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Vol.2#挑め!Leading Article/プーチンの宿敵

その日のLeading Articleから解釈の決め手となった語彙を記録していきます。身につけば読む事がどんどん”楽”になります。

🔳Offered western help in evacuating from a besieged Kyiv almost two years ago, President Zelensky declared: “I need ammunition, not a ride.” That was more than bravado. It was a sober assessment of the existential crisis whipped up by Vladimir Putin’s invasion force. If he fled into exile, leaderless Ukraine was likely to crumple. But if the West gave him prompt military support, there was at least a chance of giving the Russian leader a bloody nose.


(試訳)包囲中のキエフからの亡命を西側諸国から提示された際に、ゼレンスキー大統領はこう宣言した。”私が必要としているのは銃弾であり、逃げる手段ではない”。この言葉は単なる虚勢ではなく、ウラジミールプーチンの侵略軍によって生じた存続の危機への冷静な評価であった。仮に亡命し逃げ出していれば、指導者を失ったウクライナが総崩れになる事は濃厚であったし、逆に西側諸国が即座に軍事支援をすれば、少なくともロシアのリーダーに一矢報いる可能性があった。

🔲解釈のポイント🔳🔳🔳
・bravado/周囲の印象を良くするため、勇ましい振りや自信のある振りをする事。諸外国へのアピールの為にかっこいい事いっているだけじゃなく、本当に戦いに必要なもの(兵器)を訴えたというあたりにシビれたTimes紙。

・crumple/くしゃくしゃになってしまうという意味の言葉らしいけど、こういうのは日本語にそのまま訳すかどうか迷う。まったく体をなさない状態として総崩れとした。

・give bloody nose/絵面そのままの表現。一発パンチを顔面にくらって鼻血が出ている状態。致命傷ではないが相手に効果的な一撃をくわえる事ができるという感じ。ウクライナ軍の抵抗により、ロシア自体が揺らぐような致命傷ではないにせよ、ひるませる位の所には至る事ができたという感じ。

・一言コメント

Times紙の選ぶ2023年を代表する人物はウクライナのゼレンスキー大統領だそうです。なんか口が上手いが為に胡散臭がられる事の多い人ですが、亡命を蹴って抵抗を指揮しロシアの一方的な侵攻を許さなかったという点が評価されています。


回答

  • 虚勢

  • 総崩れになる

  • 一矢報いる


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