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デュエパ60枚解説 ~真邪眼騎士団、魔改造でデュエパを征服せよ!!~

 まずはリストから。参考価格はデュエパデッキ+7~8000円程度です。
プレイレベルは2を想定していますが、かなり基盤を強固にしているので、特にこのデッキにおける強力なロックカードである「零獄接続王 ロマノグリラ0世」の扱いには注意しましょう。


デッキコンセプト

 もとになったデッキはディスペクターデッキでしたが、このデッキの真の姿は以下のナイトによるシナジー形成です。

ネロ・グリフィスの一人でもやる方
ネロ・グリフィスの横の皆が大事な方


宇宙最強のナイト・マジック

盤面にⅡ世、マイヤー、その他任意のナイト1体以上
手札に「煉獄魔弾 グレイテスト・ゲート」を揃えましょう。

ここで相手の「アポカリブス・デイ」などで盤面が吹き飛ばされると、マイヤーの付与したウルトラ・セイバーでナイトが自壊し、マイヤーが破壊を免れます。

ナイトが破壊されたことで、Ⅱ世の能力が誘発、手札から「煉獄魔弾 グレイテスト・ゲート」によりⅡ世とクリーチャーが1体墓地から蘇生されます。

この動きに呪文を墓地から回収できるクリーチャーが噛むと、クリーチャーが除去される度に盤面が増えていく謎のシステムが形成されます。ナイトにはブロッカー持ちも多いため、相手の攻撃も自壊に利用して真の邪眼騎士団を展開しましょう。

パートナー
「星魂接続 パーフェクト・ワールド」


禁王のフルアートはカッコいいけどテキストが読みづらいのがね…

・シールドの墓地送りに反応してディスタス・ディスペクターの展開
・自軍クリーチャーにササゲール付与
という二種類の常在能力を有するクリーチャーです。

 ディスペクターのExライフが外れる時は墓地に置かれるのでディスペクターを展開すればするほど盤面が強化されていきます。
 また、注目されづらいですがディスタス・ディスペクター以外のカードなら手札に加わることで、シールド・トリガーとの相性も良好です。
 ササゲールの付与でナイトを破壊できれば、Ⅱ世の誘発にも貢献してくれるので、真のコンセプトであるナイト・呪文シナジーにがっちり噛み合っています。

採用カード解説

初動

マナ加速

・Disゴリアス
 自分の能力で自壊できるナイトであり、最軽量でⅡ世の能力を誘発させられます。また、初動のマナ加速だけでなく、相手クリーチャーをフリーズさせることで疑似的な除去も担います。

・悪魔妖精ベラドンナ
 自分の能力で自壊できるナイトであり、最軽量でⅡ世の能力を誘発させられます。また、マナ加速が不要な場面ではハンデスで相手のリソースを刈り取ることができます。

・Disコットン&Disケラサス
 運次第で2マナ加速できるディスタス。簡素ながらブロッカーで受けにも貢献します。

・Disゾロスター
 盾、マナ、墓地を1枚ずつ増やすディスタス。色基盤として優秀です。

・目覚めのファミリア キナコ/ムボー日和
 主に下面で使用します。「煉獄魔弾グレイテスト・ゲート」の蘇生先を墓地に落としましょう。

・フェアリーの闇の子祭
 3コストになった代わりに墓地回収を内蔵した「フェアリー・ライフ」です。速度よりも終盤に引いて悲しくならないことを重く見て優先採用

・闘争類喧嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
 主に下面で使用します。ディスペクターデッキの性質として、山札の消費が激しいので必須です。

・龍魂珠
 山札から必要性の低いカードを選んでマナに置くことができます。また、ササゲール2でパートナーやその他ディスペクターを早期に召喚可能です。


ササゲール持ちディスタス

・覇王 スカール‐1
 墓地からディスペクターを召喚できる常在能力が優秀で、GSで簡素ながら受けにもなり得ます。

・悪夢 ルドバット‐1
  1枚墓地に送ってから墓地回収なので、単純なドローよりも質が高いです。また、ダーク”ナイト”メアなのでナイトシナジーにも組み込めます。

・邪眼 レクセイ‐1
 各相手へのランダムハンデスでリソースを絞ります。

・天雷 アヴァ‐1
 優秀なドロー能力が付いたナイト持ちディスタスです。手段は豊富なので何度も出しなおしてアドを稼ぎましょう。

・腐聖 ブラッドウ‐2
 他のディスタスよりもササゲール値が高く、展開速度を向上させます。ナイトを持たないので入れ替えるならここから。

・勇猛 ギガホン‐1
 山上から次の展開用ディスペクターにつなげていく札です。マナカーブの繋がりがあまり心地よくないのでちょっと抜けそう。

・魂晶 リゲル‐2
 マナ・墓地からカードを引っ張りながらマッハファイターで展開を制限するメタクリーチャーを取れる便利札で、序盤に出してもササゲール2が上手く引っ付きます。

サーチ

・五郎丸コミュニケーション&ディメンジョン・ゲート
 クリーチャーのサーチで「龍魂珠」を持ってきて初動にカウントできます。もちろんメインギミックのⅡ世やマイヤーにもアクセスでき、盾から出てもシノビを持ってきて受けになります。

・天雷の導士アヴァラルド公/魔弾アルカディア・エッグ
 山上から呪文を回収するカードに受けと展開が付いている過労死枠です。

・魔光王機デ・バウラ伯/魔弾グローリー・ゲート
 墓地からの呪文回収でⅡ世のギミックを繰り返し発動し続けることができます。下面は墓地に落とすために使うことが多くなりがち。


ディスタス・ディスペクター

ディスタス

・Disザルフェル
 除去、リソース回収、ブロッカーの便利屋さん。相手ターンに踏み倒しから出ると二打点止まって強力です。

・霊宝 ヒャクメ‐4
 言わずと知れたパワー系ディスタス。マナも伸びるので取られてもアド損しにくいのが非常に良いです。

ディスペクター

・歪悪接続 ヨー・バルディ
 ディスタスをマナから踏み倒します。上の項の重量ディスタスを投げてアドを取ります。マナに送られたパートナーをあえて戻さずに復活させることもあります。

・終刃混成 ミケラトレス
 受けのトリガーで止まる打点を増やしたり、手打ちが重いトリガー呪文を安くしてくれます。

・凶忍連結 ヒドラサマル
 自軍全体にブロッカーを付与する常在型能力により、ディスペクターを死にやすくしてパートナーの能力発動数を稼ぎます。クリーチャー2体の墓地回収もササゲールしたディスタスを再利用できて使い心地良好です。

・滅将連結 パギャラダイダ
 墓地から直接小型を展開できる方のヒドラサマル。序盤ではこちらの方が展開がスムーズで、それ以降もコマンド種族で封印を剥がせるので差別化は出来ています。

・鎧道接続 キング・マルバディアス
 ディスタスを射出する登場時能力と、非多色カードのコストを2多くする常在能力で序盤から終盤まで相手のプランをガタつかせてくれます。キングの名に恥じない、7ディスペクターの王様です。

・邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフⅠ世
 合成元に存在しない能力を生やされた謎の生命体です。マナ回収が「~枚まで」の形式なので序盤から終盤までしっかり管理してくれます。手札を捨てさせる効果はインクの染みと見せかけて意外とバカになりません。また、不思議なことにこれを置いてるプレイヤーより殴ったプレイヤーにヘイトが向きやすいのがちょっと面白いです。

・邪天魔縛 ヘロマノフ=VENⅡ世
 登場するだけで各相手から2枚の手札を奪い、生き残れば毎ターン攻撃してこれを繰り返せます。こちらの盤面に干渉する手段を奪っていきましょう。

・砕慄接続 グレイトフル・ベン
 登場初期はかなりのお値段でしたが最近は結構リーズナブルに買えるので是非。ササゲールで破壊したディスタスをマナに放り込んでコストを踏み倒して出し直すシンプルな動きがやはり強力です。マナゾーンから召喚する能力は相手のターンにも使えるので「ニンジャ・ストライク」をマナから発動できることは覚えておきましょう。

・戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー
 3倍「リゲル‐2」が行えるリソース管理の達人です。使ったことがある方は分かると思いますが、軽率に自壊して使い回したいのにExライフがあることが少々厄介でした。しかし、このデッキにおいては「マイヤー」のウルトラ・セイバー付与で他のナイトを守らせることで、置換効果が連鎖しないルールに基づき、Exライフを通常の盾として残しながら自壊することができます。

・極世接続 G.O.D.Z.A
 相手の攻撃をブロッカーで凌ぐ展開が多く、全タップしてプレイヤーに総攻撃される負け筋がそこそこ生じるので、そこをふんわりケアしてくれる1枚です。

・恐帝接続 ネロ・グウルピオ
 誰もテキストを知らない(筆者調べ)ディスペクターです。マナから自身を召喚でき、全体‐5000と相手の攻撃・ブロック時にタップを強制する効果でたった一人で総打点を半減以下に押しとどめる受けの鬼です。

・煉獄大帝 キング・ロマノフ
 登場以前のこのデッキの弱点であった「デッキスロットの圧迫が厳しく、全除去をほとんど取れない」「相手の殴りでシステムが起動するせいで殴ってもらえない」「盤面を完成させてから殴り切るまでのスピードが遅い」点をほとんど一気に解決したこのデッキのオリカ枠。暴力が板です。

・零獄接続王 ロマノグリラ0世
 テキストのすべてがデュエパーティーで強力に作用する宇宙最強生命体です。タップしている間、自分への殴りを禁止する常在効果により、「マイヤー」が絡むと相手の勝ち筋を破壊してしまう恐れがあるので取り扱いに注意しましょう。

受け

トリガー

・スローリー・チェーン
 キーパーツの盾落ちをケアしながらも、パートナーとの強烈なシナジーを形成する強受け札です。攻撃に回らないターンに手打ちすると自分で盾に埋まってくれるのが非常に優秀です。

・インフェルノ・サイン
 6コストディスタスや比較的軽量のディスペクターを釣り上げることで軽率にリソースを稼ぎながら多くの面を止めることができます。

・ディスタス・ゲート
 ありとあらゆるゾーンからディスタスを引っ張って来れます。パートナーの能力で追加のササゲールを付与することでドローが付いた「ソイルピンプ・キャベッジ」になることもあって強いです。

・神聖で新生な霊樹
 盾追加は表向きなので気を付けましょう。割と間違えられていることが多いです。デュエパーティーは最終的にマナが過剰に伸びるゲームなのでもつれればもつれるほどマナ回収の価値が上がります。

・地獄門デス・ゲート
 破壊と蘇生を同時に行うパワー系受け札です。デュエパーティーでは相手が高コストのクリーチャーを出すことが多いので、大抵はディスペクターを踏み倒せます。

・大地門ライフ・ゲート
 マナ送りとマナからの展開を同時に行うパワー系受け札です。マナは墓地と違って勝手に増えていくリソースであることに加え、アンタップ限定の縛りもないので更に使い勝手は良くなっています。

・ヘブンズ・ゲート
 ナイトシナジーを一手で完成させる凄い呪文です。この色のディスペクターにはブロッカー持ちが多いので、そちらにも使っていけます。

・アポカリプス・デイ
 デュエパーティーと言えばこの1枚。全員の場で6枚達成すれば発動のガバガバ条件で全てを滅ぼします。ナイトシナジーが完成してからは自壊手段としても使います。

・魔弾 マッド・ゲンド・チェスター
 このデッキのために存在しているかのようなカードです。ディスペクターであり、ナイトである「襲来!鬼札王国!」は流石のsuper power。

・禁呪と聖句の決断
 パートナーの能力で相手ターンにクリーチャーが湧きやすいデッキなのでほぼ常時トリガーを得ていると言っても過言です。「ヘブンズ・ゲート」の2枚目としての採用ですが、光かつ多色の除去なので「アルカディアス」系列と「聖魔連結王ドルファディロム」の両方を見ることができます。

・極楽轟破5.S.トラップ
 「大地門ライフ・ゲート」の2枚目ですが、こちらはマナからの踏み倒しが除去対象のコスト”以下”で自然限定なので一長一短……(二短ぐらいかも)です。

・アカシック・C/叩き潰すのよ、クラッシュ!
 別の構築済みから現れた刺客です。デュエパーティーをガッツリやる人は組みたいデッキの数だけ買いましょう。トリガーで、ultimate f××king card「マンハッタンの心絵」を全員の場から放逐出来るのは流石にやりすぎです。このデッキでは上面はインクの染みですが、これがあるおかげで「ディメンジョン・ゲート」に対応してくれます。

・龍幻のトラップ・スパーク
 光でかつ多色の除去なので以下略。ドラゴンを必要とする条件は、真邪眼騎士団の面々が「ドラゴン・ゾンビ」を持っていることで格段に達成しやすくなりました。

・支配のオラクルジュエル
 光で以下略。こちらは特段条件もなく除去とタップを両立できるので気軽です。ただ、手打ちが重すぎるので「デーモン・スパーク」との入れ替えを検討中です。

シノビ

・裏斬隠 カタビラ
 バトル必勝+ブロッカーで相手の策を崩す能力に長けています。基本的には自身にかけて使いますが、自分のクリーチャーなら何でも選べるのでクリーチャーを攻撃された時には使用を検討しましょう。

・バイナラドンデン
 デュエパーティー採用率はおそらく全カードで一位だと思われるカードです。その強さは相手に「卍月 ガ・リュザーク卍」を出された時に実感しましょう。

その他

ナイトパッケージ

・天雷獣ピュアホワイト
 自軍クリーチャーに「ナイト」を付与することでシナジーを強化してくれるカードです。ナイトの枚数は十分あるので、お家になければ入れなくてもしっかり回せます。

・魔光死聖グレゴリアス
 種族が欲張りなことで有名な一枚です。「魔光王機 デ・バウラ伯」が1ターンに1回しか出せない縛りがルールによって課せられているので入っています。

・天雷霊騎サルヴァティ
 ブロッカーとトリガーをトレードした「魔光王機 デ・バウラ伯」です。登場時以外は仕事をしないのでウルトラ・セイバーで優先的に自壊させましょう。

・魔光大帝ガイウス
 ナイトの破壊に反応して山札から呪文をサーチします。主に「煉獄魔弾 グレイテスト・ゲート」と「叩き潰すのよ、クラッシュ!」がサーチ先で、それ以外は相手に「ロスト・ソウル」された時のために山札に残しておくとケアしやすいです。

・煉獄魔弾グレイテスト・ゲート
 8コストで2倍「インフェルノ・ゲート」が撃てる世界が到来しました。撃てば撃つほど盤面が強固になっていくので最優先で使い回しましょう。

・真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー
 ナイトをnext stageに連れて行ってしまったカードの片割れです。ウルトラ・セイバーはこのゲームで最も硬い耐性の1つであり、後述するⅡ世との相性も抜群です。ウルトラ・セイバー付与が強すぎて呪文を唱えた時の蘇生を忘れがちなので注意しましょう。

・魔光大帝ネロ・グリフィスⅡ世
 元祖からコストが1増えた代わりに、登場時の呪文回収に加え、効果で唱えられる呪文からコスト・文明の制限が消えた現代ナイトの象徴です。

汎用

・煌龍 サッヴァーク
 登場時のカード指定除去があまりにも万能です。不意の除去に対しても万能除去耐性の付与が良い仕事をしてくれます。

・CRYMAX ジャオウガ
 言わずと知れた最強生命体。シールドを墓地に叩き込む効果でパートナーの能力を大量に誘発させることが可能です。また、このデッキ唯一の即時打点でもあるので、動きで先んじられた時はこいつでひっくり返しましょう。


おわりに

 デュエパーティーは相手のターンが3ターンある都合、相手のターンで動けるギミックがあるデッキを作ると、更に楽しむことができると考えています。このデッキがその楽しむを知る一助となれば幸いです。



 





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