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Audibleのすゝめ?
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読書への苦手意識
読書が嫌いというわけではないが、得意でもない。
私は昔からそんな感じでした。
読書を強制され、仕方なく従っていたら「読書が好きなんだね」と強制した本人から言われたので一次は嫌悪感さえあったが、今時完璧に読書という行為を無くすことは出来ないので何だかんだで受け入れた。
契約1回目(Bad)
いくらか成長した後、この「Audible」というサービスを見つけて試しに登録してみました。
月額1,500円
正直安くない。でも無料期間があるし、Amazonなので解約はすぐに出来るし、試しに使ってみました。
結論から言いますと
「本の内容ではなく、ナレーターで好みが分かれるサービス」であるということです。
試しに使い始めて、何を聞こうか迷っていた時、有名どころでハリーポッターを聞いてみました。
途中で聞くのを止めてしまいました。
どうにも世界観に没入できない。
レビューを見てみると大体2つの意見に分かれていました。
「〇〇さん(ナレーターの名前)素晴らしい!」
「このナレーター酷い。話が入ってこない。」
私は後者でした。
これはその人の好みなのでどうしようもありません。
同時に、既に映像化されている作品なので、その印象が強いのです。
1人で全ての登場人物のセリフをあれこれと声を変えて読むのですから違和感を感じるのも無理はありません。
仕方のないことです。
この時点で無料期間が終わりそうだったので一度解約。
契約2度目(Good)
数か月経ち、新規登録者獲得に躍起になっているであろうAudibleから何度目かもわからないプロモーションメールが届きました。内容は魅力的でした。
2か月99円!
本を読み上げるサービスや商品に魅力や希望を感じていた私は再び登録。
2023/12/15現在、それの一ヶ月目です。
最初は時間が無かったのであまり聞けなかった。今回は色々聞いて、Audibleがどういう特徴を持っているのかちゃんと理解しよう。
そう思い、西尾維新先生の戯言シリーズ「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を聞いてみることに。
素晴らしい。聞いていて全く不快にならず、いつの間にか最後まで聞いてしまいました。
読み手によってこうも変わるのかと驚きました。
改善の余地あり
「ナレーターはアニメに出た声優ではないが、それはまだ良い。問題は読み間違い。ディレクションが杜撰だ。」
こういった意見がありました。
私がこの作品を自分で読んでいて、元から好きになっていたとしたらどうだろうか。ファンとして許せない要素ではないか。
具体的には、この戯言シリーズには「七愚人」と呼ばれる人々が存在する。原作のふりがなは「ななぐじん」だが、オーディオブックでは「しちぐじん」と読んでいる。
細かいと思うだろう。
しかしその細かいところまで気を配るのが作品へのリスペクトのはずだ。
昨今、原作へのリスペクトに欠けるメディア化を問題視する声が増えています。
当然ですよね。誰かの作り上げた素晴らしい作品を使い、原作には金を払わず勝手に金儲けなんて許せません。
最近ではこのような出来事が原因で悲しい事件も起き、様々な作品の原作者が遺憾の意を表明する投稿をXにあげられていました。
アニメ、漫画、ゲームなど、外国人も多く注目を寄せ、日本経済にも大きく貢献しているエンターテイメントをこうも雑な扱いでいいのでしょうか。
他にも気になる点
アプリやサイトが非常に使いづらい。
気になる作品をライブラリーに追加し、その作品の他の本も気になるのに、それを表示させるには1動作無駄に行う必要がある。
スマホ(iOS)ではその動作をしようにも、まずは作品のハンバーガーメニューを押してストアを表示させ、そこから関連作品を表示させる必要がある。
そもそもライブラリー追加もスマホでは行いづらい。PCでやっと比較的ストレス無く出来る程度。
その辺りの操作性が理由でAudibleには落胆している。
本の朗読商品は希望
ある特定の技術に優れていたとしても、その技術を他者に教えることが上手であるとは限らない。
親であれば育児が上手であるとは限らない。
長年勤めたからといって後任育成が上手とは限らない。
教員免許を持ってるからといって教育者として素晴らしいわけではない。
全て事実です。実体験でもありますし、日々こういったニュースが溢れていますよね。
なのに細分化して考えず、肩書や年数で全てを判断する人の多い世の中です。
それが必ずしも悪いわけではありませんが、良いわけでもありません。
「教えるのが上手であるとは限らない」
これの1つの解決方法として、プロによる教科書の朗読も存在すると、私は提言します。
そもそも私は教科書に不満があります。
数学の教科書は答えが書いてないことがありました。
自主学習が出来ない。学校を休むと答えを教えてもらう必要があった。
さらには時間が経ってからの学び直しは悪くないというけれど、そんなんじゃ、学び直しに使えない。
まずは教師不要な、完結した教科書の作成。
次に朗読。音声の公開をし、何度も聞ける状態にすることで、復習がより充実したものになります。
私個人の辛い経験に基づく解決策です。主観に満ち溢れています。
そしてAudibleの話からも大分逸れてます。申し訳ない。
ただ、オーディオブックがもっと広まれば、そういった考えに至る人も多いのではないか。そう考えています。
まだまだ先は長い
繰り返しになりますが、オーディオブックのレビューを読む限り、やはり誰が朗読するかで評価が分かれていることが多いです。朗読する人が良いと内容の評価文が増え、その場合は逆に「ナレーター良かった」などの一文でナレーターの評価が終わることが多いです。
これはオーディオブックの特徴でしょう。どれだけオーディオブックが浸透しても、これは変わらないと思います。
何が原因か。利用者は何を求めているのか。
その1つに、利用者がオーディオブックに求めているもののハードルが高いことが原因だと思われます。(オーディオブックというメディアの在り方に比べて)
まずハードルが高くなってるのは、単に音だけでなく、映像で多くの情報、刺激が得られる作品が世間で主流だからです。
音のみの作品からは、それに匹敵するものを要求するというわけです。
オーディオブック化前に映像化していたのなら、物語などの小説は特に、それぞれのキャラに専用の声優がセリフ時に朗読に参加するべきです。
この解決法を「これだけ」とは言えません。従来の収録よりよっぽど手間がかかります。値段も上がるでしょう。既に数千円が普通のオーディオブックでこれ以上の値上げは誰も買わなさそうですね。それはもはや作品目的ではなく声優目的で購入する人が多くなるほどかと。
ですがやはり先入観は拭えません。同時にその声優が素晴らしく役に嵌っていたら、ファンはそれ以外ありえなくなるのです。
それ故に、小説系よりも学習系でオーディオブックに私は期待します。
そんなオーディオブックを色々体験できるAudible。
試しに使ってみてはいかがでしょうか。
おわり
久々に文章を書くと本当に酷いですね。読み返すと改善点が多いですが、時間があまり無いので投稿しちゃいます。
オーディオブック。それに寄せられる様々な意見とその背景。調べるほどに人の求めるものは何たるかについてより考えるようになります。
Audibleを契約しっぱなしにすることは私はしません。それほどの魅力を感じないからです。正確には、他にもっと魅力的なサービスが沢山あるから。
しかしながら、目が悪くなったから、疲れてしまうからもう本は読めないと泣く泣く諦めてしまったご老人を私は何人も知っています。
そんな方々でも最後まで楽しめる何かを提供してあげたい。そんな時にこのAudibleは1つの選択肢に上がるのではないでしょうか。
何度も2ヶ月99円で契約できますよ!とプロモーションメールを送ってくるのでやはりそこまで人気が無いのでしょうか・・・。
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