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アラサーの女友達問題

久しぶりに、女友達と旅行をしました。3日間。
30代に入ってからの女子旅、楽しかったけどなかなか疲れました。

10代と30代の価値観

ちなみに今回一緒に旅行したのは高校時代の友達で、
かつてはかなりハードな部活の苦楽を共にした仲。
当時は部活の悩みや愚痴・恋話などなどを毎日駅までチャリで爆走しながらリアルタイムで共有していたが、今や、既婚2児の子持ち/独身一人暮らし/既婚子なし(私)とライフスタイルもずいぶん異なり、常に悩みを共有するわけではなくなった。
インスタで日常は見れても、それは私も含めかなり演出された日常なので
当時と今とではお互いの理解度がかなり違う。
今回の旅行でもその「10代の頃のそれぞれの性格」と、「年を重ねて変わってきた価値観」の部分は、結構ぶつかって、「こういう感じだったよね」というお互いへのイメージが当てはまらなくなっていたという事が多々あったと思う。(説明がざっくりすぎるけど)

それぞれの経験値の違い

価値観もそうだけど、高校生の時にすべての経験値がほぼ一緒だった時代と違い、10年以上経ってこれまで経験してきたこともそれぞれ違う。
それこそ些細なところだと旅行慣れしているとかしていないとかで、
計画の仕方にも差は出るし、当日の過ごし方も違う。
女子特有の「なんでもいい~」「どっちでもいいよ~」もストレスになるかならないかは大きく異なると思った(ちなみに私はストレスになるタイプ)

あとはちょっとびっくりしたのは、きちんとこうして3人で旅行したのはほぼ10年ぶりだったので、飲みに行っても話題に困ってしまう自分もいた。
仕事とか、日常のこととか表面上のことは全然話せるのだけど、
深い話が全然できない。
普段から共有しているわけではないから、深い話をしようと思ってもある程度の説明が必要になってしまうし、こんな久しぶりに会ったのに愚痴っぽくなってもしょうがないよな~とか思ってしまう。
かといって、ライフステージがそれぞれ違う今、抱えてる悩みも違うと思うので相手にもそう簡単に踏み込めない。
これはちょっと予想外と言うか、あの頃なんでも話していた自分たちを思い返すと切なくなったりもした。

子持ちVS子無し

別に戦ったわけではないのだけど(笑)
今回は友達の中で2児の子持ちのママがいた。
当然子供の話もするわけだけど、どんな会話にも子供の情報がはさまれて、旅行後半の方はもうげんなりしてしまった。
例えば、それぞれあのお菓子がおいしかったという話をしていて、○○は好き?と聞くと「私も好きだよ!でも○○(子供の名前)の方がもっと好きでさー、最近もさー」とか、「最近虫にあんまり刺されなくなった。でも○○(子供)は良く刺されて」とかいう感じで、どんな角度の話題をふっても必ず子供の話題が入ってくる。

別に子どもの話するな、とかそういう訳じゃないけど、
あまりに毎回毎回子供の話題が入るから、2日目くらいからはおなかいっぱい状態になってしまったし、最後の付け足しいる?ってなった。
例えば、これが育児の悩みとかこういう風に自分が変わったとかそういう話なら分からないなりに聞くけど、子供が今、好きなものとか、保育園の先生がこんな風におたよりをくれた、とかは正直旦那さんとか、自分の親とかもっと自分の子供と関わっている人と話してくれよ。。。正直反応できないよ。。。となった。
完全に供給過多でつらい。

とはいいつつも、こんな風な考えになるんだなという気持ちを経験できたのは今後子どもを考える上で貴重だったと思う。
私は自分が経験しないと分からない人間だから、もし今後子どもが出来たとしても、自分の子供の事はなるべく相手から聞かれるまでは言わないようにしようと思ったし、実際に今回旦那の話もなるべく聞かれるまでは話さないよう気を付けてみたりした(気づかぬうちにしていたかもしれないが、、)

30代の友情関係の難しさと貴重さ

ここまで大変だったとか、疲れたとか結構マイナスな事を書いてきたわけだけど、それを踏まえてもお互いの環境が違う中、わざわざ足を運んで時間を作って会おうという友達がいるのはありがたいことだよなとも思う。
そもそも今回の旅行の発端は、私の結婚式に出席してくれたことがきっかけだったのでそれもありがたい。
お互いの環境や戦うステージが違う中で、話題の合う・合わないはあってもそこでばっさり切り捨てるわけではなく、お互いほどよい距離感を保ちながら関係性を続けていく、というのも30代になったからこそできることなのかなと思う。


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