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” You’re So Vain (うつろな愛) / Carly Simon”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

カーリー・サイモンはUS出身のシンガー・ソングライター。1971年にソロシンガーとしてアルバム『Carly Simon』でデビューしてグラミー賞の最優秀新人賞を受賞しました。ジョニー・ミッチェルやキャロル・キングなどど並んで、ウェスト・コースト系女性シンガーとして人気でした。

1972年にアルバム『No Secret』をリリース。収録曲「うつろな愛」をシングルカットして大ヒットとなりました。アルバムとともに全米1位を獲得しています。

「あなたはこの曲を自分のことだと思うでしょうね。そう、あなたは自惚れているだけ。あなたは寂しい人ね。」自己中心的な彼氏への惜別の歌です。

めちゃくちゃ印象的なイントロ。このゴロゴロと何かを転がしているような野太い音は、改めてちゃんと聞くとベースですね…こんなのとっても弾けません(大汗)。何気ないところで超絶テクニックを見せつけるのは止めてもらえませんかねw。

そしてクレジットに記載はありませんが、後半のブリッジの部分に後追いで聞こえてくる特徴的なコーラスの男性ボイスはミック・ジャガーです。ミックの参加は、レコーディングの最中にプロデューサー氏のもとに偶然連絡があり、スタジオに遊びに来ないかと誘って実現したとのこと。ミックが覗きに来るほど当時のカーリーは注目されていたということなのでしょう。

この曲はラジオの洋楽ベスト10番組でもよく流れていました。しかもコーラスを聞いて「おっ、ミックだ!」ということだけで記憶に鮮明に残っています。そしてレコードのジャケット写真も。当時の男子には注目の的でした(^^;;)。


カーリーは1973年11月には同じくウエスト・コーストで人気だったSSWのジェームス・テイラーと結婚します。2児をもうけたものの、1983年には離婚してしまいます。その悲しみに暮れる様子に、ウエスト・コースト・フリークの竹内まりやが名曲「元気をだして」(1984)を贈ったのだそうです。オリジナルは薬師丸ひろ子。後に自身でもセルフカバーして、そこでは薬師丸が山下達郎とともにコーラス参加しています。達郎と薬師丸のコーラスの競演!当時かなりのインパクトをもって聴き入りました。

※本題からかなり外れますが、この「元気を出して」はビールのCMソングとして採用されました。CMの設定と曲調があまりにピッタリだとでかなり話題になりました。この曲で癒されたのはカーリーだけではなかったということで。BAN覚悟でリンクを貼っておきます。後半のコーラスに注目です。


カーリーはその後もコンスタントにアルバムをリリースしていますが、ウエスト・コースト系SSWにはあまり執着がないので私は未聴です。すみません^^;;;。 


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

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