完璧な人なんていない。それは頭でわかっていても、「人に迷惑をかけてはいけない」という教えが刷り込まれてきた。
私もそう。だから「家族にも迷惑をかけてはいけない」とも刷り込まれている。
自分ががんばればよい、少しぐらい困っていても、自分がなんとかしなければ。なんとかならないならば、自分が我慢すればよいんだ、そいういうふうに思って生きてきた。

だから、人に頼るのも苦手だし、甘えるのも下手。0か100かの思考に陥りがちである。
いや、人には得手・不得手があるのだから、自分の弱いところをさらけ出してもいいんだ。弱いところは、人に頼ればよいんだ、そう思って生きてこられたら、今までの人生、すごく生きやすかっただろう。

ダメな自分をさらけ出すのは、勇気がいる。がんばっている姿を見せて、見栄を張っている部分もある。
自分はおっちょこちょいなので、ダメな部分をさらけ出している自覚はある。でも、それは一部分。こんなダメなままではいけないと思ってしまうので、ダメな自分をまるごと受け入れるているわけではない。もっとがんばらなくてはと、自分を鼓舞しようとする。

あきらめないで、がんばるのも大事。だけど、どんなにがんばっても到達できないこともある。本当に得意なことは自覚しにくい。
がんばって、少しでも改善したいと思うのは大切だけれど、本当に苦手なことは人に頼ってもよいのではないか。
歯ぎしりしながら執着してもどうしようもない。

たとえば家事にしても、自分一人で抱え込みがち。
自分ががんばりすぎると、怒りが湧いてくるのだ。「なんで自分だけ」と。そこは気持ちの切り替えが必要だ。自分が全部やってしまえば、家族の誰かが家事能力を伸ばす機会を奪うことになる。そう考えると、気持ちが楽になる。

自分が困っていること、ダメな部分、それを受け入れる。
自分が完璧ではないことをさらけ出したら、他の人も完璧でないことも受け入れやすくなる。
そうすれば、お互いに歩みよりやすくなる。
身近なところから、ちょっとずつ。





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