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“We’re An American Band / Grand Funk Railroad”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

グランド・ファンク・レイルロード(GFR)はUSのロックバンドで、60年代末にマーク・ファーナー(vo, G)、メル・サッチャー(Bs)、ドン・ブリューワー(ds)の3人で結成されました。バンド名の由来はUSの老舗鉄道会社「グランド・トラック鉄道(Grand Truck Western Railroad)」とのこと。鉄オタだったのでしょうか?w。

ハードロックスタイルで1969年にアルバム『On Time (邦題: グランド・ファンク・レイルロード登場)』でデビュー。Led Zeppelin のUSツアーの前座を務め、その演奏力で大変な話題になりました。シングル・カットされた「ハートブレイカー」は70年代ハードロックの古典的マスターピースとして今でも多くのフリークから支持されています。

当時、日本でもロックに目覚めたお兄さん、お姉さんたちにも絶大な人気を集めていました。1971年、東京・後楽園球場で行われた彼らのライヴは、激しい雷雨に見舞われながらも敢行され伝説になっています。PA設備もチープな時代で、雨天対策もほとんどないままに電気楽器・機材を使うなど自殺行為だと話題でした。

当時、私の周囲にはこうしたロック好きな兄姉がいなかったので、この頃のGFRの曲は後追いで聴きました。ただラジオや音楽雑誌の記事などで、何か凄いよという話はリアルタイムで伝わっていましたね。

1972年に新たにKeyをメンバーに加えてリリースしたアルバム『Phoenix (邦題: 不死鳥)』からは、ハードさに加えてポップな方向性もみせ、1973年には鬼才トッド・ラングレンをプロデューサーに迎えて、アルバム『We’re An American Band (邦題: アメリカン・バンド)』をリリース。同名シングルが全米1位になりました。

イントロのカウベル4つ打ちに乗せたドラムリフは、ドラムを演っていなくても、思わず真似したくなるほどカッコいいです!。TOTOの「ロザーナ」のイントロのポーカロ・シャッフルよりも歴史に残るロックドラムイントロの名演だと思います(個人の感想ですw)。

この曲は、メンバーで次回作の構想を練っている時に、今していることを歌にしたらどうだとの当時のマネージャーの発案で生まれたとのこと。「お前らの町へいくぜ、パーティを盛り上げてやるから。俺たちはアメリカン・バンドなんだから!」と、まるでバンドのPRソングですね。

冒頭の歌詞にある「Sweet Connie」のコニーとはアメリカ伝説のグルーピーのことなのだそうです。「彼女はちゃんとお仕事してたよ、まぁ当然だけど」と。実際にGFRのメンバーと追っかけ女子との関係については知りません…。

GFRは次作のアルバムでもシングルヒットを連発します。そんな記事はまた追って。


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

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