溜め込んだ書き出し


noteを初めてまだ1ヶ月も経ってないのに文章を書くのが楽しくてしょうがない。何かネタになることないかなーって生活しながら頭の片隅でずっと考えてる。

そうやってnoteのことばっかり考えていると、下書きばかり増えていく。
なので今回は、その下書きの中で小説の書き出しのみ書いておく。題名も適当に決めてるし、決まってないものも多い。あとノリで書いてるものばかりなので雑。この間投稿した小説の前日譚(?)的なものも書いちゃった。

いつか絶対に全部書き上げてみせる!文字数も展開もよく決めてないけど。





不意に湧き出た希死念慮ほど厄介で衝動的なものはない。自律神経がぶっ壊れたせいで震える手を押さえながら、放課後ダッシュでドラッグストアに駆け込む。ヤバい、死にてえー。飲んでたブロン錠は効きが悪くなっちゃったからメジコンを取る。ストーリーのレポ漫画は副作用が強いって書いてたっけ。でも、今日は嘔吐も幻覚もこちらから迎えに行きたいくらいには死にたかった。

『天使は天国へ導かない』




ブルーライトを放っているスマホを閉じ、なんだか体が重い気がして脇に体温計を挟む。少しの間のあと安っぽい電子音が響き、かざすと『34.8』と表示されていた。基礎体温が低い自分では通常運転だ。体調が優れないのは熱発する直前だからか、脳が勝手に作り上げた感覚なのか。息をするのすらキツくて傷んだ畳に体を預ける。視界の端に写ったエナドリ缶を見て、明日はリサイクルだと思い出したのが意識を手放す最後の記憶。

『34.8°の熱』




教師って、自分の気持ちとか押し殺して校長とか教育委員会の言いなりじゃん。そういうの隠してるって生徒にバレないのならいいよ。でもさ、嫌々従ってる感バレバレでダサいんだよね。中途半端に反抗してます感が、なんかイタくて無理。でも、秦野先生は違う。思いとか考えとかない。感情の上っ面だけ見繕ってそれを隠そうともしない。授業中先生の背中をじっと睨んでたら急に振り返って目が合った。深淵みたいな、なんもない目。
その時が多分、初恋。

無題


肺に空気を取り入れて勢いよく体をプールに沈める。壁を思い切り蹴って筋肉を解すように体を伸ばす。たっぷり7秒潜ったあと右腕を回し顔を上げて酸素を取り入れる。濃い塩素の臭いがした。25m泳ぎ切ると水中で前回りをし、また壁を蹴った。所謂、クイックターンというもの。プールの中は薄い青のフィルターがかかっているようで、人も少なく夢にいる気分になった。

『水泡を飲み込む』


ベランダで夜風にあたりながら加熱式タバコの電源を入れる。数十秒待った後に先を口に含む。メンソールのわざとらしい爽やかさが私は好きだった。ぼんやりと隣の古びたビルに絡まった蔓を眺めているとポケットが振動した。取り出して見てみると珍しい人だった。画面をタップしてスピーカーモードにする。
「久しぶり。叔父さんどうしたの」
「……久しぶり」
数年ぶりに聞いた叔父の声は想像よりも老けてはいない。

無題


若槻さんは綺麗な人だ。小首を傾げながら文庫本を読んでいるのが酷く様になっていた。眼鏡越しの目は全てを見透すように澄んでいて、不意に漏れる声は小鳥の囀りのように美しくて、指先の爪は丁寧にヤスリをかけている。こんな細々としたところまで見ている僕は気持ち悪いのかもしれない。僕は、若槻さんに狂わされてしまった。

『君の個性』


『家に来てくれませんか』
そんなメッセージと共にGoogleマップが送付されてきた。同級生なのにわざとらしい敬語を使うところが私は嫌いだった。絶対彼女も、史華ちゃんも私のことを嫌いなくせに、どうしたんだろう。無視してやりたいけど好奇心が湧いてきた。人でも殺めたか悪魔を召喚したのか。

無題




多分、いつか書くと思うけどこの書き出し達はほぼ100%書き直すと思う。題名も決め直すと思う。
いつか読んで頂けると幸いです。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました


以下、おまけ。
AIアシスタントに書き出しの続き書いてもらった。上から5個目のやつの「構成を提案」ってやつ。

1.「加熱式タバコ」とは?叔父の言葉に思いを馳せる
2.「久しぶり」叔父との再会
3.叔父の変わらぬ声に感じる物悲しさ
4.思わぬ再会に、私の心にうっすらと広がる親近感

あ、これ小説向きじゃないじゃん。なにやってんの?

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